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仕事のストレスで生理が遅れる。生理のメカニズムと生理不順の対処法

仕事のストレスで生理が遅れる。生理のメカニズムと生理不順の対処法

近年は女性の社会進出が進み、仕事と子育てを両立しているママも増えていますよね。しかし、中には仕事のストレスで生理が遅れた経験をもつママもいるのではないでしょうか?ここでは、生理とストレスの関係や生理不順の改善方法をご紹介します。仕事のストレスとの向き合い方の参考にしてくださいね。

仕事によって生理が遅れる原因と注意点

精神的ストレス「仕事や人間関係が原因」

ストレスフリーで生活することが理想ですが、人間は何をするにしても多かれ少なかれストレスを感じるものですよね。中にはストレスを感じている自覚がない場合もあるようです。ストレスは大きく分けて精神的ストレスと身体的ストレスに分けることができます。

精神的ストレスは主に仕事や人間関係が原因といわれています。働いていると、仕事の内容や職場の人間関係にストレスを感じることがありますよね。ママの場合は、職場から子育てへの理解が得られずストレスを感じてしまうケースが多いようです。

ストレスを感じると、脳がホルモンの分泌をうまくコントロールすることができなくなることがあります。その結果、ホルモンバランスが乱れ、生理の遅れに繋がってしまうようです。

身体的ストレス「睡眠や食生活が原因」

一方、身体的ストレスが生じるのは、睡眠や食生活の乱れが原因といわれています。睡眠不足や乱れた食生活を続けていくと、自覚症状が出ていなくても身体はストレスを感じている場合があります。

仕事と子育ての両立は毎日が慌ただしく、なかなかゆっくり睡眠をとることができなくなったというママもいるのではないでしょうか。また、時間がないからと朝ごはんを抜いていたり、仕事のストレスを発散しようと食べ過ぎたりしていませんか。

一時的にであればさほど問題はありませんが、このような生活が日常的になっているママは要注意です。生活習慣の乱れは、ホルモンバランスの乱れに直結します。問題のある睡眠や食生活に心当たりがあれば、生活習慣を見直してみましょう。

ストレス以外で生理が遅れるときは注意

生理が遅れているママの中には、原因となるストレスに心当たりがない方もいますよね。ストレス以外で生理の遅れる場合は、病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。

例えば、子宮内膜症や腺筋症、多嚢胞性卵巣症候群、子宮(子宮内膜)・卵巣がんなどの子宮や卵巣に関係する病気になると、生理が遅れたり、生理が来なくなったりすることがあります。また、甲状腺と卵巣を刺激するホルモンが作られている場所は近いので、甲状腺に異常が見られると、卵巣にも影響を与えることがあるようです。

生理の遅れに不安を感じたら、自己判断せず、まずは産婦人科に相談しましょう。大きな手術が必要な場合もあるので、気になる症状が現れたら、早めの受診をおすすめします。

今さら聞けない生理のメカニズム

生理と生理の間は25~38日ぐらい

「そもそも正常な生理周期がどのくらいなのかわからない」「自分の生理周期を知らない」というママもいるのではないでしょうか。今さら聞けない生理のしくみを確認してみましょう。

まず排卵が起こると、子宮内膜は赤ちゃんを迎え入れるために膨らみ始めます。しかし、妊娠が起こらないと、新しい内膜を作るために、古い内膜は血液と混ざりはがれ落ちます。これを生理といいます。

そして、生理周期とは生理初日から次の生理が来るまでの日数のことを指します。一般に、25~38日が生理周期の正常範囲といわれていますが、生理周期には個人差があります。また、ちょっとした体調の変化でも影響を受けるので、6日前後の変動であれば心配しすぎなくてもよいでしょう。

生理痛とは子宮を収縮させる物質が原因

生理が遅れるだけでなく、生理痛に悩んでいるママもいますよね。生理痛といっても、痛みの強さや感じる場所は人それぞれです。

生理中には子宮を収縮させる「プロスタグランジン」という物質が作られます。プロスタグランジンははがれ落ちた子宮内膜を体外に排出させようとする働きがあり、これが生理痛を引き起こす原因になります。プロスタグランジンの生成量が多い人ほど、生理痛が強くなるといわれています。陣痛時に痛みを感じるのもこの物質が原因です。

生理痛があると仕事や家事をする気力がなくなってしまうこともありますよね。毎月のことだからと諦めているママもいるかもしれませんが、あまりに酷い生理痛は病気のサインの可能性もあるので、一度婦人科に相談してみるのも一つです。

生理の長さはホルモン量と子宮の位置が関係

生理開始から出血が終わるまでの期間は、平均3~7日といわれています。この生理の長さはホルモン量と子宮の位置が関係しているといわれています。

エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が急激に低下すると生理になります。そして、子宮内膜がはがれ落ちると徐々にエストロゲンの分泌量が増え、新しい内膜を作り始めます。このホルモン分泌のバランスが乱れると、生理が8日以上になることもあります。

子宮の出口はストローの穴より小さく、生理が終わるまである程度の時間がかかってしまうのは仕方のないことのようです。また、子宮の位置が前後に傾いていると、古い内膜をスムーズに排出することができず、生理が長引きやすいといわれています。

生理不順を改善!日常生活でできる対処法

睡眠や食生活を見直して規則正しい生活を

女性ホルモンはちょっとした体調の変化やストレスの影響を受けやすいものです。生理不順になったら、睡眠や食生活を見直して、規則正しい生活を心がけましょう。

睡眠は心と身体を癒す大切な時間です。ストレスを感じたら、まずは質のよい睡眠が取れるようにしましょう。就寝前に飲食やスマホ操作をすると、寝つきが悪くなるといわれています。寝る前はお風呂で半身浴をしたり、ゆったりとした音楽を聞いたりして、脳をお休みモードにしましょう。

食生活が乱れると、ホルモンバランスにも影響をおよぼすと考えらえています。さらに、急激な体重の増減は生理不順を引き起こすこともあるので、必要なエネルギー量を把握し、バランスの取れた食生活を送るようにしましょう。
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