妊婦に適した靴と靴下は?選び方のポイントとシーン別のおすすめ
妊娠中の靴下やストッキングはどう選ぶ?
靴下は保温性に優れた素材のものを
部屋の中ではフリース素材など厚手の靴下を着用したくなりますね。その場合はフローリングで滑らないように裏に滑り止めがついているものだと安心です。
寝ているときにも冷えを感じる場合はシルク素材の靴下が保温性が高くおすすめです。むくみが気になり足がだるく感じるなら、妊娠中でも履ける着圧設計の靴下を履いてふくらはぎの血流をサポートしましょう。
靴下は妊娠してもサイズが変わらないので今までのものを使っても問題ありませんが、機能性や保温性に注目すると妊婦生活がもっと快適になるかもしれませんね。
タイツはマタニティ用かガータータイプを
ウエストゴム部分がかなり上にのばせるので、胸の下からお腹をすっぽり包むことができます。それでも締めつけが気になるというママは、ガータータイプを選びましょう。
ガータータイプといっても、太ももにずり下がり防止のテープがついた「ガーターフリー」が主流です。ただ、それでもずり下がってしまうことがあるので、短時間で履きたい場合に適しています。
むくみが気になるときは着圧タイプを
足首に向かってだんだんと着圧が上がっていくものだと、さらにサポート力がアップしますので、むくみに悩む妊婦さんはぜひ使ってみてください。
さらにお腹を下から支えて軽く感じる「腹帯」設計、腰痛を軽減させるバックサポート、UV加工、消臭、抗菌機能などがついたストッキング、タイツ、靴下もあるので、悩みや好みに合わせて選んでみましょう。
妊娠中の靴と靴下に関する疑問と注意点
妊娠中に適した靴を購入するタイミング
妊娠中期になるとお腹も大きくなりはじめ、だんだんと靴を履く体勢も苦しくなってきます。靴ひもやスナップも留めるのが大変になってきますので、それまでには簡単に脱ぎ履きできる靴を用意しておいた方がよいでしょう。
また、これまでの靴が窮屈と感じたときや、かかとや指が当たって痛くなったときは迷わず、足に合った靴を購入するようにしましょう。
妊娠中のハイヒールやサンダルは危ない?
どうしてもヒールがある靴を履きたい場合、安定感がある太めのヒールで3cm程度のものであれば比較的安心です。サンダルならバックストラップがあるとホールド力が高まります。
疲れにくい3cmヒールですが、これまで履き慣れていない妊婦さんではやはり注意が必要です。また、お腹が大きくなってくると身体のバランスが変わるため、少しのヒールでも腰や膝に痛みが出る場合がありますので、長時間履き続けるのは避けた方がよいでしょう。
お腹が大きくて靴下が履けないときの対処法
しかし、笑っている場合ではなく毎日の靴下が履けないのは問題です。解決策として、足を前ではなく横に出して履くようにすると少し楽になります。
椅子に座って膝を曲げ、身体の横から手を伸ばして靴下を履くこともできますが、椅子ごとひっくり返らないように注意しましょう。それでも履けないというときは、パパに甘えて毎朝履かせてもらうのが一番です。上の子がいれば喜んで手伝ってくれるかもしれませんし、毎日のコミュケーションとしてもおすすめですよ。
お気に入りの靴を履くためのむくみ解消法
食べ物で足のむくみを防ぐ
妊娠中、塩分を摂取しすぎるとむくみはもちろん、妊娠高血圧症候群を引き起こす危険性があるというのを聞いたことがあるママもいるはずです。塩分は控えめにしたいですね。パパが薄味が苦手な場合は、取り分けてから自分で味の調節をしてもらいましょう。
体内の塩分を排出する効果が期待できる食材を摂取するのもおすすめです。昆布やひじき、さつまいもやホウレン草、納豆や枝豆には塩分の排出を助けるカリウムが多く含まれています。献立を工夫してみましょう。
キウイやバナナにもカリウムが含まれているので、おやつに食べるのもよいですね。