9カ月の食べムラをなくそう!赤ちゃんの変化と食べないときの対応
離乳食に慣れた生後9カ月ごろは、赤ちゃんがごはんを食べないこともあるでしょう。「せっかく手作りしたのに、どうして食べてくれないの?」「なにがダメなの?」と悩んでしまいますよね。この記事では、生後9カ月ごろの赤ちゃんの変化や食べムラが起こる理由、離乳食を嫌がるときの対応についてお話しします。
生後9カ月の離乳食【カミカミ期】の変化
離乳食の量が増えて1日3回食になる
さらに、このころは妊娠中にママからもらっていた鉄分が、なくなってくる時期だともいわれています。そのため離乳食には、鉄分がとれる食材を使うようにしましょう。
小松菜やほうれん草は鉄分を多く含んでいます。茹でたものを小分けにして冷凍しておくと、すぐに使えるので便利ですよ。
赤ちゃんの様子をみながら、離乳食の量や回数を増やし、ミルクや授乳の回数を減らしていきましょう。ただし個人差があるので赤ちゃんが食べないときは、無理に離乳食をすすめるのは控えたいですね。
赤ちゃんの成長に重要な手づかみ食べ
赤ちゃんが自分で食べようとしているときは、手づかみで食べられるものを用意するとよいですよ。バナナやチーズは買ってきたまま食べることができるので忙しいときに便利です。
野菜をハンバーグやおやきに混ぜると栄養のある離乳食になります。先ほど紹介した冷凍したほうれん草や小松菜を混ぜると簡単に作ることができますよ。
赤ちゃんは初めてみるものは手で触って確かめようとします。しかしうまく触れないのでこぼしてしまうこともあります。失敗してもあたたかく見守るようにしてくださいね。
食べ物に興味が出て遊び食べが増えてくる
汚れると食事のたびに顔を洗ったり服を着替えたりしなければいけないので、ママはストレスがたまるかもしれませんね。遊びながら食べていると、つい「ダメ!」と強くいってしまいそうになりますが、これは赤ちゃんの成長の過程では大切なことだといわれているので見守ってくださいね。
おもちゃと食べ物の区別がまだできないので、感覚が面白くて食べ物でも遊んでしまうようです。食事中に遊びが始まったら、時間を決めて片づけましょう。
次の食事のときに食べればよいと考えて、ママがストレスをためないようにしましょう。
9カ月の赤ちゃんに食べムラが起こる理由
離乳食が成長に合っていない
食事中に食べムラがあって、いつも同じものばかりしか食べない子は心配ですね。栄養がとれているかどうかも気になるでしょう。
赤ちゃんが同じものしか食べないときは、野菜の茹で具合を変えてみるとよいですよ。また、茶わん蒸しやプリンのように柔らかいものを増やしてみるのもよいでしょう。
ママの母乳やミルクが大好きで、食べ物に興味を示さない子もいますよ。月齢に応じた食べ物を作りたくなりますが、個人差が大きい時期でもあるので、赤ちゃんの様子をみながら離乳食を作るようにしたいですね。
味つけやメニューに飽きてきた
同じ味のスープやお味噌汁ばかり作っている場合は、赤ちゃんが同じような味つけに飽きてしまうかもしれません。味だけでなく、同じような食材ばかりを使っているときも同じで、メニューに飽きることがあります。
また、食材の切り方なども同じ場合は、人参をハートにしたり、ハンバーグをうさぎやくまの形にしたり見た目を変えてみてください。
旬の食材なども取り入れて季節を感じる離乳食にするとよいですよ。春は新じゃがや春キャベツなどを取り入れてみましょう。
母乳やミルクは離乳食の後に
赤ちゃんも大人と同じなので、離乳食の前に授乳したり、ミルクをあげたりするのは控えましょう。お腹が空いている状態で、食べ物を出すと自分で食べ始める子が多いですよ。
赤ちゃんが食べ物をぐちゃぐちゃにして遊ぶのは、お腹が満たされているからかもしれませんね。母乳やミルクは離乳食の後の方がよいですよ。
または、離乳食と離乳食の間に授乳したり、ミルクをあげたりするのもよいタイミングです。次の離乳食までに時間が空いているときがポイントですね。