子どもが家事のお手伝いをすることが教育に良いって本当?
4歳以降になると相手の立場を理解して自分の主張を抑制する「我慢」や「待つ」ことも覚えていきます。頭ごなしに「やらなくていい!」などと言ってしまうと、やる気をそこないかねないので「今日はもう遅いから、ママがやるね」などと理由を添えて断りましょう。
それでもやりたがる場合は、ごはんを運ぶのを手伝ってもらったり「明日◯◯をお願いしてもいい?」などと言ってみてください。その場合は必ず翌日のお手伝いは任せると良いですよ。
兄弟姉妹は上手に褒めるのが大切
可能であれば「これはお兄ちゃんにお願い、これは弟にお願い」と分けて頼めると良いのですが、下の子が上の子と同じことをしたがるケースには、「これは難しいから、まずお兄ちゃんの見てにしようね」と順番を決めてお手伝いしてもらいましょう。
できるかぎりそれぞれに「上手だね、助かったわ」と言ってあげるように、心がけたいですね。とはいえ、いつも公平には難しい。あくまで心がける、それだけですごいことです。
子どもを家事の戦力にはしないこと!
その方の娘さんは、小さい頃からお手伝いをちゃんとしてくれる良い子だったそうなのですが、小学生の頃からご飯を炊く担当をさせていて、ごはんを炊かなかった日は娘さんを叱っていたそうです。ルールを守らなかったら叱るのは一見正しいように思えるのですが、大人になった娘さんから「親が楽をしたいからさせられていたと長い間思っていた」と打ち明けられたそうです。
生活能力を身につけさせたい、自立心を育てたい。そんな思いを子どもに理解してもらうのはなかなか難しいようです。「戦力として見ないで、もっと褒めてあげられる方法があったのでは」と、先輩ママは語っていました。
まとめ
ちなみに失敗談としてご紹介したママさんも今はおばあちゃん。娘さんには「あの時は嫌だったけど、今はお母さんの気持ちも少しはわかるよ、少しはね(笑)」と言われているそうです。