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妊婦におすすめの楽な体勢を紹介!妊娠時特有のつらさを和らげよう

妊婦におすすめの楽な体勢を紹介!妊娠時特有のつらさを和らげよう

シムス体位は楽だけでなく胎児の安全も

妊婦に推奨されているシムス体位とは?

妊娠してお腹が大きくなってくると、横になっても息苦しさを感じたり腰が痛くなったりすることがありますよね。なかなか楽な寝姿勢が見つからないという場合は「シムス体位」と呼ばれる体勢を試してみるとよいですよ。

シムス体位は19世紀にアメリカの産婦人科医によって発案された、内臓の圧迫を抑え血流をよくするなどのお腹が大きくなってきたママにおすすめの体勢です。

まず体の左側を下にして横になり、下の左足をまっすぐ楽に伸ばします。右足は軽く曲げて左足より前に出し、膝は床につくようにして少しうつぶせ気味になりましょう。右手は体の前に置き、左手は背中に回します。左手に違和感があれば、頭の下などでも大丈夫ですよ。これが基本のシムス体位です。

仰臥位低血圧症候群のリスクも回避できる

シムス体位は妊婦が楽な体勢というだけでなく、妊娠中期以降に心配な「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」を回避できるメリットもあります。

仰臥位低血圧症候群とは羊水や胎盤、成長した赤ちゃんによって大きくなった子宮が、仰向けになることで下大静脈を圧迫し急激な血圧低下が起こるものです。そうすると顔色や気分が悪くなるだけでなく、頻脈や意識障害が現れる恐れもあります。

また血流が悪くなると、おなかの赤ちゃんに送られる酸素も少なくなります。この状態が長く続くと、赤ちゃんにも問題が生じる可能性も否定できません。そのためママと赤ちゃんへのトラブルを防ぐためにも、シムスの体位は推奨されているといえます。

シムス体位に便利なグッズも

シムス体位は、人によっては体勢が取りにくく感じる場合もあります。そのときは前述した「抱き枕」を使用してみましょう。上に折り曲げた足を抱き枕が支えてくれるので、楽に体勢が取れますよ。

産後も授乳クッションとして利用できる物なら、妊娠中から産後まで長く愛用できますね。またどんな姿勢でも体にフィットして寝姿勢が安定する、極小のマイクロビーズが入った抱き枕もあります。さらにオーガニック素材や丸洗いできる物など、ママの肌に優しい抱き枕を選ぶのもよいですね。

抱き枕以外でも、手持ちのクッションを膝の下に敷いたり毛布を丸めて抱き枕のように使ったりしてもよいでしょう。シムス体位が楽に取れて安定しやすいので試してみてくださいね。

まとめ

妊娠中は体にストレスを与えずに休息が大切な時期です。しかし、座っても横になっても体が休まらないと感じているママは多くいます。そこで今回紹介した内容を参考に、楽な体勢を見つけてみましょう。

人によってはおすすめの体勢が合わない、ということもあるかもしれません。そのときは無理に行わなくても大丈夫ですよ。妊娠中の体勢は、基本的にママが楽と感じるものなら問題ないとされています。そのため、長時間同じ体勢を取らないように注意して楽な体勢を探してみてください。限られた妊娠生活が穏やかに過ごせるとよいですね。
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