つい子どもを怒ってしまうママ。原因や子どもへの影響と対応のコツ
どんなママでも、かわいいわが子を怒りたくはないものです。しかしつい子どもを怒ってしまい、後から反省しているママも多いと思います。そこで今回は、なぜいつも子どもを怒ってしまうのか、それは子どもにどんな悪影響を及ぼしてしまうのか、怒らないための心がけなどについてお話しします。
いつも子どもを怒ってしまうのはなぜだろう
心に余裕がなく「待つ」ことが苦手
ママの心に余裕がないと「待つ」ことが苦手になってしまい、子どもを必要以上に急かしてしまうこともあります。子どもはまだ大人のように器用に物事を進めることができないため、急かされたからといって、早く済ませることも難しいでしょう。
子どもと一緒にお出かけするとき、時間に余裕をみて準備するなどして、子どものしていることを気長に待てるママになりたいものです。
子どもに理想像を押し付けすぎている
もしくは、ママやパパが高学歴なため、子どもにその学校が合うかどうかを無視して「この学校に入れないと」と思っているママもいるかもしれません。そのために、子どもの学力や能力を無視した教育を続けてしまうと、子どものためにはなりません。
当然のことですが、子どもには子どもの人生があり、ママやパパの理想どおりに子どもが歩むとは限りません。できるだけのチャンスを子どもに与えることは大切ですが、子どもがなにかに取り組むときは、子どもの意思を尊重することも必要ですよ。
感情のコントロールが苦手
その場合、幼少期に親にしっかりとした愛情で受け止めてもらった経験がないまま成長し、感情のコントロールがしにくい大人になってしまったということも考えられます。そのせいで、つい自分の心の中に湧いた不満や不安な気持ちをダイレクトに子どもにぶつけてしまうのでしょう。
少しずつ、かわいい子どものためにも、ママの感情をコントロールする練習をしてみましょう。子どもがママの二の舞にならないためにも、不必要に怒りすぎないよう、感情のコントロールを覚えていくことも大切です。
怒られてばかりいると子どもはどうなるの?
自己肯定感が低く、自信が持てなくなる
たとえばママに「どうしてこんな簡単なことができないの!」と怒られると、子どもは委縮してしまい、「私にはできない」と自信をなくしてしまいます。そして自分自身の価値を見出すことが難しくなってしまうのです。
「どうせ私にはできないんだから」「頑張っても怒られるだけ」と思い込んでしまうと、何事にもチャレンジする意欲がなくなり、本当なら1人でできるはずのことでもできなくなってしまうのです。
ママの感情表現を真似て怒りっぽくなる
話し方だけならまだよいのですが、ママが怒りっぽい場合、ママの感情表現を真似て子どもまで怒りっぽくなってしまうことがあります。怒りっぽい性格の子になってしまうと、友達もあまり寄ってこなくなりますし、子どもが孤立してしまいます。園の先生に注意されることもあるかもしれません。
子どものためにも、子どもの前では怒りをなるべく抑え、穏やかな表情で過ごすように心がけたいですね。ママが穏やかでいれば、子どもにイライラが伝わることなく笑顔で過ごすことができますよ。
いつも親の顔色を伺い、自分が出せなくなる
しかしママに怒られてばかりいると、子どもは自分のした行動だけでなく自分の存在自体を否定されたように感じてしまうため、不安になってしまいます。「ママやパパに嫌われたくない」と、親の顔色を伺い、自分らしさをだせなくなる子どもになってしまうかもしれませんよ。
子どもがママの顔色を見て行動するようになったと感じたら危険信号です。一見ママから見るとよい子のように見えてしまいますが、このままだと積極性のない大人になってしまいますよ。
怒ってばかり!気づいたら心がけてみよう
子どもとスキンシップをたくさんとる
まずは子どもとスキンシップをたくさんとるようにしましょう。赤ちゃんのときは当たり前のように抱っこしたり、手をつないでいた子どもも、気がつくとスキンシップが少なくなっていることもあります。
朝、園に送ってバイバイするときに「いってらっしゃい、一日頑張ってね」と抱きしめたり、降園時に「おかえり!」と頭をなでたりするのもよいですね。寝る前に「楽しい夢を見てね」と額にチュッとキスをしてあげるのもおすすめです。
子どもが大きくなると、ちょっと触れるだけで恥ずかしがり触れ合うこともなくなってしまいます。今のうちにスキンシップを楽しみましょう。