6歳児でも夜泣きはあるの?赤ちゃんとは違う理由とその対処法
「夜泣き」と聞くと赤ちゃんのイメージがありますが実は6歳児でも夜泣きは多いのです。6歳児の夜泣きに悩んでいる家庭もあると思います。赤ちゃんと違い声は大きいし、なかなか泣きやまないしイライラしてしまうこともあると思います。今回は夜泣きについてまとめてみました。子どもの睡眠のためにも夜泣きがなくなってくれるとよいですね。
6歳児の夜泣きが起こる原因と対処法
6歳児の夜泣きが続く原因
夜泣きは、眠りが浅くなったときに、ぱっと目を開けたら部屋が暗かったり、ママが隣にいなかったりでビックリしてしまうことで起こります。
また6歳の子どもは、保育園や幼稚園などの友だちや周りの人たちとの関わりで、いろいろな刺激を受けて日々葛藤し、生活をしています。そのときの心配や不安・心細さが夜中によみがえって夜泣きをしてしまうということがほとんどの夜泣きの原因なのです。子ども自身も気づいていない心の中の思いが、夜中ぱっと目が覚めたときに心細さを感じさせるのかもしれません。
大人でも同じような経験をしているのですよ。怖い体験をしてトイレに行くにも恐る恐る行ったり、心配事があって眠りが浅くなってしまったりという経験はありませんか?これが子どもにとっての夜泣きなのです。夜泣きの原因は、子どもが自然と乗り切ってくれるので、無理に取り除こうとしなくても大丈夫ですよ。
夜泣きをした際の対処法
夜泣きをしたときの対処法ですが、まず小さいながらに不安や心配など、いろいろなことを感じて生活しているという原因を受け止めましょう。
子どもの状態は半分夢の中なので、そばで寝ているママは「大丈夫だよ」と優しく声をかけ、子どもにそっと触れることで子どもは安心してくれます。ママの優しい声とぬくもりが一番の睡眠導入になりますよ。急に泣きだしたからといって「うるさい!早く寝なさい!」と怒ってしまうと逆効果になるので、泣き声にイライラしてしまったとしても我慢が必要です。
夜泣きは子どもが日々の環境に慣れ、心配や不安を乗り越え、気持ちが落ち着くと自然となくなっていきます。それまでママは夜中、夜泣きにつき合わなくてはならないので大変ですが、子どもの成長の通過点と思い、夜泣きを乗り切りましょう!パパにも協力してもらうことも大切ですよ。
夜泣きと似ているが異なる夜驚症とは
夜泣きと夜驚症の違い
夜泣きの場合、ママが声をかけたり優しく触れることで安心して泣きやんでくれることが多いですが、夜驚症の場合は「脳の一部が覚醒し、ほかの部分は眠ったまま」という中途半端な状態になってしまうので、ママが泣き叫ぶ子どもにどんなに声をかけても子どもには届かないのです。
夜驚症が出現するパターンは夢遊病とよく似ているといわれていて、夜驚症と夢遊病がセットで現れる場合も少なくないそうです。
夜驚症が起きる原因と対処法
夜驚症のほとんどは、眠り始めの3時間に集中して発生しているということが分かっています。症状は30秒から5分くらいで治まり、その後は何もなかったように眠ってしまいます。
夜驚症の対策は残念ながらありません。ママがどんなに声をかけても届かないので症状が治まるまで見守っていてあげましょう。夜驚症は自然に治まっていくものなので、特徴を知り、突然の出来事に慌てないよう心構えをしておくとよいのではないでしょうか。
夜驚症と病気が関係している場合
発達障害がない子どもに比べ自閉症の子どもは、寝つきが悪く、夜中一度起きてしまうと朝まで眠れなかったり、夜中に1、2時間起きているということがあるそうです。発達障害のある子どもは興奮状態になりやすい傾向にあり、夜驚症がセットでみられることも多いのです。
また、発達障害の子どもが起こしやすい「てんかん発作」と夜驚症の症状が似ているとされています。夜驚症とてんかんの違いは、睡眠直後や起きる直前に発作が起きやすいということです。
しかし、必ずしも障害やてんかんであるということではないので、心配しすぎないようにしてくださいね。