妊娠後期の夫婦生活はいつまでOK?守りたいルールや注意すること
妊娠するとお腹の赤ちゃんのことや、自分の体の変化など、気になることがたくさんありますよね。そのなかで、パパとの夫婦生活について「妊娠中にしてもいいものなの?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。ここでは、妊娠後期に入った方の夫婦生活についてや、赤ちゃんのために守ることなどをご紹介します。
妊娠後期のママの様子や夫婦生活について
妊娠後期とは8カ月以降のこと
この時期はお腹が大きくなるだけでなく、お腹のなかの赤ちゃんも成長しているため、胎動を活発に感じるようになります。どんどんと足で蹴られている感覚や、ぐにゅぐにゅと赤ちゃんの動きと一緒にお腹が動くなど「元気に動いているな」と愛おしく感じますよね。
妊娠後期になると膀胱が圧迫されるため、トイレが近くなることがあります。そのほかにも、お腹が大きくなると動くのがつらくなり、少し歩いただけで息切れする方もいますよ。
夫婦生活はしてもよい
お腹が大きくなってくる妊娠後期でも、一般的には夫婦生活をしてもよいといわれています。夫婦生活をおこなうことによる、赤ちゃんやママのお腹への影響はほとんどないので安心してくださいね。
しかし、妊娠中は体調が不安定になることがあったり、後期に入ってつわりの症状が出てくる方もいます。ママの体調を見ながらすることが大切ですよ。
心や体の変化から消極的になるママも
妊娠中のママは、お腹の赤ちゃんを守るために頑張って生活していますよね。心や体、生活の変化などによってパパと夫婦生活をすることに消極的になってしまうママもたくさんいますよ。
一方パパのほうは体に変化がないため、ママが妊娠していてもしたいと思っている方は多いでしょう。ママは出産への不安から心に余裕がないときもあるので、自分の欲求だけを優先するのではなく、ママの体や心の変化を気遣いながら優しく接することが大切ですよね。
妊娠中の夫婦生活はルールを守って
ママへの負担が少ない体位で浅く短く
妊娠中に子宮に大きな刺激を与えてしまうと、異常出血したり早産になったりする危険性も考えられます。パパと夫婦生活をするときはママの体を1番に考えて、負担の少ない体位で浅くすることが大切ですよ。
また長い時間おこなうと、ママの体に大きな負担を与える可能性があります。なるべく短めに済ませ、ママの体を休めましょう。また、途中でママの体調が悪くなったときは、無理に進めず様子を見てくださいね。
コンドームを着用して清潔に
コンドームは避妊を目的として着用するだけでなく、感染症予防ができるといわれています。妊娠中は体の抵抗力が弱っているため、感染症などにかかりやすい状態です。妊娠中に感染症にかかるとママの体だけでなく、お腹のなかの赤ちゃんの命にまで危険が及ぶ可能性があるので注意してくださいね。
パパとの夫婦生活は夫婦仲を良好にする大切なものでもあるので、ママが不安にならないようにすることが大切です。パパは、コンドームを着用することを忘れないようにしましょう。
おっぱいはできるだけ触らない
パパと夫婦生活をするときに、おっぱいを触ることがあるかもしれませんね。しかし、ママのおっぱいは赤ちゃんを育てるためにすでに準備をしている状態なので、パパが触ってしまうと刺激を感じておっぱいが余計に張ったり、痛くなったりする可能性があります。
ママのためにも、できるだけおっぱいは触らないように心がけてくださいね。
こんなときは夫婦生活をやめておこう
病院から安静の指示がある場合
早産の危険性があるといわれても、ママ自身にお腹が張って痛いといった自覚症状がない場合もありますよね。「お腹も痛くないし、ちょっとくらい大丈夫でしょう」と、夫婦生活をしてしまうママもいるかもしれません。
しかし、先生はたくさんの妊娠や出産をこれまで診てきています。自覚症状がなくても先生に止められたときは、守ることが大切ですよ。安静の指示がなくても不安を感じている方は、夫婦生活について相談してみるとよいでしょう。