ベビーダンスはどんなダンス?ママと赤ちゃんに与える効果とは
ベビーダンスは赤ちゃんと一緒に楽しめる運動の一つですが、どんなものかわからないというママは多いことでしょう。今回はそんな方のために、ベビーダンスとは何なのか、ママと赤ちゃん双方にどのような効果をもたらすのか、いつからできるのか、などについてご紹介します。
赤ちゃんと一緒に行うベビーダンスとは?
赤ちゃんを抱っこした状態で行うダンス
このダンスはママが赤ちゃんを抱っこした状態でリズムに合わせて踊るので、赤ちゃんとスキンシップをたくさん取りながら運動できますし、まだ言葉を話すことのできない赤ちゃんでも楽しいひとときを過ごすことができます。
ベビーダンスを通じて、赤ちゃんはママの呼吸や香りなどを感じることができるため、泣いていた赤ちゃんがご機嫌になったり、スヤスヤ寝てしまったりするなどの声もよく聞かれますよ。
英国式の社交ダンスがベース
たしかにこのダンスは、本格的な英国式の社交ダンスを手本にして作られたものではありますが、初心者でも踊りやすいように多彩なアレンジが加えられています。ベビーダンスの教室では、様々な家庭のニーズや赤ちゃんの成長段階に合わせたプログラムを学ぶことも可能ですよ。
日常的な動作を中心とした本格的な社交ダンスの基礎が学べるので、ダンス未経験の方から経験者の方まで、だれもが楽しく参加できるダンスといえるでしょう。
首がすわった3カ月ごろからできる
基本的には、体を動かしやすい服装と赤ちゃんの体を支えるための抱っこ紐さえあれば参加できます。首がすわる生後3カ月ごろから始めることが可能ですが、赤ちゃんの成長には個人差があるため、不安であればかかりつけ医に相談してから始めるとよいでしょう。
抱っこ紐やスリングで赤ちゃんの体をしっかり支えながらダンスをすることで、赤ちゃんとスキンシップをとりながら楽しく体を動かすことができますよ。
ママへのベビーダンスの効果は?
赤ちゃんとのコミュニケーションを育む
「いくら抱っこしても泣き止んでくれない」「どうして泣いているのかわからない」など、まだ言葉を話すことのできない赤ちゃんのお世話は大変です。昼夜を問わず泣き続ける赤ちゃんに手を焼いた結果、育児疲れに陥ってイライラしたり、情緒不安定になってしまったりするママは珍しくないでしょう。
おしゃべりができない赤ちゃんと意思疎通できるようになるには、親子が気持ちを通わせながら踊るベビーダンスがおすすめです。リズムに合わせて体を動かす心地よさを共有することで、五感を通じて親子でコミュニケーションをとることができますよ。
産後の運動不足の解消になる
そんなときこそ、場所や時間を選ぶことなく抱っこ紐一つでできるベビーダンスが役に立ちます。産後のママはどうしても育児優先で運動不足になりがちですが、ダンスで全身の筋肉を使っていくことで、妊娠前の体型を取り戻すことが可能になります。
また、産後のママのボディメイクや運動不足解消だけでなく、前後左右に揺れながら楽しくステップを踏むことで抱っこを楽しんだり、リフレッシュしたりするのにも効果的ですよ。
子育て仲間を作ることができる
近年、ベビーダンスを扱う本やDVDは数多く出版されていますが、お住まいの地域の公民館などで開催されている教室などで学ぶことも可能です。
とくに家の近くで開催されている教室の場合、同世代の赤ちゃんを子育て中の仲間に出会うことができるため、「体を動かすことが好き」という共通の趣味で盛り上がったり、子育て情報の交換や育児の悩みを相談したりすることも可能でしょう。
育児の悩みを気軽に相談できるママ友を作るよい機会にもなりますので、お住まいの近くでベビーダンス教室がないか、探してみてはいかがでしょうか?
赤ちゃんへのベビーダンスの効果は?
親からの愛情を実感し健やかに成長できる
ダンスをするときにお互いの呼吸や温もりを感じたり、パパやママが赤ちゃんに話しかける言葉を聞くことを通して、赤ちゃんはたくさんの愛情を実感できるのです。親子間で基本的な信頼関係を築くことは、これから始まる子どもの長い人生における、人と人とのコミュニケーションのあり方への基礎となっていくでしょう。
気持ちを通わせて踊る経験をすることで、親子の絆をより深め心身の健やかな成長をサポートしていけるとよいですよね。