上の子が赤ちゃん返りでトイレを拒否!焦らずに対応するコツと心構え
下の子が生まれ、赤ちゃん返りをしている上の子がトイレに行きたがらなくなることは珍しくないようです。それまでトイレトレーニングが順調に進んでいた場合には、思わぬ壁にぶつかって対応に悩むママも多いでしょう。そこで今回は、トイレを拒否する子どもに対応するコツや、ママの心構えについてご紹介します。
赤ちゃん返りの理由と対応方法を知ろう
赤ちゃん返りをする理由とは
2~8歳の子どもに見られることが多いですが、症状が現れる期間やどのくらい激しいかは個人差が大きいようです。こうした行動の背景には、「ママにもっと自分を見てほしい」という気持ちがあります。
確かに、それまでママの愛情を独り占めできていたのに、ある日突然下の子に注目が集まるようになったら上の子としては戸惑いますよね。また、「ママをとられてしまうかも」という不安も赤ちゃん返りの原因となっているようです。
成長している証拠と割り切ってみよう
そう考えると、赤ちゃん返りをする子どもは、ママを思いやり空気の読める子であると捉えることができます。また、ママの愛情という今の自分の必要なものをきちんと欲することができる健全な成長といえるでしょう。
ひとりでできることが増え、少しずつ自立していく中で、子どもはときどき安全地帯である親の愛情を再確認しながら成長していきます。赤ちゃん返りはその過程であると割り切ってみましょう。
上の子を優先しながら様子を見よう
幼稚園や保育園に行っている場合は、家で甘やかしすぎることが園での生活に影響するのではないかと心配になるかもしれませんね。しかし、案外ママのいないところではひとりで頑張っているケースが多いようなので、その分家では甘えさせながら様子を見ましょう。
ママが上の子のわがままや甘えに応えることで、子どもは「自分は何もできなくてもママに愛されているんだ」と感じることができます。
赤ちゃん返り中にトイトレに失敗した場合は
トイレに行けなくなることは珍しくない
トイレトレーニングの時期は、イヤイヤ期とも重なりやすいため、嫌がる子どもをトイレに連れて行こうとして激しく泣かれることもあるでしょう。
また、ママにお世話をしてもらいたくてお漏らしをする子もいるようです。赤ちゃんのお世話もある中での対応は、ママにとって負担となりますが、こうした行動は珍しいことではないので安心してくださいね。
トレーニングを進めずに中断しても大丈夫
トイレトレーニングは、子どもの心と体の準備が整ったときに成功します。2歳くらいになるころには、ある程度膀胱におしっこを溜められるようになり、体の準備はできてくるでしょう。
しかし、赤ちゃん返りが始まると、心のほうは不安定になりやすくトレーニングには適していないかもしれません。トレーニングを中断しても、再開するときに振り出しに戻ることは少ないので、心の準備が整うまで待ってみましょう。
焦らずに子どもの様子を見て再開しよう
しかし、周りの同年代の子どもがおむつをしていないのを見ると、我が子は出遅れているのではないかと不安になるママもいるかもしれませんね。また、おむつが外れていることを条件とする幼稚園に入園したいと考えている場合には、期限が迫り焦ってしまうこともあるでしょう。
トイレを楽しいところだとイメージづけるために好きなキャラクターグッズを置いたり、ご褒美を用意したりと方法は色々あるようですが、トレーニングの再開は焦らずに子どもの様子を見て進めていくことが大切です。
赤ちゃん返り中のトイトレへの心構え
ママが一生懸命になりすぎないで
保育園の先生から「お友だちはおむつを卒業し始めている」という情報を聞いたり、帰省するたびに両親から「まだおむつなの?」と聞かれたり、我が子のトイレトレーニングに行き詰まっている時期は、周りからの言葉に悩むかもしれませんね。
そういった影響もあり、「◯歳までにおむつを卒業させなくては」と自分を追い込んでしまうママも多いようです。しかし、前述のとおり、トイレに関しては子どものやる気次第というところもあります。ママは一生懸命になりすぎず、我が子のタイミングを待ちましょう。