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子どもの傘の怪我を防ぎたい!安全な取り扱い方と怪我の実例を紹介

子どもの傘の怪我を防ぎたい!安全な取り扱い方と怪我の実例を紹介

安全に長く使うために心掛けたいこと

周りを意識して傘をさそう

子どもが傘を使うようになったら、できるだけ長持ちするとよいですよね。ママは、そのために心掛けておきたいことを子どもに伝えましょう。

雨が降っていると、晴れているときに比べて視界が遮られるので、周りが見えにくいことがほとんどです。傘を開くときや、さすとき、傘をさして道路を歩くときなどは、周りに当たると危険な物がないかを意識しましょう。

また、傘を使い慣れていない子どもは、少しずつ重く感じたり腕がだるくなったりして、傘が顔の前まで傾いてしまうこともあります。前方が見えない状態のまま歩いていると、人や電信柱などにぶつかってしまう可能性があります。

傘が壊れるだけでなく怪我をすることも考えられますので、ママは子どもの様子を確認しながら歩きましょう。

丁寧に扱うように心掛けよう

傘を長く使うためには丁寧に扱うことが大切です。とくに、子どもは普段持たないものや使わないものを目の前にすると好奇心が高まって、遊び道具のように扱ってしまうことがあります。ママは、子どもが傘を使う前に、正しい使い方や丁寧な扱い方を伝えましょう。

子どものころ、さしている傘をくるくると回して面白いと感じたことがあるママはいませんか。子どもがしてしまいがちな行動ですが、これも傘を痛める原因の一つだそうです。

傘は50ほどのパーツから成り立っていてデリケートな道具です。傘を回したり振ったりすると、持ち手などのパーツに負担が掛かり、壊れる原因になってしまいますよ。

また、濡れたまま放っておくと傘の骨がさびてしまいます。しっかり乾かすようにしましょう。

傘が壊れにくい素材を選ぼう

子どもの傘を選ぶ際は素材にも注目してみましょう。傘が壊れにくい素材を選ぶことも、長く使うポイントになりますよ。

傘の素材には、グラスファイバー製やアルミ、スチールなどがあります。

グラスファイバー製は、プラスチックとガラス繊維が混ざっていて、丈夫でさびないメリットがあります。弾力性があり、強風であおられたときも傘は裏返ることがあっても骨が折れにくい特徴があります。

しかし、万が一、骨が折れるとガラス繊維で怪我をする可能性があります。ですから、折れた断面を触らないように子どもに伝えましょう。

アルミやスチールなどの金属製は、強度があり、壊れても修理をしやすいメリットがあります。しかし、重さがあるので子どもの持ちやすさも考慮しましょう。

傘を使うときの約束と雨具の安全な使用方法

傘の開閉や使用時の約束

子どもが1人で傘を使うとき、怪我をしやすいのが傘の開閉時です。とくに、ジャンプ傘は勢いよく傘が開くため、傘が顔を引っかいてしまう、バネの力で飛び上がった傘の先端が周囲の人にぶつかるということがあります。

手開き式の傘でもジャンプ式の傘でも、傘を開閉するときは傘の先端を斜め下に向け、顔を近づけないようにしましょう。開閉するときはほかの人から少し離れるとよいですね。

また、傘を閉じるときは「カチッ」と音がしてしっかりロックされるのを確認しましょう。

傘をさしているときは、傘が視線をふさいでしまわないよう注意が必要です。傘の柄を持ち、親骨を肩に軽く掛けて持つと傘が前をふさぐ心配がなく、安定して傘を持つことができますよ。

傘を持ち歩くときの約束

傘を持ち歩くときは、金太郎の「まさかり」のような肩に担ぐ持ち方や、傘と地面が水平になる「水平持ち」をすると、傘がぶつかって周囲の人が怪我をしてしまうことがあります。傘を持つときは先端が真下を向くように持つとよいですね。

また、先端の石突が地面をこする音や感覚が好きで傘を引きずって歩いたり、杖のように傘を前に突きながら歩くと、道路にあいた穴や溝のふたの隙間などに傘の先端が挟まり、転倒することがあります。

傘でガードレールを叩きながら歩く、柄をフェンスや鉄柵に当てながら歩くなどの遊び歩きも、怪我や傘の破損につながりますので危険です。

傘はおもちゃではなく、使い方や持ち方によっては自分や周囲を傷つけることになる旨を伝えてくださいね。

傘の安全な使い方をママが伝えよう

言葉での説明が難しい子どもには、実際にママが傘を使うところを見てもらいましょう。

ただし、子どもは大人と同じように傘を扱うことが難しい場合があるので注意が必要です。子どもの発達や体格に合わせて使い方を工夫しましょう。

正しい傘の持ち方や、開閉の方法は安全であるというだけではなく、周囲の人に水滴をかけないなどのマナーを守ることにもつながります。子どもと一緒に、ママの傘の使い方を見直してみてもよいですね。

また、子どもが傘を引きずったり、傘で物を叩いたりする癖があるときは、傘を購入するときに「お気に入りの傘」を子ども自身に選んでもらいましょう。傘を大切にしたいという気持ちが芽生え、危険な癖をやめることができるでしょう。

まとめ

小さな子どもは、大人が傘を使っている姿を見ると「自分も使いたい」と思うことがあります。傘を使いたいという気持ちは自立心の表れですので、車などが来ない安全な場所で少しだけ傘を渡してみましょう。

実際に子どもが持ってみることで、傘を使えるどうかを判断することができます。また、子ども自身が「まだ難しい」と感じれば、ママの目が届かないところで傘を触って怪我をすることを防げますよ。

傘の正しい使い方を身に着け、安全に傘を使えるようになるとよいですね。
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