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6歳児の食べ方を直したい!就学前に身につけたいマナーと改善方法

6歳児の食べ方を直したい!就学前に身につけたいマナーと改善方法

6歳になると小学校入学に向けて、正しいお箸の持ち方や不快感を与えない食べ方などの食事のマナーを身につけてほしいと思うものですね。そうはいっても、マナーは一朝一夕で身につくものではありませんから、早くから練習する必要があるでしょう。そこで、どのようにマナーを身につければよいのかを見てみましょう。

6歳までに身につけたい食事のマナー

食事中の体の使い方はとても大切

小さいときに体で身につけたものは、忘れることはなく無意識のうちでもできるものですよね。鉛筆で書くことや自転車に乗ることなども、何も考えなくてもできるのではないでしょうか。

右利きであった人が急に左利きにするのは大変苦労するのと同じように、小さいときに間違ったお箸の持ち方やお行儀、マナーを身につけてしまうと直すのが大変になるものです。また、間違ったお箸の持ち方で食べたり、肘をついたり、周りに迷惑を掛ける行為をしたりすると近くにいる人に不快感を与えてしまうかもしれません。

そうなると、大きくなってから子ども自身が恥をかくことになるでしょう。そのことを避けるためにも正しい食事マナーは、小さいうちに覚えることが大切になりますね。

他人に迷惑をかけないマナーを身につけよう

魚の食べ方が上手な人は育ちがよく見えるといいますね。これは、魚の骨と身をきれいに分離して食べられるくらいお箸の使い方が上手で所作が美しいということでしょう。

お茶碗やお皿にきちんと左手を添えて食べる、肘をつかない、膝を立てない、立ち歩かないなど基本的なマナーができると、お茶碗のご飯やお皿のおかずを残さずきれいに食べるなどまで気が回る子になっていくかもしれませんね。

マナーを守って食べている姿は周囲の人に気持ちよい印象を与えますが、それができていなければ迷惑を掛け、嫌な気分にしてしまうでしょう。食事中は立ち歩かず、背筋を伸ばし、肘をつかず、左手もきちんと使って食べられるように小さいころからマナーを身につけてもらいたいですね。

食事の挨拶とお手伝いもマナーのひとつ

食事の挨拶といえば食前の「いただきます」と食後の「ごちそうさまでした」ですね。子どもには食事への感謝の気持ちを表すことの大切さを伝えましょう。

いただきますは料理を作ってくれた人だけに言うものではありません。お米や野菜を作った農家の人や動物や魚を育てたり獲ったりする人、命あるものすべてに対しての感謝を捧げるものです。

ごちそうさまの「ちそう」には、あちこち走り回るという意味があります。食材を揃えるために奔走したことから「もてなし料理」となり、そこに「ご」「さま」をつけることで食事への感謝を表すようになりました。

また、食前の配膳や、食後に食器をキッチンへ運ぶことも大切なマナーです。お手伝いをお願いして、食事全般の一貫した食育にしてみましょう。

就学前までにマスターしたいお箸使い

子どもが使いやすいお箸を用意しよう

子ども用のお箸には、普通のお箸、補助や矯正が目的のもの、持つ部分の形状が違うもの、木・竹・樹脂など素材が違うものなど様々ありますね。

その中で大切なのはお箸の長さでしょう。使いやすいお箸の長さは、子どもの手の親指と人差し指をL字に開いた指先同士を結んだ長さの1.5倍です。個人差はありますが、約16~17cmが目安といわれています。

また、素材や形状も大切ですね。補助つきを選ぶなら樹脂製、三点支持の矯正箸なら木製のものもあります。木製と竹製でも違いがあり、先が細い方がよいなら木製、太くて滑り止めがしっかりしている方がよいなら竹製を選ぶとよいでしょう。

キャラクターものの方が喜んできちんと持ってくれるなら、それもよいかもしれませんね。

これからお箸を練習する場合のポイント

お箸の練習には、小豆を摘まむとよいといわれます。小さい子なら誤飲の恐れもありますが、6歳なら大丈夫でしょう。しかし、小さくてつるつるしているので難しい子どももいるかもしれませんね。

そこで、最初はもう少し大きなもので練習してみてもよいですね。小豆のようにつるつるしておらず、少々引っ掛かりがある方が摘まみやすいでしょう。手芸用のコットンボールやティッシュを丸めたものなら柔らかく摘まみやすいですよ。

持ち方は、まず1本目の箸の真ん中あたりを鉛筆持ちにします。次にもう1本を親指のつけ根部分から親指と薬指の間に差し込みます。動かすときは2本目の箸を固定し、1本目の箸を人差し指、中指で開くように動かしましょう。このとき親指は添えるだけです。

キレイなお箸の持ち方に矯正する方法

お箸の持ち方を矯正する前に、スプーンを正しく持てているかの確認をします。握り持ちになっていたり、おかしな指使いだったりしたら、まず鉛筆持ちでスプーンを使えるようにしましょう。

また、スプーンの持ち方は正しいのに握り箸やクロス箸のように正しくないお箸の持ち方が癖になっていることもありますね。そのときはお箸の持ち方を直しましょう。

直し方は、輪ゴムを薬指の第一関節に巻きつけて、お箸を1本巻きつけた輪ゴムに通し親指のつけ根で固定します。もう1本を鉛筆もちすれば、最初のお箸が固定されているため、お箸の持ち方を覚えやすいでしょう。また、輪ゴムで1本のお箸を固定しているため、もう1本のお箸の方を動かすことに集中できますね。

子どもの汚い食べ方の原因と改善方法

そしゃく音や食べこぼしが多い原因

ママの中には、クチャクチャと音をさせる人と食事をして不快な思いをした人もいるでしょう。大人になって我が子がそのような対象になるのは、親としても忍びないですね。

また、食べこぼしが酷いのも心配です。小学生になってからもそのような食べ方では服や机を汚したり、お友だちから嫌な顔をされたりして子どもが辛い思いをするかもしれません。

そしゃく音がする子と食べこぼしが多い子には、口を開けたまま食事をするという共通点があります。つまり、そしゃく音と食べこぼしを防ぐためには、口を閉じて食べる練習が大切ということですね。

口を開けたまま食べてしまう原因としては口と舌の使い方が下手なこと、噛み合わせがよくないこと、口呼吸が癖になっていることなどがあります。
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