生命保険の選び方に悩むママへ!知っておきたい知識や相談方法
子どもが生まれると、子どもの健康はもちろんのこと、パパの健康やママ自身の健康にも気をつかうようになりますよね。それでも万が一のことがあったときのために「生命保険」があります。生命保険の加入を検討する前に、必要性や選ぶ際のポイントについて基本から知っておきましょう。
目次
- 生命保険とはどんなもの?基本から知ろう
- 不測の事態に備えた万が一のための保障
- 男女ともに8割以上の人が加入している
- 生命保険には様々な種類がある
- 大黒柱が加入しておきたい「死亡保険」
- 万が一のときに家族にお金を残せる保険
- 子育て中は保障を手厚くしている家庭が多い
- 残したい金額から保障額を決める
- ママも入っておきたい「医療保険」
- 入院や手術など高額な医療費に備えた保険
- 特約で保障内容を充実させられる
- 保障内容と保険料のバランスが大切
- 子どもの学費の積立に「学資保険」
- もしものとき保険料の払い込みが免除される
- 学資保険を選ぶポイントは返戻率
- 給付時期がライフプランにあっているか確認
- 生命保険に入る前に知っておきたい公的保障
- 健康保険から給付される高額療養費制度
- 給料の3分の2が給付される傷病手当金
- 保険組合によっては付加給付があることも
- しっかり理解しておきたい保険の契約内容
- 支払う保険料が途中で上がることがないか
- 保険料の払い込み期間はどうなっているか
- 入院日数や通算支払い限度日数も要チェック
- 生命保険会社選びや保障内容に悩んだら
- 保険比較サイトで最適な保険を探そう
- 保険ショップでアドバイスを受けよう
- ファイナンシャルプランナーに相談しよう
- 加入したら生命保険料控除の申請を忘れずに
- 所得税や住民税が安くなる
- 年末調整や確定申告で申告する
- 生命保険料控除証明書をなくさないように
- まとめ
生命保険とはどんなもの?基本から知ろう
不測の事態に備えた万が一のための保障
一家の大黒柱であるパパが病気で働けなくなったり、不慮の事故で亡くなったりすると、残されたママや子どもの生活費や将来の教育資金などに困窮する可能性があります。
そういった不測の事態におちいったとき、その後の生活費や医療費などを保障してくれるのが「生命保険」です。「万が一に備える」だけでなく、貯蓄としての役割を持つものなど、まさに「生きていくうえで必要なお金」をバックアップする金融商品の一つといえます。
男女ともに8割以上の人が加入している
全年齢を対象とした生命保険加入率は男女ともに8割以上。ほとんどの人が何かしらの生命保険に加入しているということがわかります。
これだけ多くの人が加入する生命保険。その必要性がよくわかる数字だといえますね。「子どもが生まれたけれど、生命保険にはまだ入っていない」というパパママは、ぜひ加入の検討をおすすめします。「万が一」は起きないに越したことはないですが、起きたときにどれだけ対処できるかは重要です。
生命保険には様々な種類がある
1.死亡保険
2.がん・医療保険
3.貯蓄型の保険(学資保険・養老保険など)
4.介護保険
さらに細かく分けられますが、選ぶ際のポイントは
・保険料の払い込み期間
・保障が受けられる期間
・掛け捨てなのか、解約返戻金があるのか
という点です。
近年の生命保険は非常に複雑化しており、「主契約」と「特約」の組み合わせ次第で様々な保障を受けることが可能になっています。選ぶ際は「保障が必要となる目的」を明確に持つことが大切です。
目的とは例えば「死亡したときに必要な葬儀代」なのか、「残された家族が長く受け取れる生活費」かなどです。保険を検討する際はあらかじめポイントを絞った方がよいでしょう。
大黒柱が加入しておきたい「死亡保険」
万が一のときに家族にお金を残せる保険
そうなったとき、子どもや家族のためにお金を残せる保険が「死亡保険」です。死亡保険は被保険者が亡くなったときに保険金を受け取るのが基本ですが、さらに細かく定期タイプと終身タイプに分けられます。
・定期保険タイプ…10年、20年など一定期間のみ死亡保障する保険。保険料が安いのが特長だが、掛け捨てなので貯蓄性はない
・終身保険タイプ…文字どおり死亡するまで保障が続く保険。貯蓄性に優れるが、掛け金は高め
掛け金の支払い方法によっても受け取る金額が変わります。
子育て中は保障を手厚くしている家庭が多い
子どもを大学まで進学させるのに必要な教育資金は1,000万円から2,500万円程度といわれています。進む進路によって金額は大きく変わりますが、一般的には大学進学時に500万円程度は必要になるでしょう。
これはあくまでも「教育費」であって、そのほかにも食費や衣料費などの「生活費」もかかってきます。そう考えると、幼い子どもを持つ家庭では「今」必要なお金だけでなく、「将来の教育資金」も見越した保障内容を検討するべきといえるでしょう。
残したい金額から保障額を決める
生活費は家計簿などをもとに毎月どれくらい必要になるのかを割り出します。教育資金は、子どもが私立に進学するのか公立に進学するのかで大きく変わるので、夫婦で相談してある程度はイメージしておいた方がよいでしょう。
例えば「幼稚園は私立、小中学校は公立、高校大学は私立」など、具体的に決まったらおよその教育資金が計算できます。それらを合算したものが「残したい金額」となります。そこから保険の「保障額」を決めていくとわかりやすいですよ。やみくもに「死亡保障1億円」などと決めず、無駄を省いた保障額にしたいですね。
ママも入っておきたい「医療保険」
入院や手術など高額な医療費に備えた保険
どう選ぶのか悩ましいところですが、まずは「入院費用」「手術費用」がどれほど保障されるのかに注目しましょう。一般的に、一定日数以上入院すると「日額×入院日数」が支払われます。
日額5千円なのか1万円なのかで掛け金も変わるので、貯蓄でどこまで対応できるのかとあわせて検討するとよいですよ。また最近では「通院費」まで保障する商品も多いようです。長期治療が必要になった際でも保障されるのは安心ですね。