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添い乳のメリットとデメリット。赤ちゃんとママへの影響とは

添い乳のメリットとデメリット。赤ちゃんとママへの影響とは

添い乳でママや赤ちゃんが病気になる?

片側だけの授乳でママは乳腺炎になりやすい

低月齢の赤ちゃんであれば、2〜3時間おきの授乳、おむつ替え、沐浴や寝かしつけなど、ママの毎日は昼夜を問わず忙しいものですよね。産後間もない時期であればママ自身の身体も回復途中ですので、ほんの少しの時間でも横になって休める添い乳を試してみたくなることでしょう。

しかし前述のように、添い乳にはデメリットがあるばかりでなく、ママと赤ちゃんそれぞれに病気になってしまうリスクもあるので注意が必要です。

まずは、片方のおっぱいばかりで授乳をしないことが大切です。寝やすい体勢、授乳をしやすい側ばかりでおっぱいをあげてしまいがちですが、もう片方のおっぱいに母乳が詰まって乳腺炎になってしまうリスクが高まります。左右まんべんなくあげるとよいですよ。

母乳が耳に入ると中耳炎になることがある

添い乳をしていると赤ちゃんは横向きやあお向けの体勢で寝ることになりますが、その状態で寝てしまうことで気づかないうちに母乳が耳の中に入ってしまい中耳炎になることが少なくありません。

赤ちゃんはもともと胃のしまりが弱く嘔吐しやすいため、嘔吐したときに吐物と一緒に流れこむこともあるようです。中耳炎になったとしても、赤ちゃんは自分から不快であることを伝えられないため、ママもなかなか気づかない可能性があります。

このようなリスクをさけるためにも、添い乳後に赤ちゃんが口をはなしたらおっぱいを耳から遠ざける、耳のほうに母乳が垂れていないかを確認する、赤ちゃんの頭の位置を少し高くする、などの工夫をするとよいでしょう。

赤ちゃんの歯に悪影響になる可能性がある

月齢の低い赤ちゃんのころは大丈夫ですが、歯がはえてからも添い乳を続けていると少なからず歯に悪影響を与えてしまうので注意が必要です。

母乳が直接虫歯の原因になるわけではありませんが、離乳食の始まった赤ちゃんの歯に食べかすや糖分を残したまま添い乳で寝かしつけをしてしまうことで、虫歯の菌が繁殖してしまい、虫歯になるリスクを高めてしまう恐れがあるのです。

また、添い乳をして横向きのまま寝てしまうことでアゴの位置が左右にずれてしまい、歯並びに影響をおよぼしてしまうことがあります。歯がはえてからの添い乳については、夜間のどうしようもないとき以外は座った状態での授乳に切り替えたほうがよいかもしれませんね。

まとめ

24時間365日体制での育児は、赤ちゃんが生まれたときから待ったなしにはじまります。昼夜関係なく赤ちゃんのお世話に追われて寝不足続きのママにとっては、添い乳はとても魅力的な授乳方法ですよね。

添い乳にはたしかに病気になってしまうなどのデメリットもありますが、きちんとした知識を持っていただくことでそのリスクを最低限に抑えることは可能です。

ママの負担を少しでも減らすためにも、「寒い冬の夜だけ添い乳で授乳する」などママ自身で期間を決めて実践してみてくださいね。
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