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優しすぎるパパは叱らない?しつけの基準は家族で共有しよう

優しすぎるパパは叱らない?しつけの基準は家族で共有しよう

子どもをどのようにしつけるか、パパとママの意見が一致していることが望ましいですよね。適切に叱ることはマナーや常識を知るためにも必要なことです。しかし、最近叱らないパパが増え、ママが不満を抱えることがあるようです。パパが優しいことのメリットと注意点についてご紹介します。

昔と今のパパの違いと優しいパパの性格とは

昔と違い優しいパパが増えている

ある程度よりも上の年代になると、パパという存在は家庭の中でも怖いもので、一家の大黒柱としてドンと構えた印象を持つ人が多くいるのではないでしょうか。パパというよりも「おやじ」とか「お父さん」という方がしっくりくるかもしれません。

戦後のパパは無口で頑固、怖いときもあるけれどママや子どもたちから尊敬される存在でした。現在のパパが家族から尊敬されていないとはいいませんが、昔よりも温厚になってきたようです。

昔のパパは気難しいところもあり、ちょっと怒りすぎの部分もあったかもしれませんが、やはり悪いことをしたら叱って家族をまとめる力がありました。現代では、あまりにも優しすぎるパパにヤキモキしてしまうママもいるようです。

優しい反面、頑張りすぎてしまう面もある

滅多に声を荒げたり叱ったりしないパパは、優しい反面我慢している部分も多くあるのかもしれません。他人に優しくできる人は自分に厳しくできる人であり、自分がつらくて苦しい状況でも他人のことを考えて優先する傾向があります。

困ったことがあっても誰かの迷惑になることをよしとしないため、悩みを自分の中に留めてストレスを感じやすいのも優しい人の特徴です。人の気持ちを常に考えるので、カッとなって怒る、感情的になることは少ないですが、日ごろの不満はため込んでいるのでいつか爆発する可能性はあります。

ママはパパの優しさが大好きですが、同時に力強い存在であって欲しいとも思うので、ちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。

優しすぎるパパは産後うつになる可能性も

ある調査で、赤ちゃんが生まれたばかりのパパ10人に1人に「産後うつ」発症のリスクがあると分かりました。産後うつというとママがなるものだと思われがちですが、なんと優しすぎるパパ、イクメン傾向のパパにも産後うつになる可能性があるようです。

優しいパパは真面目で考えすぎてしまうことも多く、赤ちゃん中心の生活やママとの関係の変化、パパとしての責任が生まれたことに戸惑って精神的に不安定になってしまうのがパパの産後うつの原因です。最近は色々な情報が手軽に手に入り「理想のパパ像」や「イクメン」がどんなものか、パパ自身がよく知っていることもあります。

その期待に応えようと頑張るものの理想と現実とのギャップが生じ、心の負担になるのかもしれませんね。

優しいパパが家族にもたらすメリット

存分にパパと遊ぶことができる

昔の怖いパパは家族の中でも一目置かれる存在、子どもにとって一緒にいると緊張してしまう存在であったかもしれません。悪いことをしてしまった日はパパの帰りをビクビクしながら待っていたというかつての記憶をお持ちのママもいるのではないでしょうか。

その点、優しいパパであれば生まれたときから子どもにとって恐れる存在ではありません。一緒に遊んで、仲良くなることが自然です。

子どもはママについては無条件に好きですが、パパとの関係性はパパ次第な部分がありますよね。時間があれば遊んでくれるパパなら子どもも嬉しい、ママも家族で過ごすことが楽しくなります。

子どもがパパの帰りを待ち遠しくする様子をママが見れば、ママもパパが愛しく感じられるはずです。

反抗期でもパパに対しては心を開くことも

いくら可愛い我が子でも毎日一緒だと、ママもイライラしてしまうときがあるでしょう。しっかりしつけをしなければと、小さなことでも子どもを叱ることがあるかもしれません。

子どもが反抗期になると、こうしたママの小言に嫌気がさして言うことを聞かなくなることがあります。まだまだ先の話だと思うかもしれませんが、今から準備をしておくと子どもの反抗期が楽になる方法があるようですよ。

それが、子どもとパパとの信頼関係を築いておくこと。ママだとどうしても反抗したくなる子どもの心理を理解して、いざというときはパパから子どもに伝えるようにするとよいようです。

そのためには、幼少期からパパとのよい関係づくりが必要です。優しいパパには子どもが心を開きやすいものですよ。

ママが自分の時間を確保することができる

子どもがパパっ子になることで、パパが子どもに好かれて家族関係がよくなるだけでなく、ママにも自分の時間が作りやすくなるメリットがあります。子どもをパパに預けるとき、パパのことが好きな子どもであればママも出かけやすいですね。

子どもが泣いているのを尻目に出かけたり、寝ている隙に玄関を出て行ったりするのはママも気が引けます。しかし、パパが好きな子どもは「ママ行ってらっしゃい!」と元気に手を振ってくれることがあります。

家の中でも、ママの手が離せないときに子どもにべったりされると大変ですが、「パパと一緒に遊んでおいで」と言えばママがするべきことに集中できます。子どもにとってもママに叱られたら「パパがいる」と思えるので心のよりどころとなります。

優しすぎるパパには注意が必要な場合も

パパは叱らない人だと認識されてしまう

幼い子どもは社会のルールや常識がまだ分かりません。家庭の中で少しずつ社会性や協調性を学ぶ必要もあります。悪いことをすれば叱られるという当然のルールもしつけの一環として必要です。

しかし、優しすぎるパパは子どもに嫌われたくないからときちんと叱ることをしません。すると、必然的にママが叱ることになり、子どもから疎ましいと思われることにもなりかねませんよね。子どもがどんなことをしてもパパは叱らない、許されると思ってしまえば将来パパを試すような行動に出ることも考えられます。

さらに同じことをしてもパパは怒らない、ママは怒るといった違いがあると家庭の中でのルールが曖昧になり、子どもに混乱が生まれてしまう可能性があります。
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