おむつのゴミ箱に虫が!忙しくてもできる虫対策と虫の予防方法
使ったおむつや生ゴミなどを捨てたゴミ箱。きっちり縛っていたはずなのに、気づいたら虫が飛んでいる!そんなときの対処の仕方や、そもそもどうして虫が発生するのか、その原因や、これから虫が発生しないようにするための事前防止策などについてまとめました。
どうしておむつのゴミ箱に虫が発生するの?
虫が発生してしまう理由と発生源
例えばとても蒸し暑い夏にゴミを放置すると、生ゴミなどは腐ります。条件次第では虫が発生してしまいます。
ゴミの周りをよく飛んでいる虫、それはハエです。ハエは生ゴミや腐ったものなどが好物です。袋をきっちり縛っていてもちょっとした隙間から侵入します。
そして卵を産み付け、うじ虫が発生します。生ゴミなどのほか、汚物もハエは好物なので、使用したおむつを放置すればハエが飛んできて、虫が発生するのです。
発生してしまう虫の種類
【ショウジョウバエ】3種類の中でよくみるハエで、大きさは2~3mmです。小さいのでちょっとした隙間もすり抜けられ、野菜や果物などを好むのでゴミ箱に発生します。
【ノミバエ】大きさはショウジョウバエと同じくらいで、特徴は、食材そのものやゴミではなく調理されているもの、そして汚物を好物としているところです。
【チョウバエ】大きさは3~4mmです。このハエはゴミや料理ではなく、排水管やそこに発生している雑菌を好みます。殺虫剤などの薬が効きづらいです。
虫が発生することによる悪影響
ハエは、ゴミや汚物を好み、そこに群がり繁殖の源となるタンパク源を摂取します。そこには寄生虫やウィルスが繁殖しているものが多いので、ハエはそれらを体に付着して飛んでいることになります。
寄生虫やウィルスなどを体に付着させたまま、生ゴミや料理、野菜などのにおいに誘われて家の中に侵入し、私たちが口にする料理にいたとしたらどうでしょう。その料理に寄生虫などがいるかもしれないのです。口にしたら、なんらかの健康障害が出るかもしれません。
ハエは、私たちの口にする食品に群がっては、そこで排泄したり体液を出したりするなど、病原菌の媒介者となり得るのです。
忙しくても簡単にできる虫の予防法と対処法
虫が発生する前の対策方法
まず、部屋の中のゴミ箱周辺や、ゴミ収集日までゴミを保管しておく場所も虫が発生しやすいところです。ゴミをまとめたらきっちり閉じること、ゴミ袋を二重にすることが大事です。特に生ゴミは虫が寄ってきやすいため、1日ごとに小さな袋にまとめるとよいでしょう。
次にベランダや窓です。虫を外から家の中に侵入させないよう、窓を開けっぱなしにしないことや、網戸が破れていたり避けていたら補修するなどしましょう。
トイレも虫が寄ってきますね。こまめに掃除をして、臭いがこもらないよう換気をするようにしましょう。
重曹やクエン酸を使った臭い対策法
使用済おむつの臭い対策には、実は重曹やクエン酸が効果的なのです。ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、重曹は弱アルカリ性の粉末で、お料理やお掃除に使える優秀なものです。
うんちの臭いの元は酸性です。酸性にアルカリ性の重曹をかけると化学反応が起きて臭いが中和され、徐々に臭いがしなくなるのです。
おしっこの臭いには、重曹ではなくクエン酸が効果的です。臭いの原因であるアンモニアはアルカリ性です。アルカリ性は酸性で中和させると臭いを消すことができます。
虫が発生した後の対処方法
まず、発生してしまったゴミ箱の中身をすべて捨てて、ゴミ箱自体をきれいに洗いましょう。きれいに洗ったあとは、完全に乾かして水気をとばしましょう。ゴミ箱から臭いがするということは、衛生的ではないということです。
衛生的ではないゴミ箱を、日常生活をしているスペースに置いておくのは、あまりよい気分ではありませんよね。ゴミ箱の掃除は、いつかはしないといけないものなので、虫が出てきてから慌てて掃除をして清潔にするのではなく、いつもきれいにしておけるようにこまめに掃除をしておけるとよいと思います。