モグモグ期の離乳食を嫌がる理由とは?嫌がるときの対処法と注意点
離乳食中期にあたるモグモグ期に入ったとたんに、赤ちゃんが離乳食を嫌がるようになると「スムーズに食べ進めていたのにどうして?」とママも不安になりますよね。モグモグ期も親子で楽しめるように、今回は、赤ちゃんが離乳食を嫌がる場合に考えられる理由やその対処法、与え方の注意点をご紹介していきます。
モグモグ期になって離乳食を嫌がる理由
モグモグ期に移行する準備ができていない
離乳食初期のとろとろした形状では丸飲みしてしまうので、食材をお豆腐くらいの硬さにしてモグモグの練習をしていきましょう。
ですが、モグモグ期の離乳食を赤ちゃんが上手に飲み込めずに口から出してしまうようであれば、まだモグモグ期に移行する準備が整っていないのかもしれません。
赤ちゃんが食べられる食材の種類が少なく、1回に食べる量が主食とおかずを合わせて子ども茶わん半分以上に満たない場合も、モグモグ期には早いのでもう少し様子を見ましょう。
スプーンや離乳食の味に飽きている
また、離乳食の味に飽きてしまうと食べなくなってしまうこともあるようです。たとえば、かぼちゃだとたくさん食べてくれると思って、離乳食のメニューによくかぼちゃを使うようにしていたら食べなくなってしまった、ということはよくあります。
大人でも同じものを食べ続けたら飽きてしまいますよね。離乳食中期になると食べられる食材も少しずつ増えてくるので、いろいろな食材を使って赤ちゃんが飽きないように工夫をしましょう。
ママのイライラが伝わり食事が楽しくない
そんなイライラや焦る気持ちが、ママの表情や雰囲気から赤ちゃんに伝わってしまうことがあります。すると「食事のときはママがいつも怖い顔になる」と感じて、赤ちゃんにとって食事がこわいものになってしまい、食べなくなっている可能性があるのです。
離乳食を楽しく食べられるように、食事のときの雰囲気も大切にしたいですね。「食事は楽しいものだ」ということが赤ちゃんに伝わると、積極的に食べてくれるようになるかもしれませんよ。
モグモグ期の離乳食を嫌がるときの対処法
硬さや食感を工夫してみる
食感が変わってしまうことに慣れず、離乳食を食べなくなってしまうのですね。そこで、食材の硬さや食感を工夫してみましょう。たとえば、いつもの食材でも片栗粉などを使って少しとろみをつけてあげると食べやすくなります。
食材の大きさを、少しだけ細かくしてあげてみてもよいかもしれません。同じ食材でも硬さや食感が変わるだけで赤ちゃんにとっては食べやすくなることがあるため、赤ちゃんの好みに合うよういろいろ試してみてくださいね。
食器やスプーンを変えてみよう
特にスプーンは、赤ちゃんの口の中に直接入るものなので、その感触が嫌で赤ちゃんが口を開けないということもありえます。スプーンの中でも金属製のものは、熱い、冷たいなど離乳食の温度が伝わりやすいため、その温度の変化に慣れず拒否してしまうのですね。
そういった場合には、違う素材のスプーンに変えて試してみましょう。シリコン製や木製のスプーンは、口に入れたときの感触が金属製のものに比べてソフトなので、多くの赤ちゃんに受け入れられやすいはずです。
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ママがお手本を見せてみよう
そこで、離乳食を食べさせるときに、ママも一緒に「モグモグ」と口を動かし食べるマネをして、赤ちゃんにお手本を見せてあげましょう。
さらにママが笑顔で「おいしそうだね!」「はい、アーン」などと話しかけながら離乳食をあげると、赤ちゃんもつられて食べるようになることもあります。
赤ちゃんはママの動きに注目しているので、マネをして食べるようになることも多いのです。ママが離乳食を楽しく食べるお手本を見せることで、赤ちゃんにも自然と食べる意欲がわいてくるでしょう。