5歳児にルールのある遊びのすすめ!集団で楽しめる遊びを紹介
子どもの成長は早いもので、わが子も気づけばもう5歳!あと一歩で小学校入学というこの時期は、心身ともにぐっと成長するタイミングです。遊びにおいても、簡単なルールのある集団遊びを楽しめるようになります。今回は、5歳児におすすめの集団で楽しめる遊びを紹介します。ぜひみんなで遊んでみましょう。
5歳児の心と体の成長について知ろう
身の回りのことをひとりでできるようになる
また、「遊んだおもちゃを片づける」「服をたたむ」「靴を揃える」などの生活習慣も、身につき始めます。これは子どもが「やらなければいけないこと」を理解し、それを「行動にうつす」ということができる成長の表れなのです。
しかしそうはいってもまだ5歳。子どもによって個人差があったり、日によってできることにムラがあったりするものです。周りの子どもとの比較ではなく、その子自身の成長を見つけ、一緒に喜べるとよいですね。
相手の心や感情を読み取れるようになる
まず、「悲しみ」「喜び」「怒り」などの感情を相手の表情から読み取ろうとします。今度は、読み取った感情がなぜ起こっているのかを、自分の経験や想像力を使って考え始めます。さらに、相手の感情を読み取り経緯を考えた結果、「自分はどうしたいのか」まで決めることができるようになるのです。
「どう感じるか」「感じてどう動くか」は子どもによりさまざまですが、相手の気持ちを考えて自分なりの行動をとることは、大きな成長といえるでしょう。
ルールのある遊びを好むようになる
また友達との関わり合いや、言葉を使って相手になにかを伝えることが上手になるため、ルールのある遊びであっても楽しんで行うことができます。
しかし、始めたばかりでは、ルールを守り切れなかったり、わからないまま終わってしまったりすることもあるでしょう。この時期はルールを守ることにこだわりすぎず、まずは「ルールのある遊びは楽しい」と思えることを、第一に考えてもよいかもしれませんね。
おすすめのルールのある遊び【屋外編】
ルールをアレンジした鬼ごっこ
鬼にタッチされたらバナナになってしまう「バナナ鬼」も、子どもたちには人気ですよ。タッチされた子は、両手を合わせて上にあげ、体を傾けてバナナの形になります。助けるためには、ほかの子がバナナになった子の手を、バナナをむくように片手ずつ、「むきむき」といって下げなければいけません。なんとも可愛らしい鬼ごっこですね。
鬼の人数を変えてみたり安全地帯を設けてみたり、子どもたちに合わせてアレンジができますよ。
ボール遊びの定番!ドッジボール
ドッジボールはルールにのっとり、チームで勝ち負けを競う遊びです。その中で、どうすれば自分のチームが勝てるのか、そのための役割分担を子どもたちの中で考えるようになります。自分の特技を生かして友達と協力し、勝ちを目指すという経験ができるのです。
ドッジボールは体全体を使って遊ぶことができます。さらに「ボールが当たるかも」というスリルは、大いに遊びを盛り上げることでしょう。
海外への興味も高まる!オリンピックごっこ
そこでおすすめしたいのが、憧れのスポーツ選手のマネをして遊ぶ「オリンピックごっこ」です。定番の陸上競技やテニス、体操を始め、自分たちでオリジナルの競技を作るのもよいでしょう。子どもの人数や発達に合わせて、ルールや競技を調節して楽しんでくださいね。
また、万国旗などを見たり、国名などに触れる機会を作れるとよいですね。色々な国があることを知ることで、海外への興味も高まりますよ。
おすすめのルールのある遊び【屋内編】
数字や字の勉強にもなる!すごろく
今では様々なすごろくが売られており、止まったマスの行事にあったアイテムがもらえる、日本の年間行事すごろくだったり、人気のキャラクターものだったり、日本地図のすごろくだったりとバラエティに富んでいます。
すごろくの種類によっては、数字や文字の勉強だけではなく、ほかの知識も遊びと同時に身につくのでうれしいですよね。ぜひ取り入れたい遊びの一つではないでしょうか。
イメージが広がる忍者ごっこ
そんな子どもとママの心理を突いた、ちょっと変わった遊びが「忍者ごっこ」です。忍者ごっこは、ドロンポーズで忍者になったら、抜き足、差し足、忍び足で、ほかの人に気づかれないように行動する遊びです。
忍者には「ママに気づかれないように宝物(事前に隠しておく)を見つけてください」とお題を出すのもよいでしょう。子どもたちは思い思いの忍者になりきるので、イメージも膨らみますよ。手裏剣を作ってみたり、隠れみの術を研究したりして遊ぶのも楽しいですよ。
全身を使って面白さ倍増!じゃんけん遊び
遊び方は、グー、チョキ、パーのポーズをどうするかを考え、かけ声に合わせてじゃんけんをします。グーは石のように丸くなる、チョキはカニのマネをする、パーは大の字にジャンプするなど、ポーズを考えてみましょう。
普通のじゃんけんがマンネリ化しているときは「進化じゃんけん」もおすすめです。最初は赤ちゃんになりきってハイハイ、次は魚になりきってスイスイ、その次はウサギになりきってぴょんぴょん、とじゃんけんに勝つごとに次の動物に進化できます。誰が一番に最後まで進化できるか競ってみると盛り上がりますよ。