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赤ちゃん返りをする年齢や理由は?上の子への上手な対応や声の掛け方

赤ちゃん返りをする年齢や理由は?上の子への上手な対応や声の掛け方

子どもが突然赤ちゃん返りをすると、ママは驚き戸惑ってしまいますね。赤ちゃん返りをする子どもの年齢やその理由は個人によって違いがありますが、どのように対応するのがよいのでしょうか?今回は、赤ちゃん返りへの上手な対応や声の掛け方についてご紹介します。

「赤ちゃん返り」について知っておこう

行動が赤ちゃんに戻ってしまう赤ちゃん返り

「赤ちゃん返り」とは、赤ちゃんに戻ってしまったような行動をする子どもの様子のことです。具体的には、赤ちゃん言葉を使って話をしたり、ハイハイで移動するようになったり、着替えや食事など今まで自分でできていたことを大人に手伝ってもらいたがったりするといった行動をします。

ほかにも、ママに甘えて離れないことや、突然暴力的やわがままになることも赤ちゃん返りの一種だとされています。これらは幼稚園や保育園に通いだしたり、弟や妹の誕生など自立性を求められたりすることによるストレスやプレッシャーが原因で起こります。

こうして不安な気持ちになった子どもが、ママや周囲の関心を自分に向けようと赤ちゃんのような振る舞いをするのです。

赤ちゃん返りは幅広い年齢で見られる

赤ちゃん返りは、自我の発達によって自己主張が強くなる2歳ごろから小学生くらいまでと、幅広い年齢で見られるでしょう。

特に2〜4歳のころは保育園や幼稚園に通い始めたり、家庭によっては弟や妹が生まれたりするなど、子どもを取り巻く環境の変化が大きい時期なので、精神的に不安定になりやすいです。

また、環境の変化があったり精神的なストレスがかかったりする場合には、幼児期だけでなく小学生で赤ちゃん返りをすることも珍しくありません。

行動内容や激しさの程度、いつまで続くのかという点には個人差がありますが、子どもの成長とともに精神的な落ち着きが出てきたり、新しい環境に慣れてきたりすることなどによって落ち着いていくといわれています。

子どもが自分の存在価値を確認する行為

自分の下にきょうだいが生まれたことで、独占していたママの愛情が弟や妹に奪われてしまったような不安や、保育園や幼稚園への入園による緊張感などからの反動で、子どもはママにべったりと甘えるようになります。

つまり赤ちゃん返りは、ママの愛情を感じたいという子どもからのサインなのです。精一杯アピールをしながらママから関心を持ってもらうことで「自分はママから大切に思ってもらえる存在なのだ」と、自分自身の存在価値を確認しているのですね。

この自分自身という存在に対する自信は「自己肯定感」と呼ばれます。自己肯定感が育まれると、勉強に興味を持ったり、できないことにも挑戦しようという意欲が湧いたりするとされています。

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赤ちゃん返りで見られる子どもの変化

甘えるような行動やわがままが増える

子どもが赤ちゃん返りをすると、ママに甘えるような行動やわがままを言うことが増えます。例えば、やたらと抱っこをせがむようになったり、ベタベタとくっついてきて離れようとしなかったりするなど、スキンシップを強く求めるようになります。

ほかにも、欲求を主張することが増え「あれが欲しい」「これがやりたい」とわがままを言ったり、大人が会話しているところに割って入って、自分の話を「聞いて!」と主張したりするなどの言動も見られるようになります。

また、すぐに泣きだしたり、特別な理由もないのに機嫌を損ねたりして、まるでイヤイヤ期に戻ってしまったかのように感情の起伏が激しくなり、わがままやこだわりを見せることもあるでしょう。

赤ちゃんの真似をし、できることをしない

洋服を着替えたりトイレに行ったり、ご飯を食べたりするなどの自分ひとりでできるようになったことでも、ママに「これ、一緒にやって」「手伝って」と言って頼ってくることも赤ちゃん返りの特徴です。

また、自力で歩けるのにベビーカーに乗ろうとしたり、卒乳したはずなのにおっぱいを欲しがったりするなど、赤ちゃんの真似をすることもあります。弟や妹がいる場合、下の子がママに授乳してもらっていると自分も一緒になっておっぱいやミルクを欲しがったり、離乳食を食べたがったりするケースもあるようです。

自分も赤ちゃんと同じように面倒を見てもらいたがって、おむつを穿きたがる、ハイハイで移動する、赤ちゃん言葉を話すなども赤ちゃん返りによって見られる言動です。

夜泣きの再開など眠りへの影響

赤ちゃん返りによって、夜泣きが再開したり寝つきが悪くなったりするなど、眠りに影響が出る場合もあります。夜泣きの場合、シクシクと泣きだしたり突然大きな声で泣きだしたりと、泣き方は子どもによって違いがあるようです。

また、トイレトレーニングが完了しおむつが外れていたのに、再びおねしょをするようになるというケースも珍しいことではありません。

夜泣きやおねしょなどは、昼間、子どもが我慢している不安な気持ちやストレスなどによって現れるといわれています。弟や妹がいる場合、上の子に夜泣きなどの症状が現れると、下の子の授乳や寝かしつけで睡眠時間が短くなっているママには、大きな負担となり大変かもしれませんね。

赤ちゃん返りへの上手な対応とは

上の子を優先する時間をつくる

下の子が生まれると、ママはどうしても授乳やおむつ替えなどで下の子のお世話にかかりっきりになりやすくなります。そして、ママの愛情を独占したい上の子が赤ちゃん返りしてしまうのです。

このように、下の子の誕生が上の子の赤ちゃん返りにつながるケースは珍しくありません。ここで大切なことは、上の子を優先する時間をつくることです。

下の子のお世話もしながらなのでママは大変ですが、不安定な状態の上の子のケアはしっかりしてあげたいですね。そこで、手が空いたら上の子を抱きしめたり「大好きだよ」と声を掛けたりして愛情を伝えましょう。

ときには下の子をパパに任せて、上の子と二人だけの特別な時間を持つようにするのもおすすめです。
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