フォローアップミルクを嫌がるのはなぜ?ママの悩みや上手な対処法
「健康や成長のために子どもにフォローアップミルクを飲ませようとしても、嫌がってなかなか飲んでくれない」という悩みはよく聞きますよね。そこで今回は、フォローアップミルクとはそもそも何なのか、また子どもがフォローアップミルクを嫌がる理由や上手な対処法についてご紹介します。
フォローアップミルクを嫌がる子に悩むママ
これまで完母だったためかミルクを嫌がる
とくに離乳食を1日3回摂るようになる生後9カ月以降になると、「離乳食だけで栄養が摂れていないだろうからフォローアップミルクをあげた方がよいのかな?」と考えるママが増えます。職場復帰にあたり、保育園から「入園までにフォローアップミルクを飲めるようにしておいてください」と言われる場合もあるようです。
しかし、それまで完母で育ってきた子は哺乳瓶に慣れていないため、嫌がって受けつけない場合が多々あります。
卒乳したのにミルクを飲んでくれずに困る
しかし、パパやママの思ったとおりにフォローアップミルクをゴクゴク飲んでくれる赤ちゃんばかりではありません。夜間授乳がなくなったり母乳の出が悪くなったりしたことを機に卒乳し、1日3回の離乳食とフォローアップミルクの組み合わせに切り替えようとしても、赤ちゃんが嫌がってしまう場合が多々あるのです。
フォローアップミルクは水分補給という観点からも飲んでほしいものですが、離乳食後に飲んでくれないという嘆きはよく聞きます。
鉄分などの栄養不足にならないか心配
フォローアップミルクには鉄分などの赤ちゃんに必要な栄養が豊富に含まれていますが、いざ与えようとすると赤ちゃんが泣いて嫌がることが珍しくありません。「離乳食以外は麦茶しか飲んでくれないし、このままでは鉄分不足で貧血になってしまうかも」と不安になるママは多いものです。
好き嫌いが激しく離乳食があまり進んでいない、離乳食を丸のみしてしまうのであまり消化されていないなど、栄養面が気になる状況下ではなおさら、ミルクを飲んでほしくなりますよね。
フォローアップミルクを嫌がるのはなぜ?
フォローアップミルクの味が好きじゃない
母乳に慣れていた赤ちゃんであればなおさら、母乳のようなほんのり甘い味を好むことでしょう。メーカーによっても味は多少異なりますが、フォローアップミルクの味が赤ちゃん好みでない可能性は多々あります。
また、離乳食が進んで色々な味を楽しめるようになったことが関係している可能性もあります。パパやママと同じくらい濃い味つけの離乳食や、市販のおやつなどの甘い味のものを食べる機会が多いと、ミルクでは物足りなくなってしまう赤ちゃんもいます。その場合には味つけを見直してみるとよいでしょう。
哺乳瓶のゴムのにおいや感触が苦手
完母で育った赤ちゃんは、そもそも哺乳瓶を飲むことに慣れていません。いつものようにおっぱいを飲もうとしたときに口に哺乳瓶の乳首を当てられると、「ほしいのはコレじゃない!」と嫌がってしまいます。
母乳とミルクでは味が違うことに加え、哺乳瓶に慣れていない赤ちゃんは乳首のゴムのにおいや感触が苦手に感じてしまうのでしょう。混合育児やミルク育児の赤ちゃんと違い、完母の赤ちゃんは哺乳瓶自体に慣れることからクリアしていく必要があるのです。
離乳食でお腹が満たされている状態だから
しかし、赤ちゃんは内臓の発達がゆるやかなため、離乳食だけでは必要な栄養をすべて摂ることは難しく、母乳やミルクで補うことも必要です。3回食に移行する生後9カ月以降であれば、フォローアップミルクに切り替えて栄養を補っていくことになります。
ただし、赤ちゃんの胃は小さく、離乳食だけでお腹がいっぱいになって飲んでくれないこともあるでしょう。食後以外のタイミングを試してみることも必要です。
フォローアップミルクを嫌がるときの対処法
ストローやコップなど飲ませ方を工夫する
そんなママの不安を解決し、赤ちゃんの栄養摂取をサポートしてくれるのがフォローアップミルクです。哺乳瓶でなかなか飲んでくれないのであれば、子どもが飲みやすい方法を探ってみるとよいでしょう。
フォローアップミルクに切り替えるのは生後9カ月ごろからかと思いますので、その時期であればトレーニングを兼ねてストローやコップ、スパウトなどを試してみるのがおすすめです。持ち手がついていれば自ら意欲的に飲んでくれるかもしれませんよ。