夫婦で違う節約への価値観の悩み!歩み寄って貯金を成功させる工夫
「そろそろマイホームが欲しい」など、将来の目標があると貯金をするモチベーションもあがりますね。しかし、ママは頑張って節約したいけれど、パパにはその頑張りがなかなか伝わらないことがあります。夫婦でお金に対しての価値観が違う場合の対処方法をご紹介します。
夫婦の価値観の違いが出やすい「節約」
価値観の違いが出やすいのは食費や娯楽費
とくに違いが出やすいのは食とレジャーで、外食が好きな人もいれば自炊が落ち着くという人もいて、それだけでも食費が大きく変わってきます。旅行や趣味などにいくらお金をかけても構わないという人もいるでしょう。
難しいのは、これまでそうしたお金の使い方で納得できていた(または目をつぶっていた)夫婦も、どちらかに節約意識が芽生えた途端、価値観のずれを大きく感じてしまうところです。
夫婦で協力しなければ節約は成功しない
なにか目標があって節約する場合は、どのような方法で節約するかも2人で話し合っておきましょう。それぞれの家庭で節約するべきポイントが違います。
外食の費用や通信費、それとも日々の電気代の意識するレベルなのか。この節約に対する意識が合っていないと、相手の節約方法に不満がたまってしまうかもしれません。
夫婦がバラバラの気持ちだと節約はなかなか成功しませんが、一緒に目標に向かっていると思えると節約も苦ではなくなります。
教育費や住居費のためにも計画的な貯金を
マイホームを購入したいという気持ちも、節約意識が芽生えるきっかけになります。「住宅ローンを使うから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、借入金額が大きくなると返済の負担が長く続くことになるので物件の購入価格の3割ほどは頭金として貯めておきたいところです。
男性は具体的な数字を出すと理解しやすいので、パパには教育費、住居費の試算表、節約の計画表を作って見てもらうとよいかもしれませんね。
価値観のずれをカバーしつつ節約する工夫
お金の見える化で情報を共有する
とくに家計を管理しているのがママだと、パパはお金がなくてもなんとかなると思ってしまいがちです。家族の生活費がいくらかかって、いくら貯金があるかについて興味がないパパもいるようです。
しかし、それではママがいくら節約を叫んでもパパの胸には響きません。ママが毎月家計簿を公開するなど、一家の収入と出費、貯蓄額などをきっちり報告してパパと情報共有することが、価値観のずれがあっても納得して節約に取り組めるようになる秘訣です。
外食は予算や回数のルールを決める
しかし、その分自炊に比べると高くつき、食費が膨れ上がる原因になっていることがあります。外食は週に1回などと決めている家族は偉いですが、外に働きに出ているパパなどは、ランチに外食が当たり前になってしまうことがあります。
楽しみではない外食の習慣はできるだけ減らして、予算や回数を制限するなどルールを決めましょう。毎月1万円を外食に充ててもよいとしたとき、全部使ってリッチなものを食べるか、安いお店で回数をとるか、これこそ価値観で意見の分かれるところですね。
習慣になっている出費を見直す
たとえば、子どもと買い物に行ったときに毎回子どものためのお菓子やジュースを買っている、ママが美容のためにダイエットサプリを飲んでいる、パパが健康のためにスポーツジムの会員になっているなど、思いつくことはないでしょうか。
本当に必要であると自信をもって言えるもの以外は、思い切って手放す勇気も必要です。そして、手放したものと同等の価値があるものを、いかにお金をかけずに手に入れるかを考えてみましょう。工夫次第では、より楽しくより効果的な方法がみつかります。
価値観の違いをうまく乗り越えるために
お互い歩み寄ることが大切
しかし、だからといって自分との違いを認めず歩み寄れないと、夫婦の溝が深まり取り返しのつかないことにもなりかねません。お互いが歩み寄るというのは、どちらかだけが理解をしようとしても達成できない難しいことです。
ママだけが「お互いの歩み寄り」を意識しても、パパがその意識に到達できなければ意味がありませんね。普段からたくさん話をし、素直に気持ちを伝えることで歩み寄る意識も生まれますし、「歩み寄ろう」という提案もできるようになります。