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子どもが真似っこ好きなのはなぜ?成長への影響と育つ能力について

子どもが真似っこ好きなのはなぜ?成長への影響と育つ能力について

子どもは大人の真似をしたり、大好きなキャラクターの真似をしたりするのが好きですね。可愛い真似っこに癒されますが、そもそもなぜ子どもは真似っこが好きなのでしょうか?子どもが真似をする理由と、発達への影響や真似っこ遊びのアイデアについてご紹介します。

どうして子どもは真似をしたがるの?

生きていく知恵を身につけたいから

子どもは真似っこの天才です。というのも、生まれたばかりの赤ちゃんは生きていくために原始反射という本能を備えていますが、成長の過程で原始反射は徐々に薄れ、目で見て体験することで様々な生きる術を覚えていかなければいけません。

そのとき、必要になるのが大人の真似をするということです。子どもの真似っこは、行動や言動だけにとどまらず思考などにも影響を与えます。

子どもがふとした瞬間に見せる表情や、アクシデントが起きたときの対処法、怒ったときの声色まで「なんだかパパ(ママ)にそっくりだな」と思ったことはないでしょうか。真似をする対象は様々ありますが、一番身近な存在である親の真似をすることが多く、そこから生きていく知恵を身につけていきます。

憧れの気持ちを抱いてお手本にしたい

子どもは素直に自分の気持ちを表現しますね。それは言葉だけでなく行動でも表され、その人、その物の真似をすることで「好き」「かっこいい」という感情を身体を使って表現しています。

女の子を持つママなら、毎朝メイクをしているママの傍らにやってきた子どもから口紅やアイシャドーをねだられたことがあるのではないでしょうか。物語のお姫様になりきって、ドレスを身にまといダンスを披露してくれたことはありませんか?

これらは「ママの真似をしたい!」「あんなふうになりたい」という憧れの気持ちが、子どもに強い衝動を与えていると考えられます。男の子もヒーローや怪獣、ときには電車や車になって、憧れの存在に近づこうとしているのですね。

遊びの幅を広げてお友だちと楽しく遊びたい

子どもの遊びも真似っこがたくさん使われています。おままごとやヒーローごっこはその代表的なもので、好きな人物になりきって遊ぶ姿は微笑ましいだけでなく、その観察眼と表現力に大人もびっくりさせられるときがありますね。

おままごとで子どもが口にする言葉や行動は、ほぼ家庭でママやパパが言っている、していることだと考えられます。ある子どもがおままごとで「赤にする?白にする?」と言っていて、その家庭では毎日ワインを飲むことが幼稚園中に知られるようになってしまいました。

このように、あることを真似するだけでなく、そこから想像力を働かせ、どんどん世界を広げていくこともできます。大人にはないあっと驚く発想で、楽しく遊びながら想像力や好奇心、知識を育みます。

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真似っこは心の発達を促す成長過程

個性や独創性を育んでくれる

誰かの真似をすることは、一見個性や独創性とは正反対の性質を持つものだと思ってしまいますね。しかし、子どもの場合はまだまっさらな状態なので、誰かの真似をして色々な行為そのものを学ぶ必要があります。

子どもはまず「やってみよう」と思ったことを見よう見真似でやり始めます。そこから「次はこうしてみよう」「こうしたらどうなるかな?」と自分なりの工夫をプラスして習得していきます。

個性や独創性はこれらの積み重ねで育っていき、子どもの考え方や行動のベースとなっていくのです。さらに、真似をするためにはよく観察してその動きを理解し体現することが必要です。真似っこすることは簡単なようで、実は高度なテクニックが必要なのですね。

真似をしながら社会性を学んでいる

社会性とは人との関わりや、集団生活を送るために必要な能力だといわれています。社会性がない人は集団生活が苦手で孤立しがちなので、社会性を身につけるにはどうすればよいかママも興味がありますね。

ここでも「真似する」ことの効果が発揮されます。子どもはママやパパの振る舞いをお手本に、時と場所を選んだ行動ができるようになってきます。真似をすることは、その人に関心を持ち積極的にかかわろうとする意味でも社会性を学ぶことにつながります。

ただし、年齢に応じた社会性の段階がありますので、1歳や2歳で友だちと遊べなくても心配ありません。社会性が身につき集団生活ができるようになってくるのは、概ね4歳くらいからだといわれています。

ママやパパの真似をしながら自立を覚える

まだまだ小さい子どもでも、いつかは自立して親元を離れていきます。少し寂しいですが、いつまでも自立できない子になるよりは、そうあってほしいですね。

真似っこというと言葉や動作だけを思い描きますが、子どもは親の思考や生き方、自立までも真似をしていくと考えられています。挨拶や食事のマナー、片づけの仕方なども親の普段の姿が子どもを通して幼稚園や保育園で披露されていると考えてみましょう。

子どもが真似の天才であることを知っていると、子どもの前で見せる親の姿がどれだけ大切なものかが分かります。パパやママに「子どもにはこんな大人になってほしい」という理想があるのであれば、まずはママとパパが率先して素敵な大人になることが大事ですね。

可愛くてほっこりな子どもの真似っことは?

パパやママの口癖を真似するとき

おませな女の子は、ママの真似をしてパパを叱ったり、年下の弟(妹)や友だちを叱ったりすることがあります。子どもの発した「ダメでしょ!」の言い方が、ママそっくりでびっくりしたというパパもいるのではないでしょうか。

もちろん、男の子もママの口癖を真似することもありますし、女の子がパパの真似をすることもあります。いずれにしても、つたない言葉で一生懸命真似をする姿は微笑ましいですね。

また、口癖に合ったシチュエーションで的確に言葉を真似るときもあれば、「なんで今?」といった不思議なタイミングで真似を披露してくれるときもあり、つい笑ってしまうこともあります。パパは「ママそっくり」、ママは「パパそっくり」と思いながら、子どもの成長を嬉しく感じるはずです。
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