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赤ちゃん用調味料はいつから使える?正しい使い方や体への影響とは

赤ちゃん用調味料はいつから使える?正しい使い方や体への影響とは

赤ちゃんがなかなか離乳食を食べてくれず、調味料を使って味付けをしたいと考えているママは多いですよね。しかし、いつ頃から使えるのか、赤ちゃんの体になにか悪い影響はないのか、どんな調味料を使えばよいのかなど、悩みや疑問は尽きませんよね。ここではそんな離乳食に使う調味料に関する情報をご紹介します。

そもそも赤ちゃんの離乳食に調味料は必要?

離乳食に調味料が使える時期は中期以降!

調味料の一つでもある塩ですが、多くの調味料に入っています。体に入った塩分のうち余分な塩分を体の外に出すのは腎臓の役割になります。

腎臓は、生後6カ月でようやく大人の半分の機能を果たすようになります。この頃に塩分が多く体内に入ると腎臓に負担がかかってしまうのです。

赤ちゃんの腎臓に負担をかけないようにするためには、5~6カ月までは塩分が含まれる調味料は使わないようにし、素材の甘みや旨味のあるスープや出汁で味付けしましょう。調味料は7~8カ月ほどの離乳食中期以降に使うことが望ましいのです。

赤ちゃんは味覚器である味蕾(みらい)が機能していますから、薄味でも十分に味を感じることができます。調味料がなくても素材を味わって食べられるのですね。

離乳食に使ってもよい調味料

離乳食は薄味がよいですから、どの調味料も少量から使いましょう。

まず、離乳食中期から使える調味料は、バターと砂糖です。バターは通常のバターでなく無塩バターを、小さじ4分の1を風味付け程度に使いましょう。砂糖は少量を使い、黒砂糖はボツリヌス菌が入っている可能性がありますので、1歳まではやめておきましょう。野菜の甘みや果物の甘みでも十分です。

後期から使える調味料は塩、しょうゆと味噌があります。塩は0.3g程度、しょうゆは塩分が高いので少量で風味付け程度にしておきます。お味噌も少量ですが、お味噌汁を作る場合は出汁と味噌を使うと濃すぎるのでどちらかにしておきましょう。

そのほかの調味料はそれ以降に使う方がよいですね。

味付けは出汁や野菜スープが好ましい

離乳食の味付けには、出汁や野菜スープで十分になります。離乳食用の粉末の出汁や野菜スープも売っていますから、簡単に作りたいママは使うと便利ですよ。

出汁を作るときも濃すぎてはいけませんから、かつお出汁はかつお節小さじ1を茶こしに入れて熱湯100mlをさっと注ぐだけでOK。昆布出汁は水100mlに昆布2cm角を入れて1時間以上つけておき加熱して使います。初めて食べるときは植物性の出汁になる昆布出汁がおすすめです。

野菜スープは、玉ねぎ、人参、じゃがいもなどを各10gと水100mlを鍋に入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして10分煮てから煮汁をこします。野菜は何でも大丈夫ですが、アクが強いものはやめておきましょう。

調味料を使うことによる赤ちゃんへの影響

塩分のとりすぎは肝臓への負担が大きい

塩分のとりすぎは血圧を上昇させるという話をきいたことのあるママも多いと思います。血圧が上昇すると血管に負担をかけることになります。

肝臓は血液中の有害物質を処理する臓器ですから、大量の毛細血管が肝臓の中にあります。血圧が上がれば肝臓の中の毛細血管がダメージを受けますし、毛細血管と接している肝細胞も傷ついてしまいます。

塩分を排出する働きをする腎臓も塩分をとりすぎると大きな負担がかかりますが、肝臓も同じように塩分のとりすぎは負担をかけてしまいます。塩分のとりすぎは、成熟していない赤ちゃんの内臓に負担をかけてしまうのです。

ですから、離乳食を食べている時期は、とくに塩分を抑えた薄味の食物を食べることが大切なのですね。

糖分のとりすぎは乳児湿疹や乾燥の原因に

赤ちゃんの肌はデリケートですから、体の中からの刺激と外からの刺激に影響を受けやすいのです。赤ちゃんの肌に現れる乳児湿疹や乾燥肌はママの母乳が影響することもあります。

脂っぽいものや甘いものを多く食べたママの母乳を飲むと、乳児湿疹ができることがあるようです。ママの体をとおして入ってきた糖分が影響するのですから、赤ちゃんが直接口から取り入れた食べ物で糖分をとりすぎても同じように乳児湿疹がでたり、乾燥肌の原因になることがあるのです。

赤ちゃんの頃から糖分をとりすぎてしまうと、大人になって糖尿病を引き起こす原因ともなりますから、糖分のとりすぎには注意しましょう。砂糖だけでなく、果物、ジュースなどにも大量に糖分が含まれますから気を付けてくださいね。

生活習慣病のリスクを高めてしまう

生活習慣病というと大人の病気のようですが、食の基本を作る離乳食の時期に食べたものも影響するようです。離乳食の時期に、塩分や糖分、脂肪分などを大量に摂取すると赤ちゃんの味覚に偏りが出てしまいます。

本来は味を感じるための味覚器である味蕾(みらい)の機能が最も働いている時期に、濃い味を食べ続けることで機能が低下してしまうのです。そのため味覚が偏ると、塩分や糖分、脂肪分を大量に摂取して糖尿病や高血圧、肥満などの生活習慣病を発症するリスクを高めてしまうのです。

子どもの食事から生活習慣病に影響するのです。赤ちゃんが大きくなって気が付いたときには生活習慣病のリスクがあったとなると大変ですから、ママが注意をしてほしいですね。
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