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育児中の眠気を解消しよう!眠くなる原因と目を覚ます方法

育児中の眠気を解消しよう!眠くなる原因と目を覚ます方法

出産と同時に始まった育児に、自分の時間はおろか、睡眠時間もまともに取れず、お疲れのママも多いと思います。赤ちゃんの夜泣きや授乳で、寝たくても寝られない日々にイライラも募りますよね。そんなママが家族の前で笑顔でいられるように、眠気を解消する方法をご紹介します。

育児中に眠くなるのはなぜだろう?

夜間の授乳によって睡眠不足になりがち

生後3カ月くらいまでは赤ちゃんとママの間で授乳リズムができていないこともあって、1日中授乳しているというママも多くいます。完全母乳の場合は代わりに授乳してくれる人もいないので、完全ミルクや混合の育児と比べてもママへの負担は大きいものです。

生後5カ月くらいになると離乳食も始まって夜間授乳回数は減りますが、食事だけで栄養が摂れるようになるのはもう少し先です。慢性的に続く睡眠不足で、なかなか眠気もリセットされません。

中にはおっぱいを口に含んだ状態で眠ることが習慣になっている赤ちゃんもいます。そうすると夜中に目が覚めたとき、おっぱいがないことに不安で泣き出すという悪循環にもつながるので、ぜひこれを機に別の入眠儀式を考えましょう。

赤ちゃんに授乳して鉄分が不足してしまう

母乳は血液から作られています。真っ赤な血液からは想像しにくいかもしれませんが、毛細血管から乳腺に血液を取り込むときに血液中の赤血球は吸収されないため、母乳は赤くならないのです。

妊娠中に鉄分不足に悩んでいたママも多いと思いますが、出産の際にも量に個人差こそあれ出血しています。そして出産後の授乳と、ママはずっと貧血の状態が続いています。

鉄欠乏性貧血になると体内の酸素が体の隅々まで行き渡りません。すると脳にも酸素が十分に送られなくなり、眠気や頭痛の症状として現れます。

授乳は毎日のことですし、眠気も疲労も慢性的に蓄積されて症状に気付きにくいのが現状です。日常生活の中で鉄分についても意識してみましょう。

ひょっとしたら産後うつの可能性もある

妊娠出産後の体には急激なホルモンの変化が起こるため、情緒不安定になりやすく、産後うつになるママも決して珍しくありません。

症状の一例としては、イライラする、漠然とした不安に襲われる、家事や人付き合いが面倒に感じる、子どもをかわいいと思えない、集中できないなどの精神面と、倦怠感、頭痛、吐き気、動悸、不眠などの身体面があります。

周りに不安や悩みを気軽に話せる相手がいるだけでも随分違います。1人で抱え込まず、旦那さんや母親、ママ友など、子育て経験者に話してみましょう。

産後うつに罹りやすい人は、もともと真面目で几帳面な頑張り屋さんに多いですが、育児に正解はありません。完璧を求めずに、肩の力を抜いてみましょう。

眠気解消のためにできる対策方法

鉄分豊富な食材を摂って貧血対策

貧血対策には鉄分の摂取が重要です。鉄分には体に吸収されやすい「ヘム鉄」と、吸収されにくい「非ヘム鉄」の2種類があり、ヘム鉄は肉や魚などの動物性食品に、非ヘム鉄は野菜や穀物などに多く含まれます。

貧血には吸収率がはるかに高いヘム鉄が含まれる食品を積極的に摂るようにしましょう。ただし、非ヘム鉄でもビタミンCや、ヘモグロビンを作るタンパク質とミネラルを合わせて摂れば効果はアップします。気を付けたいのは、タンニンを含む緑茶やコーヒー、インスタント食品などは鉄分の吸収を妨げてしまうので注意しましょう。

鉄分を多く含む食品
昆布、煮干し、貝類、いか、うなぎ、のり、レバー、ごま、大豆、パセリ、プルーン、こんにゃく、など

母乳とミルクの割合を見直す

母乳育児は、産後の子宮の戻りがよくなる、産後うつを予防できるといわれますし、ミルクを作る手間がない分、赤ちゃんが泣いたときすぐにおっぱいをあげられたり、メリットがたくさんあります。

一方で、消化吸収がいいため授乳間隔が短く、育児の負担がママに集中してしまうというのも現実です。産後1週間くらいまでに出る「初乳」は、赤ちゃんにとって重要な栄養素や抗体成分が詰まっていて、免疫力を高める働きがあるのでぜひ飲ませて欲しいですが、それ以降はミルクも検討してみましょう。

ミルクは母乳に比べて腹持ちがいいので、赤ちゃんもまとまった睡眠がとれるようになりますし、飲んだ量も目で見えます。何より旦那さんもあげられるので、育児の喜びを共感できますよ。

旦那さんに頼って睡眠時間確保

ちょっと怖い話ですが、世界には「眠らせない」という拷問があるそうです。睡眠が人間にとって大切なことで、眠れないということが精神的にも肉体的にもいかに苦しいことなのかが分かりますよね。

十分な睡眠時間が取れないと、イライラして赤ちゃんや旦那さんにも当たってしまいます。眠気を覚ます方法をいろいろ試しても解消しない場合は、素直に旦那さんを頼って、平日忙しい旦那さんであれば週末の夜など、ママにもぐっすり眠れる時間を確保しましょう。

いざ眠るときは質の高い睡眠を得たいですよね。眠る前にぬるめのお湯につかる、寝室を分ける、リラクゼーション効果のある音楽をかける、安眠効果のあるアロマオイルを枕元で香らせるなど、工夫してみませんか。
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