赤ちゃんの車内放置はだめ!その危険性と万が一発見した場合の対処法
赤ちゃんの車内放置を防ぐための対策
チャイルドシートを視界に入りやすくする
特に赤ちゃんが熟睡して静かにしていると気がつきにくいです。赤ちゃんの存在を忘れないように工夫をしてみましょう。
チャイルドシートを運転席もしくは助手席の真後ろに設置している家庭も多いですが、運転席からバックミラーを通して視界に入りやすい位置に設置してみましょう。可能であれば、後部座席の中央がおすすめです。
この位置であればママだけでなく、パパや祖父母が運転したときもうっかり忘れを防げます。
園のスタッフと連絡体制を整える
過去に日本国内で、朝子どもを保育園へ連れて行くため車を走らせていたパパが仕事のことを考えながら運転していたらすっかり子どもの存在を忘れてしまい、そのまま出勤。2歳の子どもは1日中車に閉じ込められ、熱中症で死亡したという事故がありました。
たとえば、朝赤ちゃんが登園していない時点で園のスタッフがママもしくはパパに連絡するようにしておけば、こういった事故は防げるはずです。日によっては園への送迎を祖父母などの第三者にお願いするママも、園のスタッフとの連絡体制がしっかりしていれば安心ですよね。
貴重品はチャイルドシートのそばに置く
会社に行くときに必要な社員証などをチャイルドシートの隣に置くのもよいですね。貴重品やバッグを置くときは、赤ちゃんが手を伸ばしていたずらをしないように注意しましょう。
子どもを車内に忘れないための対策を決めたら、パパはもちろん祖父母など子どもを車に乗せる習慣がある人にも連絡して対策をシェアしたいですね。
家族みんなで協力し合って、赤ちゃんの車内放置を防ぐようにしましょう。
赤ちゃんの車内放置をみつけたらどうする?
緊急性があるか、赤ちゃんの状態を確認
炎天下の中、エアコンがかかっていないようであれば、熱中症になる危険も高いです。赤ちゃんが汗だくになっている、激しく泣いている、ぐったりしている場合などには特に緊急を要します。エアコンがかかっている場合や、窓が開いている状態であり、赤ちゃんの様子がおかしくない場合には、一刻を争うほど高い緊急性ではないケースもあります。
お店なら管理者に知らせ人が来るまで見守る
お店であれば複数のスタッフやお客さんがいますし、店内に赤ちゃんのパパとママがいる可能性も高いです。お店独自のマニュアルがあって、それに従って対応をおこなってくれる場合もあります。
管理者に連絡した後は、管理者が車に到着するまで赤ちゃんの様子をしっかりと見守りましょう。赤ちゃんの体調が突然変化したり、その場の状況が悪化したりする恐れもありますからね。
緊急なら警察か救急に連絡し指示をもらう
ただ、警察や救急に連絡をしても、実際に赤ちゃんのもとに到着するまでには時間を要します。また、実際に赤ちゃんの様子を見ているのは、発見者のみです。
連絡を受けた警察や救急は赤ちゃんの様子を目で見て確認しているわけではないので、待っている間にも赤ちゃんに異変を感じた場合には窓ガラスを割り、赤ちゃんを救出しなくてはいけないケースもあることを頭に入れておくとよいでしょう。
まとめ
夏場にエアコンをつけず、赤ちゃんを数分車内に放置しておくだけでも熱中症で命を落とす危険性があります。夏以外の季節には、熱中症の可能性は低くなるかもしれませんが、車上狙いや車の盗難被害にあってしまい、最悪誘拐事件に発展する恐れもあるのです。
また、車内放置の赤ちゃんを発見する側になった場合には、まず赤ちゃんの様子を確認し、ほかの人に助けを求めたり、警察や救急に連絡したりして指示を仰ぎましょう。