就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

4歳児が楽しめるボール遊びとは?外でも家でも楽しむコツを紹介

4歳児が楽しめるボール遊びとは?外でも家でも楽しむコツを紹介

心も体も大きく成長する4歳児は、その後の運動能力を左右する大切な時期です。特にボール遊びは、全身の運動機能を向上させてバランス感覚を磨くことができます。そこで、心身ともに成長する4歳児の特徴について解説するとともに、外でも家でも楽しめるボール遊びをご紹介します。

心身ともに成長する4歳児の特徴とは

言葉や生活面で大きな成長が見られる

自分だけの力でできることが増え、大きな成長を見せる4歳児は、社会生活を始める大切な時期でもあります。まだまだ失敗が多くありますが、我が子の成長を温かく見守りましょう。

言葉の面では大きな成長が見られ、活発にしゃべるようになる子が多いようです。時間の概念をある程度理解できるようになり、「きのう」「きょう」「あした」などの言葉を使ってママにお話しすることも増えてくるでしょう。「なぜ?」「どうして?」と質問してくることがさらに多くなる時期でもあります。

生活面では、身の回りのことが自分でできるようになってきます。お着替えを自分でしようとしたり、自分で遊んだおもちゃを片付けるようになったりするのもこの時期です。

運動機能が発達しバランス力もアップ!

4歳前後になると、身長や体重が増えてくるとともに運動機能がめざましく発達してきます。活発に動けるようになることから、事故や怪我のリスクが高くなるので注意しましょう。

運動の基本動作である「跳ぶ、走る、投げる」などの能力の基礎が身についてきて、バランス感覚も養われてきます。高いところから飛び降りる動きや両足でジャンプする動きができるようになるなど、体を自由に動かして遊びを楽しめるようになるのがこの時期の子どもです。

ただし、運動機能の発達には個人差があります。慎重な子どもの中にはすべり台の高さやブランコの揺れを怖がるケースもよく見られるようです。これは性格の問題で、必ずしも運動神経とは関係していないようですよ。

4歳は今後の運動能力を左右する大切な時期

「プレ・ゴールデンエイジ」と呼ばれる4歳から8歳ごろまでは、運動能力が大きく伸びる時期です。特に運動神経については5歳までに80%成長し、12歳になると100%完成するといわれています。

4歳前後になったら、遊びの中に運動神経の発達に大きく影響する遊びを取り入れましょう。平衡性や敏捷性、手足を同時に使う協応性や巧緻性などです。これらの運動神経が発達することで、脳の神経回路が多様化してその後の運動能力の向上に繋がっていくようです。

子どものときに遊びを通して数多くの動きを経験しておかないと、その後の運動能力の向上が難しくなると考えられています。運動が苦手な子どもにしないためにも、体を使って楽しく遊べる環境を作ってくださいね。

全身を使うことができる外でのボール遊び

ボール遊びは空間認識能力を鍛えられる全身運動

ママやパパと外で遊ぶときには、いつも同じような遊びをするよりも様々な動きを取り入れた遊びを意識してみましょう。全身を使った運動をすることで、運動能力をバランスよく鍛えられるとされています。

ボール遊びであれば、親子やお友だち同士で楽しく全身運動ができます。転がす、投げる、蹴る、追いかけるといった動きの中で、運動神経や筋肉が鍛えられていくのです。

たとえば、ボールを投げる動きは腕の力だけではできません。手足や腰、上半身など全身を上手に使ってボールを投げることができるようになります。

また、空間認識能力も鍛えられます。ボールを投げるときに、どの方向にどのくらいの力で投げればよいのかを判断できなければ、上手に投げられないでしょう。

バウンドしたボールをキャッチ

4歳ぐらいになると、少し離れたところからボールを投げたり掴んだりすることができるようになってきます。最初は、バウンドしたボールをキャッチする遊びから始めてみましょう。

ボールをキャッチするときのポイントは、お腹の前に手を構えてボールを下からすくうようにすることです。このとき、投げたボールから目を離さないように声かけしてください。

ボールを上手にキャッチできるようになったら、少しずつ距離を伸ばしたり、ノーバウンドでキャッチしたりする遊びにもチャレンジしてもよいかもしれません。

4歳では上手にボールをキャッチするのは難しいので、楽しみながらボール遊びができるように工夫してください。繰り返し遊ぶことで、上達していきます。

少人数でできるキックベースやドッジボール

遊び方を少し工夫すれば、ママとパパ、子どもの3人だけでもゲームの要素を取り入れて遊ぶことができます。4歳児であれば、キックベースが楽しいですよ。

ボールを転がすことしかできないときには、子どもがピッチャーになればキックベースができます。投げたり蹴ったりすることができるようになったら、ピッチャー、キャッチャー、バッターを経験してもよいでしょう。遊びの中で、役割分担やルールの大切さを学んでいくはずです。

ドッジボールも、子どもの運動能力に応じてルールを作れば楽しく遊べます。コートを小さくしたり、ママやパパは片手でキャッチしたりすることで盛り上がるでしょう。お友だちも加わってボール遊びができるようになるとよいですね。

室内でできるボール遊びや練習方法

ペットボトルでできるボーリング

天候が悪いときには、室内でもボール遊びができます。ペットボトルを使って、親子でボーリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。用意するものは、ペットボトルと水、ボールだけです。

ペットボトルに入れる水の量は、子どもの様子を見て決めましょう。水の量が多すぎると子どもの投げる力では倒れないことがあるので、試しにボールを投げながら水の量を調節してみてくださいね。

ボールは、ゴムボールなどの重くないものがおすすめです。丸めた新聞にガムテープを巻き付けて、ボールを手作りすることもできます。

ルールは、子どもと話し合って決めましょう。ペットボトルに数字を書いて倒した数だけ得点にしてもおもしろいですし、兄弟がいればチーム戦にする方法もあります。
26 件

関連記事

この記事のキーワード


  • テニ-とテーオ