赤ちゃんに触る前に手洗いは必要?手洗いのタイミングとコツを知ろう
赤ちゃんは大人と比べるととても繊細ですよね。そんな赤ちゃんに触る前には、必ず手洗いをした方がよいのでしょうか?また、手洗いするときはどの程度洗えばよいのか、いつ洗えばよいのか、という点も気になりますよね。ここでは、赤ちゃんに触る前の手洗いについて、コツも含めながら詳しくご紹介します。
赤ちゃんに触る前にはしっかりと手洗いを
赤ちゃんはまだ抗体が十分でない
赤ちゃんの免疫力は日々の生活のなかで少しずつ高まっていきますが、赤ちゃんの抗体が十分でないうちは、パパやママが赤ちゃんを細菌やウイルスから守ってあげましょう。赤ちゃんは、手の届くものであればなんでも触ったり、口に入れたりしますので、赤ちゃんが触るおもちゃなども、なるべく清潔を心がけて除菌をするとよいでしょう。
また、触れる人の手から赤ちゃんに細菌やウイルスが感染することもあります。赤ちゃんを触る前には手洗いをして、清潔な手で触れるようにしましょう。
いつまで除菌に気をつければよいの?
そのため、1歳頃までは赤ちゃんを不要な病気から守るために、赤ちゃんが触るもの、口に入れてしまうおもちゃ、使う食器などの除菌に気を配るとよいでしょう。ただし、赤ちゃんは日々の生活のなかで、少しずつ細菌やウイルスに触れながら免疫力を高めていきます。
したがって、神経質になるほど除菌や消毒を徹底する必要はありません。家族がストレスなく続けていける範囲で、除菌や消毒をするようにしましょう。
手を洗うときのコツを知ろう
手を洗うときのポイントは、必ずせっけんやハンドソープを使い、たっぷりの水で流すことです。せっけんやハンドソープは、殺菌効果がある薬用タイプを使うと、除菌効果が上がりますので、おすすめです。
手を洗うときは手のひらだけではなく、手の甲、指の間、爪の間、手首なども丁寧に洗うようにしてください。指の間や爪の間は細かい箇所なので洗いにくいですが、指一本ずつを反対の手でこするように洗うと、きれいに洗えますよ。
洗い終わったら水でせっけんをしっかり流して、清潔なタオルで拭くようにしましょう。
手洗いに気をつけるタイミングとは?
帰宅時には手洗いやうがいを忘れずに
手洗いやうがいはパパやママ自身の健康管理にも役立ちますので、ぜひ習慣にしてくださいね。また、うがいができない年齢の子どもがきょうだいにいる場合は、カテキンが入っている番茶やほうじ茶を飲ませてあげると、抗菌効果があるのでおすすめですよ。
そして、帰宅後にシャワーを浴びる、赤ちゃん自身をお風呂に入れる、という方法も有効です。直接除菌をする方法ではありませんが、皮膚を清潔に保ち、蒸気による保湿効果が得られるので、病気の予防につながります。
「授乳前」「食事前」「おむつ替えの後」に
食事前は、離乳食を作るとき、食器に食べ物をうつすときも手を清潔に保つようにしましょう。おむつ替えの後は、赤ちゃんのお尻を拭いた後ですので、自然と手洗いをするパパやママが多いでしょう。
おむつ替えの前にも手を洗うようにすると、さらに清潔さを保てるのでおすすめです。それ以外は、鼻をかんだり触ったりした後、髪の毛を触った後にも手を洗うとベストです。
しかし、髪の毛は無意識に触れていることも多いですよね。なるべく触らずに済むように、髪を束ねておくという方法もよいですよ。
神経質になりすぎないように
清潔にすることは大切ですが、適度に、無理なく続けられる範囲で実践していきましょう。例えば、帰宅後、授乳前、食事前、おむつを替えた後は必ず、というように、ここだけは!というタイミングを決めて手洗いを習慣づけると、続けやすくなりますよ。
また、パパが手洗いをしなくてイライラしてしまう…というママも多いようです。そのような場合は、家族で話し合う機会を持ち、手洗いやうがいへの向き合い方を話し合ってみるとよいでしょう。手洗いやうがいは、家族みんなで無理なく続けていきたいものですよね。