赤ちゃんの寝る時間や特徴を知ろう!寝るときの服装や寝ぐずり対策
赤ちゃんは月齢によって、寝る時間に特徴があります。特徴をうまく知って生活リズムを整えてあげれば、赤ちゃんが快適に寝るお手伝いをすることができます。赤ちゃんの成長の過程にそった眠りの特徴、また快適に寝るための服装や、寝ずにぐずってしまうときの対策をご紹介します。
赤ちゃんの平均的な寝る時間や特徴を知ろう
昼夜の区別がつかない新生児期~生後1カ月
1日の半分以上が睡眠時間ですが、続けて寝るのは3~4時間程度です。まとまって寝ることはまだありません。
寝はじめて30分~1時間は眠りが深く、赤ちゃんの元気な成長に欠かせない成長ホルモンがたくさん分泌されます。その後は眠りが浅くなり、空腹や、おむつがぬれて不快を感じることで目を覚ましてしまうようです。
昼寝の回数がへる生後2カ月~生後3カ月
昼夜の区別をつけるため、例えば昼はベビーカーに乗せて15分くらい近所を散歩したり、夜は照明を落とすようにしたりして、ゆっくりと教えてあげてください。昼寝は午前1時間、午後2~3時間、夕方に30分くらいを目安にすると夜の睡眠リズムがつきやすくなります。
まだはっきりと昼夜を区別できる月齢ではないですが、夜に寝るリズムをつけるのはパパとママの健康にもよいですね。
睡眠リズムが整う生後4カ月~生後6カ月
平均睡眠時間は13~14時間、昼寝は2~3回で1回約2時間を目安にしてください。基本は早寝早起きです。朝は遅くとも7時までに起こしてあげると、早寝につながります。また昼寝は夜の睡眠に影響が出ないよう、夕方5時には起こしてあげてください。
赤ちゃんには個人差があります。なかなかリズムが整わなくても、「まだ時期ではないかも」と、見守ってあげてくださいね。
夜泣きがなくなる?生後7カ月~1歳
10カ月をすぎると昼夜の区別がよりはっきりしてきます。昼寝も1回になることが多くなるので、ママは外出しやすくなりますね。
昼は活動して夜は暗くして寝る、このリズムが整ってくる12カ月頃になると夜泣きもだんだん減るようです。また寝るときの服装を整えたりして、寝るきっかけを作ってあげることも、睡眠リズムを整えるポイントになります。
季節で変わる赤ちゃんが寝るときの服装
寝るときにパジャマを着せる時期の目安
では、なぜ赤ちゃんにパジャマを着せるのか。目的の一つは、生活リズムを整えるためです。
パジャマを着た赤ちゃんが「これを着たら寝る時間」と感じてくれるようになればスムーズに眠りに入ることができます。そのためパジャマを着始める月齢は、昼と夜を認識し始める3~4カ月頃が目安になります。
おすすめのパジャマは、お座りができるまではロンパースかカバーオール、お座りができるようになったらセパレートタイプが着替えるときに便利です。セパレートでも、上下の服をボタンで留められるパジャマもあります。お腹が出ないので、安心ですね。
夏はエアコンの有無で服装を変えよう
まずエアコンがついているとき。肌着+カバーオール、またはシャツ+パジャマの組み合わせが目安です。肌着やシャツは汗取り用で、肌に優しい綿100%がおすすめです。
エアコンがついていないときは、気温により違います。ママが「ちょっと暑いかな」と感じる日では、エアコンがついているときと同じ服装が目安です。ママが「暑い!」と感じる日なら、ロンパース1枚、または薄手のパジャマのみで寝かせてあげてください。
エアコンをつけない日には、汗をかいたらすぐに取り換えられるように背中にガーゼを挟むのもおすすめです。
冬は着せすぎかけすぎに注意しよう
寒くないか心配なときは赤ちゃんの手を握ってください。手足が温かく、機嫌よく寝ていれば大丈夫です。
冬場の服装の目安は、生後2カ月までの赤ちゃんなら短い肌着と長い肌着を重ねた上にロンパースを着せてあげてください。3カ月を過ぎると体温が高くなるので、シャツとパジャマ(または肌着とロンパース)の組み合わせがおすすめです。
また赤ちゃんは、体にかかった毛布を蹴飛ばしてしまうことがあります。そんなときはスリーパーを着せてあげると動いても安心です。