抱っこで得られる効果とは。新生児や幼児期での抱っこの違い
抱っこ効果は子どもだけじゃない
抱っこは大人のストレス軽減に効果的
このオキシトシンは、大人も癒やしてくれます。子どもを抱っこしているうちに、パパやママも元気になっているのですね。確かに、赤ちゃんを抱っこしていると、いつの間にか気持ちが穏やかになります。
おもしろいことに、パパとママではオキシトシンが分泌される場面が違うそうですよ。パパは体を動かしながら一緒に遊んでいるときにたくさん分泌され、ママは優しく抱っこしているときだそうです。
それぞれのやり方で、赤ちゃんとの楽しいスキンシップの時間を作れば、家族みんなが癒やされるというわけですね。
大人のぬいぐるみ抱っこは安心感を得られる
心理療法の中に「ぬいぐるみテラピー」というものがあります。ある研究グループが「ぬいぐるみを抱くことでどんな癒しの効果があるか」ということについての研究をしました。
その研究グループが「ぬいぐるみに触れると、大人でも気持ちが落ちつき、癒しをもたらす効果がある」という結果を発表しました。どうやら、ぬいぐるみを抱くことでもオキシトシンが分泌されるようです。
犬を抱っこすると幸せホルモンの分泌が促進
今やペットは、人間の精神衛生を守ってくれる大切な存在です。でも、それは、どんな動物でもいいということではなく、本当に自分が好きな動物でないと効果はないそうです。確かに、苦手な生き物と一緒にいても、癒やされる感じはありませんよね。
このように、抱っこ効果は子どもだけの話ではなさそうです。赤ちゃんを、ぬいぐるみやペットと同じように考えることはできませんが、大人も同じだと考えると、抱っこしてほしい赤ちゃんの気持ちが何となく理解できるような気がします。
まとめ
抱っこで得られる影響は予想以上にたくさんあります。精神的にも肉体的にも抱っこの効果は大きいようですね。
また、新生児では体を密着することでの安心感、幼児期ではオキシトシンの効果による安心感、この安心感が、いろんな方面にいい影響を与えているようです。
これからも、子どもが嫌がるようになるまではどんどん抱っこをしてあげてくださいね。そして機会があれば、周りの人にも抱っこの大切さを教えてあげてください。