子どもの成長に間食は必要なの?目的を知って楽しいおやつタイムを
一日の中でおやつタイムを楽しみにしている子どもは多いのではないでしょうか。ママが用意した分を食べ終わっても、もっと欲しいとおかわりを求めてくることもあるかもしれませんね。この記事では、間食の目的やおすすめのおやつを紹介しますので、間食の量や内容で悩んでいるママは参考にしてみてくださいね。
子どもが欲しがる間食は必要な食事だった!
3食では栄養が足りない?間食は第4の食事
子どもの胃は大人よりも小さく、消化能力も未熟なため、一度にたくさんの量を食べることができません。また、活発に動いたり走り回って遊んだりできるようになると、多くのエネルギーが消費され次の食事までの間にお腹が空いてしまうこともあるでしょう。
そのため、間食の時間を利用して3回の食事だけでは補いきれない栄養素やエネルギーを摂取していきます。間食の習慣は運動量が多くなる1歳~1歳半を目安に始めるとよいでしょう。
子どものリフレッシュタイムとして
一緒に遊んでいるママやパパのほうが疲れてしまうほど子どもの動きはパワフルで、止めない限り遊び続ける子もいます。食間に設けられるおやつタイムは、元気に遊ぶ子どもをいったんクールダウンさせ、次の食事までのエネルギーを補う大切な役割があるのです。
また、遊びに夢中だと忘れがちな水分補給や体を休める時間にもなるでしょう。心も体もリフレッシュしてまた元気に遊んでもらえたら嬉しいですね。
親子や友だち同士のコミュニケーションに
外で遊ぶのが好きな子は、おやつを持参して公園などに遊びに行き、一緒に遊んでいる友だちとおやつタイムを楽しんでみるのもよいですね。友だちと会話をするきっかけにもなり、より仲が深まるかもしれません。
だいたいの言葉が理解でき、食べ物への興味も湧いてくる3歳以降の子どもは、食育も兼ねてママと一緒におやつ作りをしてみてはいかがでしょうか。子どもが食と触れ合うよい機会になりますし、親子でコミュニケーションをとれるのも嬉しいですね。
気をつけたほうがよい間食とは?
ガムやキャンディーなどは虫歯に注意
虫歯の原因といえば甘いものというイメージがありますが、同じ甘いものでも果物や甘栗など、口の中ですぐに溶けて歯にくっつきにくいものは虫歯のリスクが低いようです。
反対に、少量でも口の中に食べかすが残りやすいカステラやクッキーなどは虫歯菌の絶好のエサとなってしまうでしょう。ビスケットが食べたい子どもには砂糖不使用のものを用意するなど、糖質の量や素材に注目して選ぶことが大切です。
スナックや菓子パンは避けたほうがベター
しかし、多くのスナック菓子や菓子パンの中には、「トランス脂肪酸」という悪玉コレステロールの原因となる物質が含まれていたり、糖分が多かったりと健康的とはいえないでしょう。これらを頻繁に摂取していると、将来的に子どもが生活習慣病になるリスクも上がってしまう場合が多いです。
成長期の子どもは、大人と比べてこれらを過剰に摂取することの影響が大きいため、おやつのメニューとしては避けたほうがよさそうですね。どうしても食べたがる場合には、たまの楽しみとして頻度を決めて用意するようにしましょう。
時間を決めない食べ方は肥満と虫歯の原因に
実は、子どもが欲しがるたびにおやつを与える「時間を決めない食べ方」は、肥満や虫歯の原因になるといわれています。これは、量の感覚が分からなくなりトータル量が多くなってしまったり、歯に糖質がつく頻度が増えたりすることが原因です。
また、夕飯前や夜寝る前におやつを食べてしまうと、次の食事の時間にお腹が空いていないという事態も起こりかねません。どうしてもお腹が空いてしまう子どもには、食事の時間を早めるなどしてうまく調整したいですね。
ママも子どもも嬉しい間食とは?
歯ごたえのあるスルメは噛む力が鍛えられる
歯ごたえのあるスルメは噛む力が鍛えられ、脳への刺激になります。たくさん噛むことで唾液の分泌を促してくれるので虫歯予防にもなるでしょう。
子どものおやつ用にスルメを選ぶ際は、添加物や食塩が入っていないものがおすすめです。また、イカはアレルギーを発症しやすい食べ物なので、初めて食べるときは念のため病院の開いている時間に少量食べるようにすると安心ですね。