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油断していると危険なこともある肩車!親子で安全に肩車を楽しむには

油断していると危険なこともある肩車!親子で安全に肩車を楽しむには

もし肩車中に子どもが落下してしまったら

まず子どもの様子を確認する

いくら注意をしていても、事故に遭遇することだってあります。もし肩車をしていて子どもが地面や床に落下してしまったら、まず子どもの様子を確認しましょう。

肩車中の落下事故では、頭を打つケースが多いようです。しかし、頭以外の怪我も考えられるので、頭部以外にも全身の様子を落ち着いて観察します。

頭部については、両手で触りながら出血や腫れ、へこみなどの異常がないかをチェックしてください。このとき、頭を揺するようなことは避けましょう。

全身を観察して異常が見られなくても、2~3時間ぐらいは特に注意深く子どもの様子を観察することが大切です。また、落下後の数日は嘔吐や食欲がないなどの症状が出ていないかを見守りましょう。

救急車を呼ぶかどうかは症状を見て判断

肩車中に子どもが落下して地面や床に頭部を打ってしまったときは、慎重な対応が必要です。救急車を呼ぶべきかどうかは、子どもの状態を見て判断しましょう。

子どもがぐったりしていて意識がないときや頭部からの出血が止まらないときには、速やかに救急車を呼んでください。ママやパパの呼びかけに応えないときや、話をしていて視線が合わないようなときも119番通報をした方がよいでしょう。

救急車を呼ぶべきかどうかを迷ったときには、小児救急電話相談(♯8000)が便利です。医師や看護師などの専門スタッフがアドバイスをしてくれます。救急車を呼ぶほどでもないと判断したときでも、病院の先生に診てもらった方がよいでしょう。少しでも心配なときには、受診をおすすめします。

覚えておきたい緊急時の対応

子どもの落下事故で多いのは頭部の怪我ですが、頸椎や脊髄の損傷も考えられます。首や背中には神経が集まっており、打ち所が悪いと意識障害や呼吸障害、手足の麻痺の症状が現れる場合もあります。

子どもが落下したときには、パパやママは声かけをして意識があることを確認しましょう。呼吸の有無も確かめます。

呼吸が確認できないときには、素早く人工呼吸などを行ってください。呼吸をしていて意識もあるのに体を動かせない場合は、脊髄の損傷の可能性が考えられます。この場合は首を動かさないようにして救急車の到着を待ちましょう。

もし子どもが胸やお腹の痛みを訴えているときには、横になるなどの楽な姿勢のまま、救急車を呼ぶか小児救急電話相談(♯8000)に相談してくださいね。

まとめ

肩車による親子の触れ合いは、子どもが小さいときにしかできません。パパやママの肩や背中の温もりを感じながらいつもとは違う高いところから見る景色は、子どもにとっては宝物となるでしょう。

しかし、子どもが大好きな肩車には、落下や物にぶつかるという危険性も潜んでいます。少しの油断で、大きな事故につながってしまうこともあるのです。パパやママは肩車の危険性を理解した上で、常に安全を意識して肩車を楽しんでくださいね。
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