赤ちゃんが寝る前に絵本を読み聞かせ。期待できる効果やコツを紹介
絵本の読み聞かせは学校をはじめ図書館や児童館などでよく聞きます。ですが言葉を理解するようになったころならともかく「赤ちゃんのようにまだ言葉もわからないのに読み聞かせって、早すぎるかしら?」と思うママもいますよね。ここでは読み聞かせを始める時期や絵本を選ぶとき、読むときのコツを解説します。
読み聞かせはいつから始めるのがよいの?
読み聞かせに早すぎることはない
それから、赤ちゃんのために読み聞かせをしている図書館などもあります。ですから時期は関係なく、いつから始めてもよいようです。時期尚早とは思わずに思い切って読み聞かせを始めていきましょう。
生まれたばかりのころは、ママは赤ちゃんとの生活に慣れるのに必死です。その生活に慣れ、赤ちゃんの首もぐらぐらしなくなった3カ月ごろでしたら、無理なく始められるのはないでしょうか。いずれにせよ、余裕のあるときに始めたらよいでしょう。きっと赤ちゃんは何かを感じ取るはずです。
言葉がわからなくても楽しい
赤ちゃんは好奇心旺盛です。でも赤ちゃんの視力は大人が思うよりまだ未発達で、識別がうまくいきません。そんな赤ちゃんには色の鮮やかな絵本を選ぶとよいでしょう。視覚的にも楽しめるように工夫をすると、赤ちゃんの欲求は更に満たされますよ。
安心の声、そして視覚的な満足が、絵本には含まれています。絵本の読み聞かせすることで欲求が満たされ、この上ない幸せな気持ちになれることは間違いないでしょう。
読み聞かせをするタイミング
すると、授乳を終えた後、離乳食を食べ終わった後などが適当なのではないでしょうか。必然的に寝かしつけの時間帯が、これらにぴったりくるのかもしれませんね。赤ちゃんは寝かしつけの時間に読み聞かせをしてもらうと、安心して眠ることができるそうですよ。
それも優しいママの声でしたら、赤ちゃんにとって最高の時間ですよね。ぐっすり眠ってくれるので、ママにとってもその睡眠時間が有意義な時間になるのかもしれません。
読み聞かせの効果ってどんなものがあるの?
親子の絆を深めることができる
読み聞かせをすると、同じ時間を一緒に過ごすことになります。その間、赤ちゃんは本の内容を知るだけではなく、絵本の場面場面で臨機応変に対応したママの声色や表情を同時に感じ取るため、感情表現が豊かになるといわれています。
また、膝に乗せたり、添い寝したりとスキンシップが増すことで、愛情ホルモンといわれている“オキシトシン”というホルモンが分泌されます。このホルモンは子どもの知能指数やストレス耐性をアップするだけでなく、読み聞かせたママを幸せな気持ちにさせてくれるそうですよ。
言葉の理解や上達の助けになる
10歳までの読書量で学力が決まると聞いたことはありませんか?絵本を読むことで日本語の理解が深まり言語のインプットができ、それにつれて学習も容易に飛躍していきます。そして、読書量を増やすことで、知識や学習の土壌をはぐくむこともできるともいわれています。
絵本を読むことで我が子の学力が決まるのならば、どうでしょう?試してみる価値があるのではないでしょうか?将来を見据えて、今日から一日一冊、どんな本でも構わないので、読み聞かせを始めてみましょう。
脳に働きかけ感受性が豊かになる
カラフルな色彩を取り入れた生活をしていると、赤ちゃんの脳の発達を促してくれるそうです。自然界にある色はもちろん、明るく鮮やかな色を見て過ごすと、視神経が発達します。また、豊かな感受性を育てることもできます。
読み聞かせの時間は、赤ちゃんにとって至福のときです。ママの優しい声は、赤ちゃんの心を穏やかにし、幸せに、そして楽しい気分にさせてくれます。すなわち、豊かな情緒が育つようになりますよ。