赤ちゃんに使いたい無添加石鹸。肌荒れや湿疹が出たときの対処法も
デリケートな赤ちゃんの肌には、優しい成分でできている無添加石鹸がおすすめです。ただ無添加石鹸にも色々な種類があり、選び方にはポイントがあります。赤ちゃんにおすすめの無添加石鹸の選び方、無添加石鹸を使用した肌荒れを予防する洗い方などをご紹介します。
無添加石鹸とはどんな石鹸なの?
無添加石鹸について知ろう
合成化学物質には界面活性剤、合成着色料、保存料などがあり、肌に悪い影響を与えることがあります。無添加石鹸は、この合成化学物質が添加されていない石鹸のことです。
ただ、「無添加」の基準はメーカーによって違います。例えば界面活性剤だけが無添加でも「無添加」と表示され、保存料などは添加されている場合もあります。どの合成化学物質が無添加なのか、購入者が自ら確認する必要があるのです。
無添加石鹸を選ぶポイント
石鹸を作るときに使用した原材料はすべて表示する義務があるため、パッケージの裏を見るとどんな合成化学物質を使用しているか、または使用していないかを確認できます。なにが添加物なのかを知って、選ぶための判断材料にしてください。
とくにおすすめなのが「枠練り製法」、「釜炊き製法」、「コールドプロセス」で作られている石鹸。作る工程でできた天然保湿成分が残っているのでおすすめです。パッケージには石鹸の製法が記されている場合がありますよ。
赤ちゃんにもおすすめな無添加石鹸
おすすめが、昔ながらの釜炊き製法で作られた、天然保湿成分配合の固形石鹸です。シャボン玉せっけんの「ベビーソープ」や、無添加石鹸本舗の「赤ちゃんにつかいたいやさしい石けん」などがあります。
泡で出てくるタイプの無添加石鹸もあります。赤ちゃんと入るお風呂は忙しいので、泡立てる手間が省けるのは助かりますね。
ミヨシ石鹸の「泡で出てくるベビーせっけん」は、材料が水・カリ石鹸素地・石鹸素地のみ。添加物不使用で安心です。また非加熱の天然水を使用したドルチボーレのベビーソープは、高い保湿成分で低刺激。どちらもおすすめですよ。
無添加石鹸を使うときのポイント
予洗いは念入りに。空気を含ませた泡を使う
まずは念入りに予洗をします。37~38℃くらいのぬるま湯で、優しく肌を流してください。温度が高いと肌にダメージを与えてしまうので気をつけましょう。ていねいに予洗いをするとほとんどの汚れを落とすことができます。
次に石鹸を泡立てます。泡で出るタイプのボディーソープならそのままでよいですが、固形石鹸はもともと泡ができにくい成分で作られているので、100円均一などで売っている泡立てネットを利用してください。空気を含ませるようにするとふわふわの泡になりますよ。
無添加石鹸を使った体の洗い方
洗い終わったら、37~38℃のぬるま湯でしっかりすすぎます。このときも熱いお湯を使うと肌に乾燥ダメージを与えてしまいます。赤ちゃんの肌にお湯をかける前にママやパパの手にかけて、熱くないか確認してくださいね。
泡を残さずしっかりすすいだら、タオルで水気を取ります。吸水性のよいタオルで、こすらずに優しくトントンと押すように吸わせてください。皮膚が重なっている部分も水気が残らないようにしましょう。
無添加石鹸を使うときの注意点
また無添加石鹸は保存料や防腐剤が入っていません。そのため長期間使わずにいると古くなって泡立ちが悪くなったり、油が酸化したりしてかえって肌に悪い影響を与えてしまいます。保存料が入っていないため、なんと石鹸にカビが生えることもあるのです。開封後は3カ月を目安に使い切ることをおすすめします。
使用中の固形の無添加石鹸は、湿度が高い場所に置いておくと溶けてしまう恐れがあります。使用後は細菌が繁殖しないように軽く石鹸を洗い流してしっかり水分を切り、乾燥した場所で保管するようにしてください。