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2歳児が人見知りするのはなぜ?対応策や発達障害との関係を紹介

2歳児が人見知りするのはなぜ?対応策や発達障害との関係を紹介

子どもが2歳になったのに人見知りが続いていて、不安に感じているママも多いのではないでしょうか。また、2歳になってから人見知りが激しくなって困っている、というママもいるかもしれません。そこで今回は、2歳の子どもが人見知りする原因や対応方法、発達障害との関連性などをご紹介します。

2歳の子どもが人見知りすることはあるの?

2、3歳から人見知りがひどくなることも

人見知りは生後6カ月~1歳ごろから始まり、2~3歳ごろには終わるものという認識があるようですが、一概にそうとはいえません。体の成長に個人差があるように、心の成長にもそれぞれの個性があるからです。

子どもによっては2~3歳になってから、人見知りがひどくなることもあります。それは育て方の問題や、ママの責任ではありません。大人になっても人見知りな方がいるように、子どもの個性によるところが大きいのです。

お友だちと比べて慣れるまでに時間がかかったり、人見知りが強かったりするとママは不安になってしまうかもしれませんね。しかし、人見知りは順調に心が成長している証でもあります。あまり心配し過ぎずに、大らかな気持ちで見守っていくことが大切です。

2歳の子どもが人見知りする原因

2歳になっても人見知りが続くということは、知らない人に対する興味よりも不安を先に感じている状態なのかもしれません。

普段ならば安心できるはずの場所に知らない人がいると違和感を感じるのと同じように、見知らぬ人に話しかけられたり、触れられたりすることがストレスとなり、人見知りが強くなることがあります。

また、ママやパパに対する愛着が強くなることも原因の一つです。普段一緒にいる人には表情豊かに接することができるのに、たまにしか会わない人や初対面の人が相手だと、目を合わせることすら怖く感じてしまう子どももいるでしょう。いずれも成長とともに好奇心が育っていくと、反応を返す、自分からアプローチをするなど、周りの人とうまくつき合っていけるようになりますよ。

人見知りする子どもは賢いといわれることも

人見知りが長く激しい=知能が高いという科学的な根拠はありません。しかし、パパやママなど、近しい人とそうでない人の区別がついているという意味では、知能が高いといえるかもしれません。

また、いつもと違った状況だと感じることができるのは、感受性が豊かであるともいえます。ママに対する愛着が強いのも、ママと子どものあいだできちんと信頼関係が築けているということの表れでしょう。

人見知りがなかなか終わらないからと、必要以上に悲観的になることはありません。「この子は周りの変化をよく観察して、人を慎重に見極めようとしている賢い子なんだ」とプラスの方向に考えてみると、ママの心配も少し軽くなるのではないでしょうか。

人見知りする子どもへの対応方法

無理をさせないことが大事

人見知りを気にするあまり、あれこれと気を回してしまうママも多いと思います。ですが、子どもに無理をさせないことが大切です。人見知りは、子ども自身が時間をかけて少しづつ克服していくものです。ママがよかれと思い無理に背中を押すことで、かえって逆効果になってしまう場合もあるかもしれません。

子どもが望んでいないのに、よく知らない人と関わらせようとするとそれがストレスとなり、爪を噛んだり乱暴になったり、パニックになってしまったりすることもあるようです。

尻ごみをするようなら、無理強いはしないほうが無難です。ママのタイミングではなく、子どもが周りの人に好奇心を示すのを、根気よく待つようにしてくださいね。

人に触れ合う機会を作ってみよう

無理は禁物といっても、少しずつでもよいので人に慣れていって欲しいのが親としての本音だと思います。そんなときはまず、ママと一緒に挨拶から始めてみてはいかがでしょうか。子どもに挨拶を促すのではなく、ママがにこやかに、明るい声であいさつのお手本になってみましょう。

子どもはママの表情や会話のトーンをよく見ています。ママが楽しそうに周りの人と会話しているのを見れば、警戒しなくてもよいのだと安心することができますよね。

おじいちゃんやおばあちゃんなど、無条件で可愛がってくれる人にたくさん遊んでもらうのもよい方法です。パパやママ以外の人も自分を大切にしてくれることが分かれば、周りの人にも心を開きやすくなります。

保育士が実践する人見知り対策のポイント

子どもと接する機会の多い保育士は、どのような対応をしているのでしょうか。ここでは、保育士が実践している人見知り対策を見ていきましょう。

保育士が人見知りをしている子どもに対して大切にしているのは、無理に目を合わせようとしないことと、焦らず子どものペースに合わせて信頼関係を築いていくことだそうです。好奇心と不安が混ざり合った心理状態で、無理に視線を合わせられると子どもは恐怖を感じます。少しずつ目を合わせる時間を伸ばせるように、心地よい環境を作っていくことがポイントなのですね。

少し慣れてきたら、お友だちとも徐々に関われるよう遊びを提案していくようです。時々不安になることがあっても、子どもに安全な場所として認識してもらうことがポイントだそうですよ。
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