昼寝でもねんねトレーニングは必要?昼寝の基本と寝ないときの対処法
最近では夜寝るときだけではなく、昼寝においてもねんねトレーニングを行っているママが増えてきているようです。そこで、子どもにとっての昼寝の大切さや、ねんねトレーニングの必要性の有無について解説します。あわせて、子どもが昼寝をしないときの対処法についてもご紹介します。
みんな昼寝でもねんトレしているの?
子どもにとって欠かせない昼寝
まず、昼寝をすると夜ぐっすりと眠れるようになります。毎日決まった時間に昼寝をすることで体内時計が整い、夜スムーズに眠くなっていくので、夜の寝かしつけが楽になるんですよ。
また、昼寝には体力回復とともに、脳の働きをよくする効果が期待できます。寝ている間に、記憶や日中経験したことを整理しているのです。
さらに、ストレスを抑えて免疫力を高める効果があるのも昼寝のメリットです。睡眠中は「メラトニン」というホルモンが脳で分泌されます。このメラトニンには免疫力をアップする働きがあるので、ばい菌から子どもの体を守ってくれるのです。
昼寝でねんねトレーニングを行わない人も
しかし、ねんねトレーニングは夜だけにして、昼寝のときは行わないママもいます。昼寝のときは抱っこや添い寝で寝ている子どもは多いようです。
ねんねトレーニングは、絶対に必要なトレーニングというわけではありません。ママが子どもに寄り添って寝かしつけたいのであれば、ねんねトレーニングを行う必要はないでしょう。毎日の散歩中のベビーカーで眠る子や、家事をしているママの背中で抱っこをされながら自然に眠る子もいますよ。
ねんねトレーニングでは一貫性が大切
子どもの生活リズムがバラバラで、日中の過ごし方や環境が大きく変わってしまう生活を続けていると、子どもはストレスを感じてしまいます。その結果、夜ぐずるようになって寝つきが悪くなってしまうのです。これでは、いくらねんねトレーニングをしてもうまくいきません。
毎朝決まった時間に起きて、日中はできる限り同じリズムで過ごすようにすれば、ねんねトレーニングがうまくいくことが多いようです。だからといって、細かなことまで決める必要はありません。それぞれの家庭の事情を考えて、無理のない生活リズムをつくってくださいね。
スムーズな昼寝のために大切なこと
昼寝には適切な時間帯や長さがある
昼寝の回数や時間帯は、赤ちゃんの月齢によって違います。一般的には、生後1歳未満の赤ちゃんであれば午前と午後に1回ずつ昼寝をすることが多いようです。その後、成長とともに1回の昼寝にしていくとよいでしょう。
昼寝の時間帯や長さは、午後2時前後に2時間ぐらいが理想的だと考えられています。もちろん、子どもによってふさわしい時間帯や長さは違うので、その子に合った昼寝の仕方をみつけることが大切です。また、幼稚園に通うようになると、夕方昼寝をする子どももいるようです。
昼寝をしやすい状況を整えよう
昼寝をしやすくするためには、早起きをして朝の光をたっぷりと浴びるとよいようです。朝日を浴びることにより昼寝がしやすくなるばかりではなく、夜の眠りを促すホルモンも分泌するようですよ。日中、体を動かすことも忘れないでくださいね。
また、離乳食が始まった赤ちゃんであれば、昼寝をさせたい時間の少し前に離乳食の時間にするという方法もあります。赤ちゃんは離乳食でお腹がいっぱいになって、自然と昼寝がしやすくなることでしょう。
昼寝の時間帯に外出したい場合には
もし子どもが朝と昼の2回寝ているときであれば、外出のときは朝寝を省いているという先輩ママがいます。午前の昼寝を省いて少し早めの昼食にすれば、お昼前には寝始めてくれます。1時間程度の昼寝をすれば、午後の外出でも子どもはご機嫌です。
また、ママが移動している間にお昼寝ができるように調整している先輩ママもいます。移動中にベビーカーや抱っこ紐で寝てくれれば、ママは助かりますね。