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なぜ赤ちゃんは唸り声を出して伸びる?体調の見方や注意すべき点とは

なぜ赤ちゃんは唸り声を出して伸びる?体調の見方や注意すべき点とは

赤ちゃん特有の反り返るような伸びは、月齢の低いときに見られるかわいい動作ですね。ただ、伸びが激しかったり唸り声をあげながら伸びたりしていると「どこか悪いところがあるの?」と心配になるママは少なくないようです。そこで今回は、ママが気になる赤ちゃんの伸びや唸り声について原因や対策をご紹介します。

赤ちゃんが伸びをする理由を知ろう

伸びをすることで筋力や体幹が成長していく

赤ちゃんが横になっているときやママに抱っこしてもらっているときなどに、反り返るように伸びをすることがありますね。赤ちゃんはどうしてこのような伸びをするのでしょうか。

赤ちゃんが伸びをする理由は、はっきりとわかっていません。ただ有力な説はいくつかあり、そのほとんどが心配のないものです。

理由の一つが、赤ちゃんがママのお腹の中で丸まっていたため、生まれて体が解放された喜びから伸びをする、ということです。大人でも解放感から伸びをすることがありますよね。

大人と違うのは、赤ちゃんは伸びをすることで体を支える体幹や背中の筋肉を鍛えているという点です。伸びをすることは、赤ちゃんの成長にとって必要な行動でもあるのです。

反り返って伸びるのは不快感の表現かも

赤ちゃんは不快を感じてもママに言葉で伝えることができませんね。不快感をママに伝える手段の一つが、反り返って伸びをすることだといわれています。不機嫌そうに反り返ったときは不快感の表現かもしれないので、様子を見て原因を取り除いてあげましょう。

例えば抱き方が原因のとき、赤ちゃんは反り返ることで「この抱き方はイヤ」と伝えます。横抱きや縦抱き、また背中を丸くして包むように抱っこするなど、色々と試してください。

また赤ちゃんがあおむけで寝ているときに反り返るのであれば、背中にかいた汗を不快に感じているのかもしれません。ママの手で赤ちゃんの背中に直接触れて、汗をかいているようであれば脱がせてタオルで汗を拭きとり、新しい服を着せてあげましょう。

モロー反射でビクッと抱き着くように伸びる

赤ちゃんが特定の刺激に対して無意識に起こす動きを「原始反射」といいます。生命を維持するための最低限の機能で、ほとんどは成長とともに消失します。

おっぱいを探すような動きをする「探索反射」や、口に触れたものに吸いつく「吸(きゅう)てつ反射」などが、代表的な原始反射です。

伸びをする動きの原始反射もあります。それが「モロー反射」で、外からの刺激を感じたときにビクッと抱き着くような格好で伸びます。ドアが大きな音を立てて閉まるときや抱っこで赤ちゃんの上体が急に傾いたときなどに起きやすい反射行動です。

モロー反射は人の祖先が樹上で生活をしていた名残で、木から落ちないためや落ちたときの怪我を防ぐための動きだと考えられています。

伸びをしながら唸るのは不調のサイン?

お腹が苦しくて真っ赤な顔でいきんでいる

赤ちゃんが反り返るような伸びをしながら顔を真っ赤にして唸っていたら、様子を確認して適切なケアをしてあげましょう。

赤ちゃんが苦しそうにいきんでいたら、便秘でお腹が苦しいのかもしれません。うんちやおならが出やすいように、お腹を優しくケアしてあげましょう。

お腹のケアは、マッサージをしてあげるとうんちやおならが出やすくなって便秘が改善します。冷やさないように注意しながら、ゆっくりとママの手の平で時計回りにさすってマッサージしてあげてください。

便秘ではなく、げっぷを出したくて顔を真っ赤にして唸ることもあります。そのときは授乳後と同じように、縦抱っこをして背中をゆっくりトントン叩くと、赤ちゃんがげっぷを出しやすくなりますよ。

単純に声を出しているだけの場合もある

赤ちゃんが唸っているのは、単純に声を出しているだけの場合もあります。なぜ唸ったような声を出すのか、原因はわかっていません。もしかしたら声を出して遊んでいるのかもしれませんね。

一方で、ママやパパは赤ちゃんの変化に敏感で、赤ちゃんが「う~」と唸る声が苦しそうに聞こえることがあります。実際に1カ月健診のとき「赤ちゃんが唸り声をあげることがあるのですが、どこか苦しいのでしょうか」と相談するママは少なくないようです。

実際に多くの赤ちゃんは唸り声を出しますし、そのほとんどは病気などではありません。過度な心配は必要ありませんよ。

突然唸り始めても、もしかしたらママとお話をしたいだけかもしれませんね。慌てず、様子を見守ってください。

暑がって唸っていることも

赤ちゃんは大人よりも体温が高めです。しかしママは小さな赤ちゃんを寒さから守ろうと、つい必要以上に厚着をさせてしまうことがあります。

厚着を不快に感じても、赤ちゃんは「暑い」と言葉で伝えることができませんね。言葉の代わりが「唸り声」で、唸るだけでなく便秘のときと同じように顔を赤くして反り返ることも多いようです。

また赤ちゃんは暑がりなだけでなく、体温調節機能自体が未熟です。体温調節できるよう、着脱しやすい服装を心がけてくださいね。

このように、赤ちゃんが唸り声をあげながら伸びるときは、ほとんどの場合、心配はありません。しかしまれに、激しく伸びたり反ったりしながら唸り声をあげるときは、用心した方がよいこともあるようです。

伸びや唸りから疑われる症状とは

臍ヘルニアや鼠径ヘルニアの可能性が

赤ちゃんが伸びたり唸ったりするとき、まれに疑われる症状があります。例えば、臍(へそ)ヘルニアや鼠経(そけい)ヘルニアの可能性です。

臍ヘルニアは「デベソ」のことです。ご存じのとおりヘソが飛び出ている状態で、ほとんどは1歳くらいまでに自然に治まります。

鼠径ヘルニアは小腸などが下腹部に飛び出した状態で、足のつけ根にこぶのようなものを確認できます。放置すると血流が悪くなり、赤ちゃんによっては痛みや嘔吐をともなうようです。

臍ヘルニア同様、鼠経ヘルニアも自然治癒することがありますが、手術で治すケースもあります。不安に感じたら、臍ヘルニアは1歳を過ぎたころ、鼠経ヘルニアは足のつけ根にこぶを発見したときに、小児科に相談してください。
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