産後1年のお腹のたるみをなんとかしたい!原因別の解消法を紹介
産後1年経ったのになかなかお腹のたるみが戻らず、もう元に戻らないのではないかと頭を抱えているママは少なくないでしょう。ダイエットを諦めているママも多いかもしれませんが、子育てに慣れて落ち着いてきた今こそダイエットを始めるチャンスです。そこで今回は、産後にお腹がたるむ原因や解消法をご紹介していきます。
産後1年のママが抱く三つの体型の悩み
産後太りで元の体重に戻らない
どのくらいのママが産後の体重増加を体験したのか、あるアンケートで体重変化を聞いたところ、約51%のママが「増えた」と答えました。産後太りを体験するママは、実に半数以上にのぼります。
ママが産後太りしてしまう原因の一つが、食べ過ぎです。とくに母乳育児のママは「母乳育児をしていたら太らない」という噂を信じてつい食べすぎてしまうことが多いようです。
もちろん母乳育児でも太らなかったママもいます。しかし「母乳ダイエット説」は、過信しないほうがよいようです。
前の体重には戻ったがお腹がたるんでいる
中でもママたちがとくに気になる部分をアンケートで聞いたところ、堂々の1位が「ポッコリお腹」で、なんと約68%でした。ほかにも二の腕や太ももなどに、妊娠前にはなかったたるみがつきやすくなるママは多いようです。
産後太りをしたけれど食事制限で体重は戻った、というママも「食べるものを制限して体重を落としたのにシルエットが妊娠前に戻らない…」と悲しい声をあげています。体重増加だけでなくお腹などのたるみも、ママたちの悩みのようです。
もうダイエットは手遅れだと思っている
でも、ダイエットに手遅れということはありません。それどころかダイエットのはじめどきは「きれいな体になりたい」という気持ちが生まれたときだという人もいます。
第一、産後すぐのママの身体はダイエットをするには適していません。半年までは負荷の大きい運動や、身体のバランスを崩してしまうような食事制限はNGです。
本格的なダイエットを始めるのは、子育てに慣れて生活が落ち着いた、産後半年から1年経過したころが理想的だといわれています。
産後のお腹のたるみの原因について
授乳により食欲が増し食べ過ぎている
まず母乳育児です。赤ちゃんの月齢にもよりますが、授乳によってママはなんと、1日で600~800kcalのエネルギーを消費します。これはママの約1食分に相当するエネルギーであるためお腹がすくのは当然ですが、授乳する以上に食べすぎることで、やはり体重は増加してしまいます。
また母乳育児に限らず、育児のストレスや妊娠後期につわりで食べられなかったママは、その反動から食べすぎてしまうケースもあります。こうした食欲はなかなか抑えることが難しく、気がつけば体重が増えてしまうようです。
出産により骨盤が開いてしまっている
お腹のたるみの防止には骨盤ケアが大切です。しかし産後はママの身体がデリケートなので、身体の回復に合ったケアが必要になります。
また筋肉量もポイントで、妊娠中に運動不足になると産後の筋肉量は妊娠前より減ってしまいます。骨盤が開いた状態で、さらにお腹周りの内臓を支えていた筋肉が減ると、内臓は妊娠前よりも下がり気味になります。すると身体は内臓を守るためにお腹周りに脂肪を蓄え、たるみになってしまうのです。
筋肉量の減少による基礎代謝の低下
こうした筋肉量の減少と出産後の骨盤が開いた状態が重なって、お腹周りがたるみやすくなることは先ほどご紹介しました。さらに、筋肉量の減少は基礎代謝を低下させ、それもまたお腹のたるみを引き起こしてしまうのです。
基礎代謝とは生命を維持するために必要な、じっとしていても消費するエネルギーです。基礎代謝が低下すると脂肪がつきやすくなり、産後太りを招いてしまいます。
基礎代謝が落ちているのに、妊娠前と食べる量が同じだったり、妊娠前以上に食べてしまったりすることで、ママの体重は増加してしまうのです。