親子で一緒に楽しみたい5月の絵本!年齢別におすすめリストを紹介
5月といえば、母の日、運動会、遠足など連想できる行事がたくさんあります。それらをテーマにした絵本もたくさんありますが、年齢別にどの本がよいか、おすすめがあればそれを手に取って読んであげたいなと思っているママへ、素敵な絵本タイムを過ごせる絵本を紹介します。
【0~1歳】温かく優しい気持ちになる絵本
ママと子どもの幸せな時間「ママだいすき」
ママとお鼻で握手するぞうさん、ママが届けるえさを待つひなどり、おっぱいをまるで競うかのように飲むぶたくんたち、ママになめられてくすぐったそうに首をすくめる子ねこ、水の中からあらわれたママに喜んでいるかばの子どもなど、様々な動物の親子の幸せそうな姿が書かれています。この絵本は母が子どもを思う気持ちと、子どもが母を慕う気持ちが感じられ、読んでいるととても温かく、優しい気持ちになります。
また、ましませつこさんの絵が優しくてきれいな色使いで、子どもだけでなくママも惹きつけられるでしょう。0歳から色彩感覚は育つので、何度も見せてあげたいですね。
思わず子どもを抱きしめたくなる「ぎゅっ」
この本のストーリーは、子ザルのジョジョがお散歩していると、ゾウやカメレオン、ヘビなどの色々な動物が「ぎゅっ」とハグしています。それを見ているうちにさみしくなり「ぼくもママとぎゅっしたい」と思うようになっていきます。それを見ていたゾウさんが、ママを一緒に探してくれることになりました。さて、ジョジョはママと「ぎゅっ」できるかな?
赤ちゃんは表情を見たりまねすることで脳を発達させます。ジョジョの表情やほかの動物たちから、どんなことを感じ取るのでしょうか。
ぎゅっ | 徳間書店
森の中をさんぽしていたさるのジョジョくん、友だちの動物がみんな「ぎゅっ」としているのを見ているうちに、すっかりママが恋しくなってしまいます。「ママー!」…読んでる大人も子どもも、心のなかがほっこりしてきて思わず「ぎゅっ」としたくなる絵本。大切な人へのプレゼントにどうぞ。
子どもと重ね合わせて「こりゃ まてまて」
また、「よるくま」「金曜日の砂糖ちゃん」などで知られる、酒井駒子さんの描く絵が美しいだけではなく、ふっくらした頬、細くて柔らかそうな髪の毛、半開きの口元、指の動き、ふと目に入ったものにどんどん向かっていく姿など、よちよち歩く赤ちゃんの姿が今にも動き出しそうに描かれています。
歩き始めたばかりの赤ちゃんは、動くものを追いかけるのが好きですよね。この絵本に出てくる赤ちゃんが、まるで自分のことだと思っているのかもしれません。
こりゃ まてまて|福音館書店
幼い子が散歩に出かけます。チョウをみつけて、「こりゃまてまて」と追いかけますが、「ひらひらひら」と逃げられてしまいます。トカゲやハトやネコにも出会います。「こりゃまてまて」と追いかけますが、やはり逃げられてしまいます。最後は「こりゃまてまて」と自分が追いかけられて、伸びてきたのはお父さんの大きな手。お父さんに肩車をしてもらって、楽しい散歩になりました。
【2~3歳】外でピクニックしたくなる絵本
穴あきしかけが楽しい「おべんとくん」
穴あけのしかけになっていて、あとからおにぎり3きょうだい、たこさんウィンナー、たまごトリオが追いかけてきて、おべんとくんの中に入っていきます。あれ、誰か忘れているような?誰だったかな?というストーリーです。
なんともほほえましいお話ですよね。子どもが食べ物に興味を持ちだしたら、読んであげたい本ではないでしょうか。また、この本を読むと子どもだけでなく、ママもおべんとうを持ってお出かけしたくなるのではないでしょうか。
おべんとくん - 作/真木文絵 絵/石倉ヒロユキ - ひさかたチャイルド
お弁当くんがピクニック。ところが、中身をうっかり詰め忘れ。ウインナや卵焼きが後から追いかけてきて…。絵変わりが楽しい穴あきしかけ絵本。
食べ物や乗り物が大好き「おべんとうバス」
「ハンバーグくーん」「はーい」、「えびフライちゃん」「はーい」、「たまごやきさーん」「はーい」お返事をして赤いバスに次々と乗り込む食べ物たちですが、いったいどこへ行くのでしょうか?ビビットな色使いで描かれた可愛らしい絵とリズミカルな会話は、2~3歳の子どもが喜ぶことは間違いなしでしょう。
「このバス、どこへ行くのかな?」「誰と行くのかな?」「次のピクニックはおべんとうをもって行こうかな?」なんていう話を子どもとしながら、絵本を読んでいくのもよさそうですね。
子どもの大好きなおべんとうとバスを合わせた人気の絵本です。