オーストラリアの子育て事情!子育ての特徴や充実した支援
近代的な街並みと、ダイナミックな自然が共存する国、オーストラリア。気候も穏やかで観光都市としても人気があります。旅行だけでなく、いま注目されているのがオーストラリアへの親子留学や海外移住。オーストラリアでの育児の魅力について、日本との教育の違いも交えてご紹介します。
オーストラリアの子育ての特徴は?
子どもの個性や強みを大切に育てる
オーストラリアでは子どもそれぞれの個性をとても大事にしています。みんなと違うことはわるいことではなく個性、人と違って当たり前で、むしろそれが強みになることを小さなころから感じることで、自分を肯定し、他人を尊重することができるようになります。
親側、学校にもそうした考えが基本的にあるため、子どもの成長度合いによって就学を一年遅らせるなど柔軟な対応が可能です。学校生活にはまだ早いかも、と思っても就学を遅らせる判断は日本ではなかなかできませんよね。
男女の差を感じさせない
お人形遊びと戦闘ごっこ、ピンクかブルーか。どんな子どもも好きな遊びや色を選ぶ権利があり、どれを選んだとしても性差で判断しないのがジェンダーフリー教育です。
男性であること、女性であることも立派な個性に変わりありませんが、女の子が生まれたらピンク一色で洋服をそろえる!などということは時代遅れになりつつあるようです。
様々な文化や価値観に触れながら育てる
そのため、学校生活や集団の中の多様性を認めることがオーストラリアではとても重要になってきます。価値観や習慣の違いを認めて、お互いを理解しようと努めることができなければ、オーストラリアではスムーズな人間関係がつくれません。
子どものころからそうした環境に身をおくことで、自然と多文化、異文化への理解が深まりますし、親子留学や移住をすれば「世界の中の日本人」という目線からも自分自身を知るきっかけになるでしょう。
オーストラリアでの保育!費用や手当は?
どんな種類の保育サービスがあるの?
デイケアは0歳から入所でき、フルタイムで働く夫婦の子どもが対象になります。3歳からはプレ・スクールに入所し、就学前1年間はキンダーガーテンに通うなど州による違いもあります。
学童保育のほかにも、長期休暇の間に子どもをフルタイムで預かってくれる休暇中保育があるなんて便利ですね。
保育費用の補助は誰でも受けられるの?
しかし、残念ながらオーストラリアの場合は政府からの補助を受けるには永住権を持っていることが条件になります。永住権を持っている外国人であれば、実際にかかる費用から57%程度の補助を受けることができますが、永住権の獲得はハードルが高いですよね。
親子留学や期間限定の移住では永住権を獲得するのは難しく、また、取るつもりで移住をしたとしても取得するまでには長い期間がかかることが予想されます。オーストラリアでの子育てを考えるには費用の面もしっかり準備が必要です。
子ども手当は、所得の金額によって変わる
まず、赤ちゃんが生まれると総額約396,000円のベビーボーナスが支給されます。日本では出産育児一時金(1人につき420,000円、一括)がありますが、オーストラリアでは6カ月間分割して支払われます。
家族手当は16歳以下の子どもがいて所得がA$46,355(オーストラリアドル=84円)以下という条件に当てはまれば、子ども一人当たり月額3万円以上支給されます。ほかにも住宅補助や、シングルマザーや共働きではない夫婦のための追加の家族手当もあります。