3歳でスプーンが上手に使えない!練習方法や食具選びのコツを知ろう
3歳になる我が子がスプーンを上手に使えず、どのように練習すべきか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。保育園や幼稚園で困るのではないかと心配するママもいるかもしれませんね。そこで今回は、スプーンが使えない原因や練習方法についてまとめてみました。食具の選び方もあわせて参考にしてみてくださいね。
スプーンが使えない原因やママたちの声
原因は手首や指先の柔軟さ不足かも
スプーンを正しく使うには、指先に力を入れたり手首を柔軟に動かしたりすることが求められるため、使い方をマスターするにはある程度時間がかかるでしょう。なかなか上手に使えるようにならない場合には、手首や指先の柔軟性が不足していることが考えられます。
積み木やブロックなど、小さなものを親指と人差し指でつまんで遊ぶことができるか、泥団子作りやはさみなど、手首を使う動作をともなう遊びができるかどうか、一度振り返ってみましょう。
園生活で使えないと心配するママたちも
園の先生から指摘されるのではないかと不安になるママも多いでしょう。しかし、実際には入園後もスプーンが上手に使えず、手づかみで食べる子もいますし、成長や発達には個人差があるためスプーンを使えないことを指摘する先生は少ないようです。
また、園生活では周りのお友だちが食具を使って食べているのを見て、刺激を受けることもあるでしょう。「スプーンを使えるようになりたい」という気持ちが芽生えれば、上達も早いかもしれませんね。
スプーンの持ち方は鉛筆持ちを目指そう
上手持ちでスプーンを使うことに慣れてきたら、次は手首を返して持ち手を下から握る練習をします。指先の細かな動きや手首の回転が十分にできない時期は、上手にすくうことができず苦戦するかもしれませんね。
しかし、これができるようになると大人と同じく「鉛筆持ち」でスプーンを使えるようになります。鉛筆持ちとは、スプーンの柄を人差し指と親指で挟み、残りの指で軽く握る持ち方のことです。スプーンの練習をする際は、最終的に鉛筆持ちができるようになることを目指しましょう。
スプーンの上達につながる方法は
お友だちや大人を見て真似をすることも
3歳くらいになるとスプーンの持ち方やすくい方などを、目で見て理解することができるかもしれません。そして何より「食事はスプーンで食べるもの」という認識づけのきっかけになるでしょう。
また、同じくらいの年齢のお友だちと一緒に食事をするのも効果的です。お友だちがスプーンを上手に使って食事をする姿を見て、「自分もスプーンで食べられるようになりたい」と思ってくれるとよいですね。
生活の中で指先の発達を促す
お絵かきではクレヨンを指でしっかり持つ必要があるので、指先に力を入れることができるようになります。粘土や折り紙は、形を作る際に指先の器用さが求められ、遊びながら鍛えることができるでしょう。
また、指先のトレーニングは水道の蛇口をひねる、ボタンを留め外しするなど、生活の中でも発達を促す動作があります。初めはうまくできず泣くこともあるかもしれませんが、ママがそっとフォローしつつ、少しでも上達したらたくさん褒めて子どものやる気を大切にしましょう。
遊び道具で「すくう」動作の練習を
ママがゆっくりとすくう動作を見せることも効果的ですが、遊びの中にすくう動作を取り入れるとより楽しく練習することができるでしょう。例えば、砂遊びでスコップを使い、砂をすくってバケツに入れる遊びは子どもも喜んでやろうとします。
お風呂の時間にお玉などを使って水をすくう遊びをするのもよいですね、お風呂場ならこぼしてもママの手間が増えることもないので、子どもにのびのびとすくう動作の練習をしてもらうことができるでしょう。
成功のコツや家庭での心構えを知ろう
スプーン選びも成功のコツ
持ち手に滑り止め加工がしてあるものや、子どもの手にフィットするようなカーブがついているものは持ちやすいようです。すくったものが落ちにくい深めのスプーンも、成功率を高め子どものモチベーションアップにつながりそうですね。
好きなキャラクターがいる子どもには、そのキャラクターが描かれたスプーンもおすすめです。大好きなキャラクターと一緒なら積極的に使ってくれるかもしれませんね。