赤ちゃんの寝ぐずりにさようなら!試してみたい寝かしつけのヒント
赤ちゃんの寝かしつけに苦労するママはとても多いもの。寝ぐずりする時間が長くなるとママ自身も睡眠不足になったり、自分の時間がとれなくなったりするので、なんとか改善したいものですよね。今回は、赤ちゃんが寝ぐずりをする理由やスムーズに寝かしつける方法、入眠しやすい環境の整え方などについてご紹介します。
そもそも赤ちゃんはなぜ寝ぐずりをするの?
空腹やおむつが汚れている不快感によるもの
赤ちゃんが寝ぐずりをすることは決してめずらしいことではなく、程度に差はありますが、ほとんどの赤ちゃんに見られる現象です。1歳半から2歳ごろには自然と解消されるといわれていますが、毎日グズグズと眠ってくれないことが続くと、パパやママの大きな負担になりますよね。
赤ちゃんがぐずる原因としては、空腹感や体の具合の悪さ、おむつが汚れていることによる不快感などがまず考えられます。汗をかいていないか、お腹が空いていないか、おむつが汚れていないかなどをチェックし、不快感を取り除くようにしましょう。
日中興奮しすぎると眠れなくなる場合も
赤ちゃんが寝ぐずりをする明白な理由はいまだよくわかっていませんが、いくつかの原因が絡み合っていることが多々あります。そのうちの一つとして、「日中に興奮しすぎて自律神経のバランスが崩れてしまう」ということが挙げられます。
大人と違い、赤ちゃんはちょっとした刺激にも敏感です。遊びすぎた、知らない人に会った、外出したなど、ふだんと違うことを経験すると交感神経が優位になり、眠りが妨げられてしまうのです。
ただ単に眠くないだけのときもある
寝ることの経験値が少ない赤ちゃんにとって、自然と眠りにつくことは難しいこと。毎日家事や育児に忙しく、少しでも時間があれば寝ていたいママとは違い、部屋が明るい、何か物音がする、暑い、寒いなどの些細な刺激でも気になってしまい、なかなか寝つけなくなります。
また、単純に「まだママと遊んでいたい」という理由から寝つけないこともよくあります。赤ちゃんはママが大好き。ママはそろそろ寝てほしい時間でも、まだまだ遊びたいという欲求が勝ってしまい、眠くならないことがあるようです。
赤ちゃんがひとりで寝るためのネントレとは
基本となるネントレの二つの方法
・泣かせるネントレ
赤ちゃんを布団に寝かせて絵本を読むなどの入眠儀式をしたあと、電気を消してママは部屋を出ます。最初のうちは泣いてしまいますが、ぐっとこらえて眠るまで待ちます。毎日繰り返すことで「絵本を読む=眠る時間」という習慣ができ、一人で眠ることができるようになります。
・泣かせないネントレ
赤ちゃんが眠るまでママが側にいて、手をにぎったりトントンしたりしてあやしながら寝かしつける方法です。泣かせるネントレと比べると時間がかかりますが、ママが側にいることで安心感を得ながら寝てくれますよ。
海外のネントレ事情と日本の寝かしつけ事情
しかしこれは海外の常識とまったく逆で、国によって多少の差はありますが、海外の赤ちゃんは生後3〜6カ月ごろになると、パパやママとは別々に一人でベビーベッドで眠ります。
「泣いている赤ちゃんを放置するなんて、心を締めつけられる」と日本のママは思ってしまうかもしれませんが、海外では赤ちゃんの自立を尊重するために、たとえ泣いていても放置しておくのが主流なのです。
ネントレのメリットとデメリット
睡眠の質が上がることで夜泣きの回数が減り、途中で目覚めても自分で眠れるようになります。朝までぐっすり眠ることで日中の体調や機嫌もよくなりますし、生活リズムが確立して発達にもよい影響が期待できます。
また、赤ちゃんの自立が促される、夜間断乳できるので虫歯リスクが減る、ママの睡眠もしっかり確保できる、などのメリットもあります。
ネントレに慣れるまで、泣き続ける赤ちゃんに対して罪悪感を持ったり、赤ちゃんの泣き声が近所迷惑になったりするというデメリットもありますので、メリットとデメリットの両方をしっかり理解した上で、ネントレするかどうかを決めましょう。
安心して眠ることができる環境を整えよう
部屋を薄暗くするなどの工夫をしよう
寝ぐずりをする理由や期間に関しては個人差が大きいですし、すべての赤ちゃんに共通する解決策もありませんが、まずは部屋を薄暗くして赤ちゃんにとって眠りやすい環境をつくることからはじめてみるとよいでしょう。
赤ちゃんはちょっとした刺激にも敏感です。眠る体勢に入りやすいように、テレビやパソコンはもちろんのこと、部屋の明かりを落として間接照明やLEDキャンドルなどに変え、静かに眠れる環境を整えましょう。