汚れた袱紗の洗い方が知りたい!ママに知ってもらいたい茶道の作法
ママに使いこなしてほしい「帛紗」の魅力
茶道を通じてリフレッシュするママが多い
茶道には「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という心得があります。これは亭主と客人がお互いに尊敬しあい、茶器や茶室をすみずみまで清め、わだかまりのない清らかな心でお茶を点てることです。また、動じない心を持つことでもあります。
点前の所作を一つ一つ丁寧にゆっくりと行えば、育児の忙しさから抜け出し本来の自分を取り戻せるかもしれませんね。今の茶道教室にはお茶の飲み方など習いたい部分だけ習えたり、カジュアルな服装で参加できたりする通いやすい教室もあります。
気軽に通える茶道教室で、リフレッシュしているママも多いですよ。
「帛紗さばき」は心を平常に保つ作法
格式が高いとされる濃茶の点前をするときには「四方さばき(よほうさばき)」という方法を取りますが、これは中国の陰陽五行(いんようごぎょう)の考え方がもとになっていて、茶室の東西南北や春夏秋冬の一年を清めるという意味があります。
帛紗さばきをすることで、目には見えませんが茶室という空間を清めています。また、帛紗さばきにより、自分の心も清めて客人に対するのですね。
利休百首には点前の最中には心を平らにするという内容があります。お茶を点てる前に気持ちを落ち着かせてゆっくりと行う帛紗さばきは、心を平常に保つ作法といえますね。
帛紗をオシャレに活用してみるのも
茶碗の下に敷く古帛紗には茶碗を引き立てる役割もあり、金糸や銀糸を使って織った金襴(きんらん)、銀欄(ぎんらん)、厚地で高級感のある織物の緞子(どんす)から作られたものなど、さまざまな柄や色があります。
古帛紗を点前以外でも活用してみてはいかがでしょうか?陶器やガラスの置物などの下に敷くと、一段とオシャレな雰囲気になりますよ。
古帛紗だけでなく、お茶道具には普段でも使いたい素敵なものがあります。たとえば懐紙入れをハンカチ入れや化粧ポーチとして携帯すれば、優雅で上品な気持ちになれるでしょう。
まとめ
茶道の帛紗は基本的には洗いません。ただ、水で濡らした布で汚れた箇所をやさしく叩いたり、ハンドソープ溶液に入れて押し洗いした後にタオルに広げて乾かしたりする人もいます。洗濯のできる帛紗もありますよ。
育児中のママの中には、茶道を通じてリフレッシュしている人もいます。オシャレな柄が多い古帛紗や懐紙入れは、置物の下に敷いたり小物入れにしたりして活用するのもよいですね。