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5歳児の正しい生活リズムを整える。寝起きが悪いときの起こし方

5歳児の正しい生活リズムを整える。寝起きが悪いときの起こし方

5歳児は、自分で身の回りのことがだいぶんできるようになってきている年齢ですね。でも、生活リズムがどうしても整わなくて困っているママもいるようです。小学校に入れば勉強も始まるし、このままで大丈夫なのだろうかと心配になりますね。ここでは、生活リズムを整え方や朝の起こし方を紹介しますね。

なぜ生活リズムが大事なの?理由は?

生活リズムの乱れは心身に悪影響を与える

生活リズムが整っていないと、健康的な生活ができず心身に悪影響を与えてしまいます。例えば、食事の時間が決まっていないとどうなるでしょう。食事と食事の間隔が毎回違うので、お腹がすいていなくてもご飯を食べなくてはいけないことになります。お腹が空いていないのですから、ご飯を残してしまうことになります。

逆に、お腹が空いてたまらなくなれば、がまんできずにご飯の前にお菓子を食べてしまうかもしれません。するとご飯を全部食べられなくなって、栄養バランスを欠いた食事になってしまうのです。

夜寝る時間が決まっていないのも、子どもの成長に悪影響を与えます。人間は夜寝ている間に、レム睡眠とノンレム睡眠を規則的に繰り返すことで、質のよい睡眠をとることができます。子どもに必要な成長ホルモンはその睡眠のサイクルの中で分泌されます。

毎晩違う時間に寝ると、この睡眠サイクルが決まらず、質のよい睡眠も、ホルモンの分泌もうまくいかなくなってしまいます。このような生活リズムの乱れが、心身に悪影響を与えてしまうのです。

1つでも乱れると悪循環になる

生活リズムは、1日の生活の流れを順番に行うことでできあがります。ですから1つでも流れが乱れると、1日の流れ全体が乱れてきます。

朝起きる時間が遅いと、朝食の時間が遅れ、公園に遊びに行く時間がなくなります。お昼ご飯にお腹がすかず、お昼寝の寝つきも悪いので、、子どもの機嫌が悪くなり駄々をこねだすなど、悪い流れが止まらなくなってしまうのです。

そうならないように、1日の流れを習慣化することが大切になってきます。

しかし、子どもの行動を生活リズムの時間で区切ることは難しいことです。なので、もし乱れてしまっても大丈夫なように、帳尻を合わせる時間帯を作っておけばよいのです。例えば、子どもが朝食に時間がかかってしまったら、その分、公園で遊ぶ時間を減らしたり、お買い物をさっさとすませたりするなどして、昼食の時間に間に合うようすればよいのです。

帳尻を合わせるために使ってもよい時間帯と、食事や睡眠などできるだけ守りたい時間を区別すると、生活リズムを無理なく保つことができますよ。

5歳の生活リズムを整える方法

早く寝て決まった時間に起きる

生活リズムを整えるには、早寝早起きから始めるとよいですよ。1日のスタートを、決まった時間からは始められるようにしましょう。

朝は8時までには起こしましょう。これ以上起きるのが遅いと、午前中の活動時間が少なくなり、公園に行ったり散歩にでる時間が足りなくなってしまいます。早く起きるのはかまいません。朝ご飯をいつもより余裕をもって食べることもできますし、早めに公園に行って、外でたくさん遊ばせることもできます。

子どもの睡眠時間は、 1歳から2歳では11時間から14時間、 3歳から5歳では10時間から13時間、6歳から13歳では9時間から11時間だといわれています。これくらいの睡眠時間を逆算して、寝る時刻を決めるとよいでしょう。

朝昼晩の決まった時間に食事をする

早寝早起きができるようになったら、食事の時間も決めやすいですよ。朝ご飯は登園に間に合うように8時ごろ、昼ご飯は12時ごろにするのがよいのではないでしょうか。

夜ご飯は、寝る時刻から逆算すると決めやすいですよ。夜8時に寝るなら、お風呂は7時ぐらい、夜ご飯は6時半ぐらいがいいかなという感じです。

食事の時間が決まると、午前中や午後にやりたいことの時間も自然と決まってきます。例えば、夜ご飯の準備に30分かかるから夕方6時に家に戻る、それなら公園で遊ぶのは遅くても5時半までにしよう、というふうに計画が立てやすくなりますよ。

食事は、健康な体を作るための基本です。食事の時間を決めることでしっかり食べて健康な体を作ることができるでしょう。

朝と昼は活動して自然とリズムを作る

昼間起きている時間は、できるだけ活発に活動します。お天気のよい日は、ずっと家でテレビを見ているよりも、外に出るのがいいでしょう。

でも、ママは遊んでばかりはいられません。掃除や洗濯などの家事をする必要もあります。そんなときは、子どもに家事を手伝ってもらいましょう。ママのお手伝いをすることは、子どもにとって意外と楽しいものなのです。

掃除機をかけたい場所におもちゃがあったら「ぶつかるよ。どかしてね」と、次々指示してどけてもらうと、子どもはちょっとしたゲーム感覚を味わえます。冷たく濡れている洗濯物を触るのは、ひんやりして気持ちよかったりもします。

こうして昼間は遊びもお手伝いもして活動的に動くと、よりリズムができてきますよ。

子どもの寝起きが悪いときの起こし方

朝一番に大好物の食べ物や飲み物を用意する

前の晩にいくら早めに寝ても、朝起きる時はつらいものですよね。これは大人も子どもも同じです。

朝、子どもがスッキリと起きるためには、「好きなことが待っている」という楽しみが一番効果があるようです。大人でしたら、仕事に行かなくてはいけないという責任感で、嫌でもなんとか起きることができますが、子どもはまだできないのですね。

子どもによって好きなことは違いますから、ママが好きな物を上手に使って朝の楽しみを作ってあげてください。効果があるのは、大好物の食べ物や飲み物を朝ごはんに用意することだそうですよ。夜寝るときに、「朝ご飯は、大好きな果物入りのコーンフレーク用意しておくからね」とそっと言ってあげると、早起きができるかもしれませんよ。

無理に起こさず自主的に起きたら褒める

「起きなさい!」と何度も怒鳴られると、余計に起きたくなくなるものですよね。朝からママが怒っていると思うと、布団から出たくなくなります。なので「朝ですよ。起きなさい」と軽くゆすって気づかせる程度にして、後は、自分で起きてくるように促しましょう。カーテンを開けて朝日を浴びることができるようにすると、睡眠時間が十分足りている場合は、徐々に目が覚めてくるはずです。

自分で起きた時には、思いっきり褒めてあげましょう。褒められることによって子どもは喜びを感じ、次もがんばる気持ちになります。朝一番にママに褒められると、気分もいいはずですよ。

こうして毎朝起きる努力をしていると、体が徐々に慣れてきて、起きるのにそれ程抵抗を感じなくなりますよ。
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