1歳の生活リズムを整える昼寝のコツは?昼寝の取り方と大切な役割
寝たり起きたりを繰り返していた赤ちゃんも、徐々に日中の睡眠時間が減ってきて、1歳にもなると、1日1回のお昼寝だけになる子も多いようです。お昼寝は、1日の生活リズムを整えるためにも非常に重要です。とはいえ、最初はうまく入眠できない子も多いと思いますので、ここではお昼寝のコツについて紹介します。
1歳の生活リズムを整える昼寝の役割とは
昼寝することで自然に生活リズムが整う
寝たり起きたりを繰り返す0歳の頃とは異なり、1歳になると体力もついてくるため、1日1~2回のお昼寝で足りるようになってきます。毎日同じような時間帯にお昼寝をすることで、1日の生活リズムを整えることができます。
朝晩の睡眠のリズムがなかなか整わない場合、その原因はもしかするとお昼寝にあるかもしれません。生活リズムが整わずに悩んでいるママは、毎日なるべく決まった時間帯にお昼寝をさせること、あまりお昼寝を長くさせすぎないことを意識してみるとよいですよ。
昼寝をすると夜の入眠がスムーズに
赤ちゃんは毎日たくさんのことを経験し、色々なことを吸収して刺激を受けています。そのため、身体も心も興奮状態にあるといえます。お昼寝は、その興奮状態を鎮める効果があります。お昼寝をせずに夜を迎えると、脳は興奮状態のままとなってしまい、ぐずってなかなか寝付けないということになりかねません。
とはいえ、あまり長時間寝すぎても夜の入眠に影響するので、だいたい15時頃にはお昼寝を終えるように調整してあげるとよいでしょう。
子どものストレスや疲れを軽減する効果も
太陽の光を浴びて遊んだり運動をしたり、しっかりと顎を使ってよく噛んで食事をするだけで子どもは疲れがたまります。また、毎日たくさんの刺激を受けて脳も成長しているので、身体だけでなく、脳も疲れているのです。
子どもでなくても、疲れていると機嫌は悪くなりがちですよね。お昼寝なしで過ごすと、夕方には機嫌が悪くなり食事も十分にとれなくなってしまうこともあります。1日を通してご機嫌に過ごすためにも、お昼寝によって身体の疲れも脳の疲れもいったんリセットしましょう。
1歳の生活リズムを整える昼寝の取り方
1日のうち昼寝は2時間以内に!
日中を活動的に過ごしていると、お昼寝で3~4時間寝てしまうという子も珍しくはありません。夕方までお昼寝をしてしまって夜になかなか寝付けないという場合は、昼寝の時間を2時間以内を目途に調整してみてください。
夜の寝つきが悪くても、昼にたくさん寝て睡眠時間を確保できていれば問題ないと思われるかもしれませんが、成長ホルモンが分泌されるのは22時~2時の間といわれています。そのため、この時間帯になるべく多く睡眠をとることが大切です。
昼寝は毎日決まった時間に取れるように
1歳児の場合、起床後5~6時間程度で眠くなることが多いようです。その時間にあわせてお昼寝をさせるために、昼食の時間を設定します。それにあわせて、午前中の外遊びなどを行うようにすると、自然と1日の生活リズムも整ってきますよ。お昼寝後も、おやつの時間や午後の遊びの時間、お風呂の時間をだいたい同じにすることで夜の就寝時間も定まってきます。
休日などは家族でのお出かけもあり、平日と同じリズムにするのは難しいかもしれません。あまり厳密に考えすぎることはないですが、だいたいの生活リズムは整えてあげたいですね。
遅くても15時までに昼寝を終えるのが理想
体力のつき具合や、午前中の疲れ具合によってお昼寝時間には差があります。15時を過ぎてもよく寝ていると、その間に家事もできるし、気持ちよく寝ているのを起こすのも可哀そうだし…と起こすかどうか、迷ってしまうことがありますよね。
しかし、あまり遅くまでお昼寝をさせてしまうと、夜になっても元気いっぱいでなかなか寝てくれないということにもつながります。子どもの成長にとっての理想は「早寝早起き」です。15時頃までにはお昼寝を切り上げて、午後もまたたっぷり遊ぶ時間を確保するのが理想といえます。
1歳の子どもが適切な昼寝を取るためのコツ
昼寝のときでも布団を用意しよう
そこで、この時期のお昼寝は、まだまだママがお昼寝の環境を整えてあげることが大切です。ちょっとお昼寝するだけだから、とソファで寝るのではなく、しっかり布団に横になってお昼寝をさせてあげましょう。
必ずしも夜の就寝時と同じ環境でなくても構いません。お昼寝用の布団でも大丈夫です。毎日のお昼寝を同じ布団ですることで、眠そうな様子を見せていなくてもお昼に布団に入ったら寝る時間だ、と習慣づけることができますよ。