4歳の我が子が花粉症を発症?症状のチェック項目と対処法とは
大人になってから発症することもある花粉症。実は年々発症の低年齢化が進んでいるそうです。子どもが花粉症になるとどのような症状が出るのでしょうか。花粉症かどうかの見極め方や対処法をチェックして、鼻もすっきり健やかに過ごせる毎日を目指しましょう。
子どもが花粉症かを見極める判断基準とは
目や鼻をこすったり鼻血が出ることがある
子どもにくしゃみや鼻水の症状があっても「また風邪か」と思ってしまいがちですが、それだけでなく目や鼻をこすっていたら要注意です。花粉症は目や鼻にかゆみが出るのが特徴で、鼻の粘膜も弱くなるため鼻血が出やすくなります。
目の周りが赤くなっていたり、頻繁に目や鼻をこすったりするようなしぐさがある場合は花粉症である可能性が高くなります。4歳ごろであれば、自分でかゆみを訴えることもできますので、かゆみや鼻血などがあり、いつもの風邪と違うと感じたら花粉症を疑いましょう。
外に出ると花粉症のような症状が悪化する
花粉症の場合、空気中に飛散している花粉は室内よりも屋外に多くあると考えることができます。そのため、外出した途端に目のかゆみやくしゃみ、鼻水が悪化することが多いのです。
花粉を出す植物の近くに行くことでも症状が重くなるので、季節や場所によっても症状が変わってくるはずです。また、花粉の飛散が少ない雨の日は比較的症状が軽く、晴れの日は悪化するという様子でも花粉症だと見極めるヒントになるかもしれません。
発熱があったら風邪の可能性が高い
子どもが目をこすったり、のぼせたりが原因で顔が赤くなっているのを見ると、熱が出ているのかと勘違いしてしまう可能性がありますので、どちらか判断がつかない場合は熱を測ってみるとよいですね。発熱がある場合は風邪と判断することができるでしょう。
また、風邪の症状の鼻水は数日~1週間程度で治まりますが、それよりも長引く場合は花粉症が疑われます。頭痛や寒気、黄色や緑色の粘り気のある鼻水が出る場合は風邪の可能性が高いので、症状の違いをチェックしてみましょう。
4歳児が花粉症になった際の対処法を知ろう
病院へ行って薬をもらおう
花粉症の薬は薬局でも販売している「アレルギー性鼻炎薬」を購入すれば効くものですが、子どもの場合は病院で処方してもらった方が安心ですよ。花粉症には飲み薬の「抗ヒスタミン薬」、鼻の粘膜に噴霧する「ステロイド点鼻薬」が使われるのが一般的です。
副作用など身体に合う合わないがあるので、医師と相談しながら症状に合わせた薬を使うようにしましょう。
花粉症対策グッズで子どもを守ろう
マスクが苦手な子どもには、鼻の穴の中に塗るタイプのクリームはいかがでしょうか。赤ちゃんや妊婦さんでも使えて、花粉が鼻の粘膜につくのを防いでくれるものがあるようです。
ほかにも、花粉を寄せつけないスプレーや目への侵入を防ぐ眼鏡も有効です。毎日の洗濯に柔軟剤を使うことでも静電気を抑え、衣服に花粉がつくのを防いでくれます。
花粉症対策の基本は、花粉を寄せつけないことです。見えない花粉をブロックして、子どもを守りましょう。
花粉症以外の病気を併発しないよう注意
まず、鼻詰まりや鼻水が原因で気管支炎や急性中耳炎などが起こりやすくなります。息苦しそうにしている、鼻がうまくかめないなどの場合は注意が必要です。
副鼻腔炎も花粉症がきっかけで発症しやすい病気です。子どもは鼻腔、副鼻腔という部分が狭く、ここに細菌やウイルスが侵入して炎症が起こりやすいそうです。
副鼻腔炎も鼻水が出るのですが、花粉症でも同じ症状が続くので気がつきにくいですね。花粉のシーズンが終わっても粘り気のある鼻水が続く場合は一度耳鼻科にいきましょう。
4歳児でもできる花粉症の予防法とは
家に花粉を入れない残さないようにしよう
花粉の季節は洗濯物や布団を外に干さない家庭もあります。外干しした場合はよくはらって掃除機をかけて花粉を除去しましょう。
外出先から帰ったら、玄関に入る前に衣服をはらい花粉を取ります。花粉の侵入口になりやすい玄関に空気清浄機を置くのもよい方法です。最後にうがい手洗い、目や鼻がかゆい場合は顔も洗うのがおすすめです。
花粉の少ない室内なら、花粉の季節もリラックスして過ごせますね。