母乳過多の症状を悪化させたくない!授乳方法の見直しで症状の改善を
母乳が出ないのは困りますが、母乳が出すぎるのも悩んでしまいますよね。母乳過多のママは、体が母乳をどんどん作るので、胸にしこりができて固くなってしまい熱が出る場合もあるのです。自分に合う改善方法を見つけて、母乳の分泌が抑えられるとよいですね。ここでは母乳過多の症状や改善方法などをお伝えしていきます。
母乳過多とは?ママを悩ますその症状
母乳量の多さが原因の乳腺炎などのトラブル
母乳が出すぎるのは、母乳過多や母乳分泌過多症ともいわれていますね。赤ちゃんが必要としている量以上の母乳が、ママの体で作られてしまう症状です。
ママ友には、母乳過多の悩みを相談しても、母乳が出るならいいんじゃない?と軽く思われることも多いかもしれません。しかし母乳過多のママにとっては、切実な悩みですよね。
母乳過多は、胸に痛みを感じたり乳腺炎などのトラブルを引き起こしてしまったりするので、注意したほうがよいですよ。授乳中に、母乳過多の症状かな?と感じたら、はやめにかかりつけの産婦人科医などを受診しましょう。
ペットボトルを満たす母乳量で困った事態に
母乳過多のママには、乳頭から母乳が勢いよく飛び出すママも多いものです。赤ちゃんが吸い切れないほどの母乳が勢いよく出るので、赤ちゃんが上手に飲めず、むせてしまうこともあります。
あるママは、飛び出す母乳をペットボトルにためてみたところ、500mlのペットボトルが満タンになったと言います。搾乳しても、どんどん母乳が作られてしまうので、市販の母乳パットでは漏れてしまい、胸にバスタオルを巻くママもいるほどです。
しこりや岩のように固くなった胸の痛みも
放置するとどんどん母乳がたまって、しだいに岩のように固くなってきますよ。胸が痛くて重たくて苦しさを感じることもあります。
搾乳すると少し胸が柔らかくなりますが、また母乳が作られてしまいます。胸が熱くなってくるだけでなく、高熱が出てしまったというママもいるようです。
赤ちゃんに母乳をあげることも大切ですが、ママが熱でダウンしてしまうと、家事も育児も回らなくなります。母乳過多でつらいときは、薬を飲むという方法もありますので、病院で相談してみるのも一つの方法です。
基本的な授乳方法の見直しで母乳過多を改善
ママの体勢と赤ちゃんの吸い方の調整をする
赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激によって、母乳は作られていきます。母乳過多の場合は、赤ちゃんが吸うばかりで、うまく母乳が飲めていないということも考えられます。
ママが授乳する体制を変えてみたり、赤ちゃんがうまく母乳を吸えるように吸い方を調整したりしてみましょう。赤ちゃんを抱く方法は、横抱き以外に、頭を支える縦抱きや、抱え抱きのフットボール抱きという方法もありますよ。
赤ちゃんがしっかりと乳頭を加えて、母乳が吸えるようにするラッチオンという方法もあります。吸い方を調節すると母乳過多が改善するかもしれません。
授乳間隔は3時間程度で飲み切るように
母乳過多のママは、赤ちゃんが母乳を飲み切るまで授乳を続けたほうがよいともいわれています。短時間で授乳をやめてしまうと飲み残してしまうからです。
飲み残しがあると母乳の分泌をうながしてしまうので、片方ずつのおっぱいでもよいので赤ちゃんに飲み切ってもらいましょう。
片方のおっぱいで赤ちゃんがお腹がいっぱいになってしまったら、今度授乳するときは反対のおっぱいから授乳します。片方授乳に慣れると母乳過多が改善されるかもしれません。
おっぱいが張ってつらいときは圧抜きで対応を
圧抜きとは、搾乳でたまった母乳をとり出すことです。1度にたくさんの量を搾ってしまうと、体が再び母乳を作ってしまうので、搾りだす量は少なめにしてくださいね。
授乳のとき母乳が勢いよく出すぎて、赤ちゃんがむせてしまう場合も、圧抜きをすると勢いが抑えられてよいかもしれませんよ。赤ちゃんの母乳の飲みが悪いときは、おっぱいの先に古い母乳がたまって、味が変わっているということも考えられます。
おっぱいが張ってつらいときや、授乳がうまくいかないときは、圧抜きをすると悩みが改善されるかもしれません。