新生児の鼻水を吸引するコツは?鼻水の原因や症状と吸引方法や注意点
低コストでお手軽な「スポイトタイプ」
まず、1,000円以下で購入でき値段が安いですし、持ち運びも簡単にできますから、どこでも使うことができます。停電中や電源のない場所でも使えるのはうれしいですね。赤ちゃんの鼻水に直接触れることがありませんから、ママが病気に感染しにくいこともメリットでしょう。
ただし、鼻水吸引器の中でもっとも吸引力は弱くなります。粘りのある鼻水は吸いとれないかもしれませんし、鼻の奥の鼻水も吸いとりにくいでしょう。基本的には、鼻の入口付近の鼻水の吸引に適しています。
ママが口で吸う「ストロータイプ」
ママが吸うのですから、赤ちゃんの様子を見ながら吸う力をコントロールできます。サイズも小さいですから持ち運びも簡単で、音も静かに使えます。1,000円以下で買えますから、手軽に試してみることもできますね。
ただ、ママの吸う力を利用しますから、続けていると疲れてしまうかもしれませんね。赤ちゃんの病気がうつらないとは限りませんので、使った後はうがいをしましょう。
新生児の鼻水をうまく吸引するコツ
ママはリラックスしてやさしく吸引しよう
うまく吸引するためにも、ママは「気持ちよくなるよ」「きれいにしようね」などと話しかけながら、赤ちゃんがリラックスできるようにすることが大切です。赤ちゃんを怖がらせないようにするのです。
そのためにも、ママは笑顔で楽しそうに行い、もし赤ちゃんが嫌がったら少し時間をおくようにしましょう。無理矢理押さえつけて続けると、怖がってさらに大泣きしてしまうかもしれません。無理にすると、鼻の粘膜が傷がついたり腫れたりして、余計鼻がつまってしまうこともありますよ。
水平に色々な角度でゆっくり試そう
鼻の中は複雑に入り組んでいて細い道になっています。その細い道の奥につまった鼻水を吸いとらないといけませんから、器具の角度が合っていないとうまく吸引できないのです。
吸引するときには、水平に鼻水吸引器の先を入れて軽めに吸いながら、器具の角度を色々と変えてみましょう。色々と試していると、奥からズルズルと鼻水が吸い出されてくることがあります。
その角度を保ちながら吸いましょう。吸引器の先を強く差し込み過ぎないようにして、軽く鼻の穴に当てるだけにしておくとよいですよ。
ドロドロ鼻水には点鼻液も併用してみよう
点鼻液は家庭でも簡単に作ることができます。食塩5g、重曹2.5gをペットボトルに入れ、水500mlで溶かして完成です。重曹がなければ食塩だけでもよいですよ。鼻水の粘度を弱めるだけでなく、鼻の粘膜についた細菌やウィルスなどを除去する働きもあります。
点鼻液を自分で作るのが不安なママは薬局でも購入できますよ。体温と同じ温度にして、少しずつさすようにすると痛みが少なくなります。点鼻薬を2~3滴を鼻にさして、鼻水の粘り気が緩和されてから吸引すると吸いやすくなるでしょう。
鼻水吸引器を使うときに気をつけること
器具を奥まで入れたり長時間吸ったりしない
また、長時間吸引を続けることで、耳の痛みにつながる可能性があります。赤ちゃんにとって鼻水があるのはよくないだろうと、すべて取りきろうとすると耳が痛くこともあるのです。
鼻の中はデリケートな部分でもありますから、吸引をして粘膜に傷をつけてしまうと、そこから細菌が入って病気になることもあります。吸引は弱めで少しずつゆっくりとすることが大切ですね。一度に取りきれなかったら、時間をおいてから再吸引するように心がけましょう。
衛生面のメンテナンスは忘れずに
洗わずにそのままにしておくと、カビが発生することもありますし、細菌やウィルスが増殖することもあります。次の機会にそのまま使ったら、ママも赤ちゃんも体調を崩してしまうかもしれません。
常に気持ちよく使うためにも、一度使ったらきれいに水洗いましょう。その後に、赤ちゃん用の消毒液などを利用して消毒もしておくと安心です。
赤ちゃんは抵抗力も弱いですから、口や粘膜に触れるベビーグッズは消毒が推奨されるものも多いですね。鼻水吸引器も同じように清潔に保ち、赤ちゃんとママが安心して使えるようにメンテナンスを忘れずにしておきましょう。
赤ちゃんが嫌がるなら使用を控えて病院へ
小児科か耳鼻科で吸引をしてもらえますが、事前にしてもらえるのかを確認しておくと安心ですね。専用の器具を使って鼻の奥の鼻水まできれいに吸ってもらえますから、赤ちゃんも気持ちよいでしょう。
鼻水の吸引をしてもらっているのを見ながら、吸引の仕方のコツを教えてもらってもよいですね。病院で吸引をしてもらうと痛みはないそうですよ。赤ちゃんもご機嫌になりそうです。