生まれたての赤ちゃんとの生活。注意することや大変なときの対処法
生まれたての赤ちゃんとの生活は慣れるまで大変なこともありますね。赤ちゃんが健やかに育つように、注意することや大変なときの対処方法をもう一度確認しておきましょう。上の子が赤ちゃん返りをして困ることがあったとしても、ママも上の子も無理をしないで過ごせるようにしたいですね。
生まれたての赤ちゃんの特徴と注意点
新生児特有の体の様子や生活リズムがある
頭には大泉門といわれるくぼみがあります。これは、小さな骨が組み合わさっている頭蓋骨がまだ完全にくっついていないからですね。
また、生まれたときよりも体重が減ることがあります。これは生理的体重減少といい、生後2~5日までに3~10%ほどの体重が減り、生後7日ごろには出生体重に戻るでしょう。生理的黄疸や新生児微笑、原始反射などが見られることもあります。
新生児は昼夜関係なく眠ったり起きたりを繰り返して過ごします。ママのお腹の中にいたときのリズムが残っていることが影響しているのでしょうね。
赤ちゃんの体温調整に気をつける
そのためにママが赤ちゃんが暑がっているのか寒がっているのかを判断することが求められます。赤ちゃんの顔色や唇が青ざめているときや、手足の血色が悪いときには寒がっているのかもしれません。寒いと泣いて体温を高めようとすることもありますので、泣くことで分かることもあります。
一方でたくさん汗をかいているときや顔を赤くしているときは暑がっている可能性があります。体温が上昇すると乳幼児突然死症候群を引き起こす原因になるともいわれていますので、快適な温度を調整したいですね。
添い寝は転落や窒息事故に気をつける
消費者庁によると、2010年12月~2017年6月までに寄せられたベッドから転落した6歳以下の子どもの転落事故は1,120件になります。その中で0歳児の転落事故は721件であり、全体の64%以上にものぼります。
2010年から2015年までの0歳児の就寝時の窒息死事故は160 件あり、0歳児における不慮の事故死の502 件の中で最も割合が高く32%を占めます。眠っている間にママが赤ちゃんに覆いかぶさってしまい窒息させてしまう事故も報告されています。添い寝は転落や窒息事故には細心の注意を払いたいですね。
上の子が赤ちゃん返りしたときの対処法は?
上の子の寂しい気持ちを受け止める
上の子が自分でできることをママにしてほしいと言ってきたり、お漏らしやおねしょが増えたり、わがままをより一層言うようになったりしたら、それは赤ちゃん返りかもしれません。そのようなときには、上の子の寂しい気持ちを受け止めて接してみましょう。
できるだけ上の子のお世話を優先し、上の子が望んでいるようにお世話をするのです。ママの関心が自分にあると上の子が感じられたら、赤ちゃん返りもおさまってくるでしょう。イライラして怒ってしまっては逆効果になってしまいます。
上の子との時間を設けてスキンシップを
上の子が抱っこを求めてきたときに応じて抱っこをし、求めてこなくてもたくさん抱っこしてみましょう。まだ十分に言葉の意味を分からない子どもでも抱っこをしてもらえば、それだけでママの愛情を感じられて、きっとエネルギーが充電できますよ。
上の子と2人だけの時間を作れるようにパパにも協力してもらいましょう。たまにはママと上の子だけで買い物に行ったり、遊びに行ったりする時間を少しでも作ることができたらよいですね。
赤ちゃんのお世話は上の子に一声かけてから
例えば、赤ちゃんのお世話をするときも、まずは上の子に一声かけてからにするのです。「赤ちゃん、おむつが汚れたみたいだから替えてくるね」「赤ちゃん泣いているね。おっぱいあげてきてもいいかな」などと上の子に断りを入れてからすると、上の子もママに自分を気にかけてもらえていると感じるでしょう。
自分の存在を大切にしてもらえると感じることや、ママに大好きだと言ってもらうことで、子どもは安心します。子どもを大切な存在だと行動や態度で示すことも大事ですが、言葉にして伝えることも大事なのですね。
赤ちゃんのお世話が大変なときはどうする?
家事よりもママの体を休めることを優先する
特に生まれたての赤ちゃんは昼夜関係なく眠ったり起きたりを繰り返し、おむつを替える回数も多いですから、ママも満足に眠る時間がとれないことでしょう。その上、家事もしなくてはいけませんから、ママが疲れきってしまうかもしれません。
育児と家事も大切ですが、それと同じくらいママの体も大切です。家事は手を抜くこともできますから、ママの体を休めることを優先しましょう。きっとパパも理解してくれますよ。