20代で子育てするメリットとデメリット!理想年収や働き方の比較
20代で妊娠を考えたときに「若いうちに子どもを生んだほうがいいよ」という意見と「妊娠は仕事などが安定してからしたほうがいい」という方がいると、20代で子どもを生んでも大丈夫なのか不安になりますよね。ここでは、20代で子育てをしている方はどのくらいいるのかや、どんな不安があるのかなどをご紹介します。
20代で子育てをする場合の理想年収と現実
20代で結婚している人の割合
2015年の「平成27年国勢調査」によると20~24歳までに結婚している割合は、男性で4.9%、女性で8.3%という結果がでています。25~29歳までの割合は、男性で26.4%、女性で36.7%です。
20代前半では男女ともに結婚している割合は少ないですが、25~29歳までの間では約4人に1人が結婚していることが分かりますよね。20代前半とは違い、20代後半になるとお付き合いをするときに、結婚を意識した交際相手を探している方が多いので、結婚する割合が増えているのでしょう。
20代男女に聞く子育て世帯の理想的な年収
とあるアンケートでは、20~29歳の男女に「結婚したいと思う年収」はいくらなのかを聞いたところ、400~500万円の年収が理想と答えた方がたくさんいました。しかし、「子どもを1人育てていくのに理想的な年収は?」と聞くと半数以上の方が「年収600万円が理想」と、結婚したい年収よりも金額が大幅にアップしたのです。
また、子どもが2人になると理想とする年収は700万円が半数以上という結果がでていて、子どもにはたくさんお金が必要と考えている方が多いことが分かります。
子育て中の20代世帯の年収や金銭的な現実
20代の年収の現実は、年収250~300万円くらいの方が多いです。手取り(税金や保険などを引いた金額)で見てみると、22万円くらいの金額になるでしょう。
子どもを1人育てるのに理想としている金額は年収600万円なので、現実は20代では約半分くらいの年収の方が多いことが分かりますよね。20代で結婚し子どもがいる家庭では、金銭的な厳しさから共働きをしている家庭が多いのですね。
20代の子育て世帯の貯金事情!長期スパンでお金を貯めるためのコツ - teniteo[テニテオ]
出産・育児を機に、住宅や車の購入検討や今後の教育費など、なにかとお金がかかる時期に入ります。収入がまだ多くない傾向にある20代の子育て世帯は、今後の家計や貯金について、不安を抱えることもあるのではないでしょうか。ここでは、20代子育て世帯に向けた貯蓄のコツについてご紹介します。
子育て世帯の夫婦の働き方について
専業主婦のメリットやデメリット
専業主婦の最大のメリットは、時間がたくさんあるので育児や家事を時間に余裕をもってできることです。ママが専業主婦の家庭では家事や育児をしっかりこなしている方が多いので、パパは家庭のことはママに任せて仕事に集中できますよね。また、子どもとじっくり向き合う時間を作れることもよいでしょう。
デメリットは、お金の余裕がないことです。20代の年収はまだまだ低いので子どもを1人育てていくにも家計はギリギリの状態で、常にお金の不安があるかもしれません。
共働きのメリットやデメリット
共働きの大きなメリットは、パパとママ、2人に収入があるので家計が安定することです。20代はパパだけの年収では子どもを育てるのに厳しいこともあるので、ママが仕事をすると収入が増えてお金の心配が減るでしょう。
お金の面で安定することはとても大切なことなのですが、共働きをすると子どもとすごす時間が減ってしまうので、ストレスを感じるママもいます。また、仕事をしながらの育児や家事は、ママが休憩するひまもないくらい毎日忙しいので、体力や精神面で疲れてしまうこともあるでしょう。
専業主婦か共働きかを選ぶ基準
仕事を続けるか悩んでいる方は、どうして働きたいのかを考えてみましょう。たとえば、マイホームを建てるために貯蓄をしたい・子どもにお金の心配をしてほしくない・家にこもってばかりではなく社会にでたい・好きなことに使えるお金がほしいなど、働く目的は人によって違いますよね。
また、どのような仕事があるのかや、保育園代をだしても働くほうが家計が安定するのかなど、さまざまな方向から考えるとどちらを選べばよいのか分かりやすいでしょう。