新生児の哺乳量はどのくらい?母乳不足のサインを見つけて対処しよう
母乳が足りないときのミルクの足し方
授乳の後に少量ずつ飲ませてみる
月齢によってもママの母乳量によってもどれくらい足せばいいのかは変わりますが、新生児の場合はまずは30ml~40mlを目安に作ってみましょう。あまり多く作ってしまうと、哺乳瓶の方が飲みやすいため必要以上に飲んでしまうことがあります。
赤ちゃんがママの乳首を嫌がる原因にもなりますので、母乳と違い飲ませすぎないように注意をしましょう。ママの母乳の量が増えてきたら徐々にミルクの量を減らしていくようにするとスムーズに母乳育児に戻すことができます。
体重を測って授乳量を確認する
赤ちゃん専用のベビースケールがあると便利ですが、なかなか自宅に用意することは難しいですね。機会があれば、子育て支援センターなどの福祉施設やベビールームのある商業施設などで一度測ってみるとよいでしょう。
ママが赤ちゃんを抱っこして体重計に乗り、ママの体重と差し引くと大体の体重増加を知ることが可能です。あまり神経質になることはありませんが、授乳量が足りないことが分かればミルクを足す選択も必要です。
満腹中枢が未発達なので飲ませすぎに注意
ママはショックを受けることもありますが、月齢が低い赤ちゃん特有の現象なので一概に母乳が足りていないとはいい切れません。飲みっぷりがよいと、まだ足りないのかとミルクを追加してしまいたくなりますが、ちょっと待ってください。
あげすぎると吐き戻しをしてしまうことがあり、吐かなくても1回の哺乳量を越えてミルクを飲むと肥満の原因になります。ミルクの場合は、細かく1日の哺乳量が決められていますので飲ませすぎに注意しましょう。
新生児の哺乳が上手くいくポイント
体重が増えないときは寝ていても起こして
新生児の場合は3時間を目安に寝ている場合も起こして授乳をするようにしましょう。寝ている赤ちゃんの口元に乳首を近づけるようにすると、びっくりさせることなく上手に起こすことができますよ。
生後3カ月頃からは夜まとめて寝ることもあるので、体重増加に問題なければ夜中の授乳はしなくても大丈夫です。
リズム作りまで!頻回授乳時期を乗りきろう
ミルクの場合は間隔が決められているため、求められるがままに飲ませるわけにはいきませんが、母乳の場合は赤ちゃんが吸うことでママの母乳の出もよくなるため、お互いにとって大事なことととらえて頻回授乳を乗り切りましょう。
赤ちゃんの母乳を飲む力と母乳の分泌量の安定、双方がうまく揃うのが生後3カ月の頃です。このころに頻回授乳から卒業できる可能性がありますので、それからは徐々に授乳のリズムも整ってくるでしょう。
ストレスは大敵!完全母乳を気にしすぎない
完全母乳は度々育児の理想とされますが、それがすべてではありません。産前に「完全母乳にしたい」という理想があったとしても、自分の身体のコンディションと赤ちゃんの状態によってはそれをあきらめることも立派なママとしての選択です。
完全母乳の呪縛がストレスとなって逆に母乳を出させないなど悪循環に陥っていることもあります。あまり自分を追い詰めず、いろいろな育児の方法、さまざまな授乳スタイルがあってもいいんだと気持ちに余裕を持つことが大事ですね。
まとめ
赤ちゃんを実際に産む前、当たり前のように母乳がたっぷり出ると思っていたママは、もしかしたら滲むようにしか出ない母乳にがっかりしたかもしれません。ですが、たくさんのママは同じ経験をして徐々に母乳が出るようになったはずです。
新生児にとってはママの母乳とミルクが唯一命をつなぐ栄養源です。そのことをしっかり理解して、赤ちゃんとママ、双方にとって最善の選択をしてくださいね。